子どもの何気ない口グセが、思考停止をまねき、成長を止めてしまうことがあります。
そこで今回は、子どもの成長を止まってしまう危険な口癖を3つ紹介します。
我が子が使い始めたら、一緒に解決してあげましょう。
また、子どもに限らず大人でもこの口癖を使っていることがよくあります。
子どもは親の鏡とよく言います。
成長を止めてしまう危険な口グセ、あなたは大丈夫でしょうか??
最後には子どもが成長していく口グセも紹介しています。
成長を止める危険な口グセの共通点
今回紹介する「成長を止める危険な口グセ」は、
- 「〜が悪い」
- 「〜だからできない」
- 「忙しい」
の3つです。
何気なく使っていることがあるのではないでしょうか。
この3つ口グセの共通点は、「使うと思考停止状態になる」ことです。
ようするに、やらないための言い訳であり、「どうやったらやれるかな」という前向きな思考をストップさせる言葉です。
自分以外の環境のせいにしているので、「だから自分はできない」「自分は悪くない」と正当化する口グセです。
具体的にみてみると、
成長を止める危険な口グセ①「〜が悪い」
「〜が悪い」というのは、例えば、
- 言ってくれなかった親が悪い
- 教えてくれなかった先生が悪い
- 仲間に入れてくれなかった友だちが悪い
と誰かのせいにしてしまうこと。
誰かのせいにし出すと、すぐにあきらめる癖がついてしまいます。
なぜかというと、他人というのは自分の思い通りに変えられない存在なので、「〜が悪い」と言うと無力感に包まれるからです。
成長を止める危険な口グセ②「〜だからできない」
言い訳の日本代表と言ってもいいくらいの言葉が「〜だからできない」という口グセですね。
- 時間がないからできない
- お金がないからできない
- 才能がないからできない
- 頭が悪いからできない
- 親にダメと言われたからできない
きっと誰もが一度は使ったことありますよね。ぼくも今までめちゃくちゃ使ってきました(笑)
「だって本当のことだからしょうがなくない??」と開き直ってしまう気持ちも分かるのですが、
人生において、成功した人と成功しなかった人の理由は同じ
という話を聞いたことがありますか??
有名な経営者やスポーツ選手たちの生い立ちを知ると、小さい頃から恵まれない環境にいた人たちが多いことが分かります。そこで彼らは、
- お金がなかったからやった
- 時間がなかったからやった
- 才能がなかったからやった
と普通なら「だからできない」という理由を逆に「やる理由」に変えてしまったわけです。
同じ口グセでも「〜だからできない」と言うか「〜だからやる」と言うか。
天と地の差が出るようです。
成長を止める危険な口グセ③「忙しい」
「忙しい」というのも子どもの成長を止めてしまう代表的な口グセです。
ぼくも大学生の頃、周りの友だちたちに「ごめん、最近忙しくてさ」というのがなんとなくカッコいいと思って連呼していた時期がありました。実際、保育士になるための勉強や研究発表のための調査、掛け持ちのアルバイトなどなど時間がなかったのは事実です。
しかし、ある時、知り合いにこう言われてハッとしました。
『忙しいという口癖は、「自分は時間を管理するのが下手です。」と周りに宣伝しているのと同じだよ。魅力が下がるから使わない方がいいよ』
その通りだなと思ってそれ以降は「忙しい」という言葉はなるべく封印するようにしました。
時間は誰でも平等、1日24時間が365日です。
忙しいからできないというのは、
やりたくないか優先順位が低いかどっちかです。
「忙しい」という口グセの裏にある本当の理由を子どもたちには考えて欲しいと思います。
子どもが成長していく口グセ
最後に、子どもがどんどん成長していく口グセを1つ紹介します。
その口グセとは、
「どうやったらできるかな??」
です。
成長していくためには「昨日できなかったことを今日できるようにする」の繰り返しがとっても大切です。
そのためには思考を停止してはいけません。むしろ思考をフル活用して考えを巡らせる必要があります。
そのために必要な言葉が「どうやったらできるかな??」です。
この言葉の良いところは「できるかできないか」を通り越して、そもそも「できる」前提で話を進めることができます。
親が子どもに「これってどうやったらできるかな??」と繰り返し伝えていくことで、子どもは自ら考えるクセがつきます。これこそが最近教育の世界で話題の「思考力」とか「クリエイティブな発想」につながるわけです。
小難しいことはいいので、とにかく
成長していくアイコトバ
「どうやったらできるかな??」
を口グセにしていきましょう!!