先日、最新の出生数が発表されましたね。
2018年の出生数は、調査開始以来過去最低の約91万人だそうです。(参考記事)
第二次ベビーブーム(昭和46〜49年)の時の出生数が1年で200万人くらいですから、その時期に比べたら今の子どもたちは同級生が半分以下しかいないことになります。
どんどん子どもの数が減っています。
こういった少子化の影響や、テクノロジーの進歩によって、子育てのカタチもどんどん変わってくると思います。
そこで今回は、「令和時代の子育て」をテーマに、親が子どもにしてあげたいことを紹介したいと思います。
親が子どもにしない方がいいことも書いているので合わせて一緒にご覧ください。
それぞれの項目で、話題の参考になるであろう著書も紹介しています。
親が子どもにしてあげたいこと
さっそくですが、これからの時代に「親が子どもにしてあげたいこと」は次の3つです。
- 時代の最先端を体験させる
- 学校で学べないことを教える
- グローバルな環境を用意する
時代の最先端を体験させる
「時代の最先端」と聞くと何を思い浮かべますか?
テクノロジーの分野でよく聞くのは「人工知能」や「自動運転」、「5G」などがあります。子どもたちの間だと「YouTube」や「 Tik Tok」、「人狼」などになるのかもしれません。
他にも「時代の最先端」と名のつくものはたくさんあります。
親が子どもにしてあげたいことの1つ目としてお伝えたいのは、そういった「新しくできたもの」に子どもが触れる機会をたくさんもった方が良いということです。
子どもの頃に新しいものに触れておくと子どもに「慣れる力」がつきます。そして、「組み合わせる力」もつきます。
想像力も育つので、大人には思いつかないような発想力も鍛えられる可能性もあります。
子どもたちが大人になる頃には、今はないたくさんの新しいサービスやテクノロジーが生まれてくると思います。
それらに対応して使いこなす力を手にするために、子どもの頃から「時代の最先端」体験できる機会を持てるのは重要です。
学校で学べないことを教える
2つ目は『学校で学べないことを教える』です。といっても、反社会的なことではありませんよ。
こう考えてみてください。
先生は学校で全然教えてくれないのに、社会に出てからめちゃくちゃ重要なことってたくさんあると思いませんか?
たとえば「お金のこと」。
学校の先生は、「こんな仕事があるよ」という職業は教えてくれるかもしれませんが、自分でお金を稼ぐ方法や資産運用の注意点は教えてくれません。「お金の役割」や「お金との上手な付き合い方」も教えてはくれないと思います。
たとえば「健康」。
ファーストフードを食べ過ぎることによる健康被害や、ダイエットの大変さ、日本人の死因1位であるガンのことなどは、生きる上ではとても重要なのに学校の先生はあまり詳しく教えてくれないと思います。
これらの他には「時間の上手な使い方」や「人間関係を円滑にする心理学」などもあります。
社会に出てから絶対にあった方がいい知識やスキルなのに学校では教えてもらえません。因数分解よりよっぽど大事だと思うのですが。
つまり、「学校で学べないことを教える」というのは、分野でいうと
- 「健康」
- 「お金」
- 「時間」
- 「人間関係」
です。
社会人になったら絶対に必要な知識やスキルを学ぶために親が子どもにできることは、
- 親子で一緒に学ぶ
- 詳しい人に話を聞きに行く
などがあると思います。
グローバルな環境を用意する(英語等)
親が子どもにしてあげたいことの3つ目は「グローバルな環境を用意すること」です。
これは何十年も前から言われていることですが、やはり重要です。
これはぼくの経験からも言えることなのですが、ぼく自身、初めて海外旅行は社会人になってからでしたが、今までの考え方や価値観がいかに小さくて薄いものだったかを実感しました。
もちろん海外旅行に行くだけがグローバルな環境ではありません。日本で体験できるグローバルはたくさんあります。
- 週末に開かれる海外をテーマにしたイベント
- 街にある外国人が運営するレストラン
- 英語教室やオンライン英会話
などなど
特に、英語に関しては、使えるのと使えないのではアクセスできる情報量に雲泥の差があります。国際社会はこれからも英語を中心に動いていくと言われているので、グローバルな視点と英語はセットで考えてもいいかもしれません。
重要なのは「さまざま経験」
ここまでに「親が子どもにしてあげたいこと」を3つ紹介しましたが、すべてに共通していることがあります。
それは、子どもにとって重要なのが「さまざまな経験」だということです。
新しいもの、古いもの、重要なこと、一見無駄なこと。世の中には子どもの刺激になるものがあふれています。
親としては、子どものためを思って「良いもの」を与えてあげたいと思うものですが、どんなものが子どもにとって「良いもの」になるのかは、子どもごとに違います。
1つの判断基準としては、子どもが「イキイキ・ワクワクしながら熱中できること」です。
でもそれを見つけるためには、まずはいろんなことを(親が)好き嫌いせずに子どもに与えてあげる必要があるように思います。
親が子どもにしない方がいいこと
反対に、親が子どもしない方がいいこともあります。
これは親が無意識のうちに子どもにしている場合もあるので注意が必要です。
次の3つです。
- 自分が知らないことを調べもせずに否定する
- "どーせ無理"と頭ごなしに否定する
- つまらなさそうに文句ばかり言って日々を過ごす
知らないことを調べもせずに否定する
人間は「自分が知らないこと=怪しいもの」と思う傾向があります。
また、「自分がよく分からないこと=嫌いなもの」と思う傾向もあります。
この2つの傾向が原因で子どもの好奇心は否定されることが多いです。
子どもが「ねぇママ、◯◯がしたい」と言い始めた時に、ママの興味がないことだったり、よく分からないことだったりすると、「そんな(よく分からないもの)やめなさい」とか言われたりします。
でも、これからの時代、この傾向はとても危険です。
なぜなら現代はテクノロジーの進歩や時代の変化が早すぎて、世の中は「新しいもの」で溢れかえっているからです。
今だにYoutuberを職業だと思えなかったり、パソコン一台で仕事して生活している人たちを怪しいと思ったりする人も多いです。
その点、子どもたちは柔軟です。好奇心のカタマリですから、新しいものにどんどん興味が移ります。
これは子どもの言うことを全て聞くということではありません。しない方がいいのは、「知らないことを調べもせずに否定すること」です。
知らないことがあれば調べてなんとなくでも理解した上で、それでも違和感が残るなら子どもと話し合うことが重要だと思います。
"どーせ無理"と頭ごなしに否定する
これも今の理由と似ています。
自分に自信がない大人は、誰かが新しいことに挑戦しようとすると「そんなの無理だよ」「そんなの辞めた方がいいよ」とその人を「引き下げよう」とするそうです。
その人が自分より先に行ってしまう気がして、自分より上層にいる気がして、危機感を感じるそうです。
それならば自分もなにか新しいことに挑戦すればいいのですが、自信がないからできません。
自分が階段を登る勇気がないから、階段を登りかけている人を自分の所まで引きずり戻す感覚。それが「どーせ無理」という言葉に現れます。
そして、多くの場合、この言葉は大人から子どもに向かっても使われます。
子どもが何か悪いことをしたのでしょうか。
子どもは身近な大人に可能性を決められてしまう存在なのでしょうか。
「どーせ無理」という言葉は使わない方が良い言葉です。
つまらなさそうに文句ばかり言って日々を過ごす
あなたが家にいる時、自分の親がいつも何かにイライラし、愚痴を吐き、ため息ばかりつきながら生活していたら、どんな気持ちになりますか?
子どもながらにその姿を見て、「いつかあんな風になりたいな」と思えるでしょうか?「早く大人になりたいな」と思えるでしょうか?
もちろん子どもは親だけでなく、関わる大人から影響を受けます。しかしそれでも「親」の影響力は絶大です。
「つまらなさそうに文句ばかり言って日々を過ごさないようにする」
これは今日からでも実践できます。お金もかかりません。
結局は、
さて、ここまでいくつか書きましたが、結局のところ、一番重要なのは、
「親が毎日楽しんでる姿を子どもに見せてあげること。
これに限ると思います。
子どもは毎日あなたの姿を見るわけですが、
そんな今のあなたを見て、
「大人って楽しそうだなぁ〜!」
「早く大人になりたいなぁ〜!」と思えるかどうか。
これが一番重要だと思います♪♪
子どもの勉強や習い事、お出かけも大事ですが、全てが全て子ども中心にならなくても良いと思います!
親のリフレッシュも大事、親の趣味も大事です!
親が子どもにしてあげらることの1番は「親が毎日楽しく過ごすこと」!
これならすぐにでもできそうじゃありませんか?
さいごに
今回は、変化の激しい令和の時代に親が子どもに"できること"3つとしない方がいいこと3つを紹介しました。
子どものためにできることがあれば実践してみてくださいね!
最後まで読んでくださってありがとうございました。