こんにちは!この記事は2019年に結婚したぼくたちが新婚旅行で世界一周した時の記録です。
記事概要
【概要】ヒースロー空港の入国審査が電子ゲート化されていて簡単・快適に入国できた話
ロンドン旅行を控えて入国審査にドキドキしている方も多いと思うので参考になれば幸いです。
結論
先に結論を言ってしまうと、ヒースロー空港では2019年5月20日から自動化ゲートの利用が可能になり、日本のICパスポート保持者は一定の条件を満たしていれば電子ゲートを利用して入国することができます。
ロンドンのヒースロー空港の入国審査について調べると、「チェックが厳しい」「時間がかかる」といった話がたくさん出てきます。
ぼくたちもドキドキしながらその時を待っていたのですが、実際の所は電子化された無人ゲートの入国審査で一瞬でした。
電子ゲート利用の詳しい条件等は以下にまとめています。
大混雑のヒースロー空港
ロンドンの玄関口であるヒースロー空港は、”入国審査が厳しい空港”として有名です。
入国管理官の質問内容が聞き取れずにあたふたしていたら別室へ連れていかれてしまったなんて話も聞いたことがあったので入国前からドキドキでした。
また、ヒースローは世界屈指の巨大空港なので到着時のタイミングによっては入国審査に1時間以上かかるなんてこともザラにあると聞いたことがありました。
そんなヒースロー空港も電子ゲートが登場したことによって何倍も利用しやすくなっています。
ヒースロー空港を利用した日
ぼくたちがヒースロー空港の入国審査を電子ゲートで通過したのは2019年8月7日(水)です。
電子ゲートが利用できるようになってから約2ヶ月半後ですね。
利用したフライト
ぼくたちが利用したのは【マレーシア航空MH004便マレーシア・クアラルンプール 発 -ロンドン・ヒースロー空港行き】でした。
フライト自体は台湾の桃園空港を出発して、クアラルンプールで乗り継ぎ、ヒースロー空港に向かうスケジュールです。(チケットの金額は片道で約4万円でした。)
機内エンタメとして映画「ハリーポッター」が全作用意されていたのは嬉しかったですね。いやでも気分上がります。
機内食もなかなか美味しかったです。
ヒースロー空港に着く直前はロンドン市街の上空を通ります。ぼくたちは座席が右翼側だったのですが、テムズ川と街がよく見えてラッキーでした。
入国審査の流れ
飛行機が空港に着いたあとは通常通り到着ターミナルを歩き、入国審査のゲートに向かいます。
飛行機を降りてしばらくは周りの人の流れに合わせれば大丈夫です。
注意するのはそのあとです。
しばらく進むと特定の国だけはレーンが分かれます。
日本人はブルーの看板の方へ進みます。
電子ゲートを利用できるのは一部の国のパスポート保持者のみです。
UK国民はもちろん、その他は、
- EU加盟国
- オーストラリア
- カナダ
- 日本
- アイスランド
- リヒテンシュタイン
- ニュージーランド
- 韓国
- ノルウェー
- スイス
- シンガポール
- アメリカ
が電子ゲートを利用できるようです。
レーンを進んでいると、中国のパスポートを持ったおじさんが、レーンを間違えたことに気付いて前から慌てて引き返していました。
そしてそのレーンを辿って進むとその先には電子ゲートがありました。
残念ながら写真が撮れない場所なので写真はありませんが、SF映画に出てきそうなLEDライトが光るカッコいいゲートです。
いざゲートでやることと言えば、
- 機械にパスポートをかざす
- 画面の案内に従って写真を撮る
以上の2点のみ。
滞在目的等の質問も無し、帰国のチケットの確認も無し。
あまりの呆気なさにぼくたちは逆に不安になるくらいでした。
その後も何事もなく荷物を受け取り到着ロビーまで行くことが出来ました。
電子ゲートが利用できる条件
ヒースロー空港の電子ゲートが利用するためには一定の条件があります。調べたので記載しておきます。
大きな条件は4つです。
条件
- 18歳以上であること(※1)
- ICパスポートを持っていること(※2)
- 渡航目的が観光であること(※3)
- 滞在が6ヶ月以内であること
それぞれ補足があります
(※1)12歳〜17歳は同伴の大人があれば電子ゲート利用可能。12歳以下は利用不可(ただし自動化ゲート利用可能国の審査レーンに並ぶことができるので、All other passportの長い列に並ぶ必要はない)
(※2)ICパスポートはパスポートの表紙下部にカメラのようなマークがある。
(※3)渡航目的が留学やビジネスの場合は電子ゲートを利用できません。詳しくは以下の人↓
①滞在予定が6ヶ月未満の短期留学
②滞在予定が3ヶ月未満のTier5の滞在
③滞在予定が1ヶ月未満の専門職(Permitted Paid Engagement)での滞在
④EEA(欧州経済共同体)国籍者の家族で、永住目的で入国する場合
自動化ゲート利用の注意点
電子ゲートはとても便利なのですが、1つだけ注意点があります。
それは、
電子ゲートを通過して入国するとパスポートに入国スタンプが押されないこと
パスポートにスタンプが押されてだんだん増えていくのって海外旅行の楽しみでもあったりしますよね。
妻もぼくも、イギリスにスムーズに入国できたのは嬉しかったのですが、UK(ユナイテッドキングダム)の入国スタンプがもらえないのはがっかりでした。
しかし、電子化は世界中で進んでいるので他の国でも入国時にスタンプがもらえないことが多くなっているので仕方ないことなのかもしれません。
パスポートもゆくゆくはクレジットカードのような1枚のカードになるんじゃないでしょうかね。もしくはスマホに搭載されるとか、、、。
その他
現在イギリスでは入国審査の電子化を進めているようで、2019年5月現在では国内15の空港と鉄道駅にて電子ゲートが設置されているようです。( 参照:英国政府ホームページ)
さいごに
ヒースロー空港での入国審査は電子ゲートでとても簡単でした。
入国審査の電子ゲート化は世界中で進められているので、これからもどんどん普及して欲しいですね。
ただし、電子ゲートの隣には、一般的な有人の審査ゲートもあったので、混雑具合によっては入国管理官がいる方へ通されるかもしれません。
もちろん、日本のパスポートを持っていて特に悪いことをしていなければ入国はできるはずですので、あまりドキドキする必要はないと思います。
万が一に備えて、一般的に聞かれるような質問には答える心構えをしておきましょう。
楽しいロンドン滞在になりますように!