お金・節約 ヨーロッパ 世界一周ハネムーン

【旅費総額】夫婦で4ヶ月間のヨーロッパ旅行をしてかかった費用を公開

かんかん

こんにちは!この記事は2019年に結婚したぼくたちが新婚旅行で世界一周した時の記録です。

記事概要

【国・都市】ヨーロッパ
【概要】ぼくたちが新婚旅行でヨーロッパを4ヶ月間周遊した時にかかった費用の話

ヨーロッパに4ヶ月間という長い期間旅行に行く人は少ないかもしれませんが、個人でヨーロッパ2ヶ国以上の周遊旅行に行ってみたいと思っている人は多いのではないでしょうか。

今回はそんな方に参考になる記事になっています。また、「海外旅行は高いから無理!」と諦めている方にも希望が持てる内容だと思います。

旅行の概要

迷宮都市・フェズ(モロッコ)

まず旅行の概要を簡単に説明します。

ぼくたちは2019年の2月に入籍し、4月から新婚旅行で世界一周をすることにしました。

ぼくたちの世界一周旅行は大きく3パートに分かれています。

  1. アジア編
  2. ヨーロッパ編
  3. アメリカ大陸編

今回は、その中のヨーロッパ編について、掛かった費用総額とその内訳を公開したいと思います。

旅行のスタイル

アジア編ではバックパッカースタイルで旅をしましたが、

アジア編はおんぶに抱っこスタイル(ベトナム)

今回のヨーロッパ旅行はスーツケースを転がしながらのスタイルにしました。

ヨーロッパでも、旅人のスキルを活かして旅費を安く済ませる方法をふんだんに取り入れての旅行になりました。

とはいえ、食事は普通に食べていましたし、野宿もしていません(空港泊や夜行バスはありますが)。観光地にもたくさん行きましたし、ガイド付きのツアーなどにも参加しました。

旅行期間

ヨーロッパ編の旅行期間は2019年8月〜12月中旬までの約4ヶ月間です(日数にすると130日)

3ヶ月のアジア編を終えて一時帰国してからの再出国だったので、2人とも仕事を辞めて出発したことで旅行時期は柔軟に調節できました。

最初の目的地はイギリスのロンドンでしたが、台湾経由のフライトが安かったため台湾にも数日滞在しました。

訪問国数

ベネツィア(イタリア)

ぼくたちが4ヶ月の間に訪れた国は22ヶ国です。

訪れた国

  • 🇹🇼台湾
  • 🇬🇧イギリス
  • 🇩🇰デンマーク
  • 🇩🇪ドイツ
  • 🇨🇿チェコ
  • 🇵🇱ポーランド
  • 🇱🇹リトアニア
  • 🇱🇻ラトビア
  • 🇪🇪エストニア
  • 🇫🇮フィンランド
  • 🇸🇪スウェーデン
  • 🇭🇺ハンガリー
  • 🇦🇹オーストリア
  • 🇬🇷ギリシャ
  • 🇧🇬ブルガリア
  • 🇹🇷トルコ
  • 🇪🇬エジプト
  • 🇮🇹イタリア
  • 🇭🇷クロアチア
  • 🇲🇦モロッコ
  • 🇫🇷フランス
  • 🇪🇸スペイン

4ヶ月という期間のわりに訪問国数が少ないのは、1つの国に長めに滞在することが多かったからです。

聖ヴィート大聖堂(チェコ)

国によって物価も違うので、どの国に何泊するかで旅費が大きく変わります。

参考までに滞在日数を以下に記載します↓。
最長はクロアチアの19日間、最短はオーストリアの1日でした。

滞在日数

  • 🇹🇼台湾[6日間]
  • 🇬🇧イギリス[14日間]
  • 🇩🇰デンマーク[3日間]
  • 🇩🇪ドイツ[3日間]
  • 🇨🇿チェコ[3日間]
  • 🇵🇱ポーランド[6日間]
  • 🇱🇹リトアニア[2日間]
  • 🇱🇻ラトビア[8日間]
  • 🇪🇪エストニア[3日間]
  • 🇫🇮フィンランド[7日間]
  • 🇸🇪スウェーデン[3日間]
  • 🇭🇺ハンガリー[2日間]
  • 🇦🇹オーストリア[1日間]
  • 🇬🇷ギリシャ[6日間]
  • 🇧🇬ブルガリア[2日間]
  • 🇹🇷トルコ[8日間]
  • 🇪🇬エジプト[5日間]
  • 🇮🇹イタリア[9日間]
  • 🇭🇷クロアチア[19日間]
  • 🇲🇦モロッコ[6日間]
  • 🇫🇷フランス[8日間]
  • 🇪🇸スペイン[6日間]

3ヶ月でかかった金額

それではさっそく、ぼくたちが3ヶ月の新婚旅行アジア編でいくら掛かったのか金額を紹介します。

いくらくらいだと思いますか?

ちなみに、ヨーロッパ編の前に東南アジアを3ヶ月間旅行した時にかかった金額は約60万円でした。2人で60万円なので1人あたり約30万円。1ヶ月あたりに換算すると1人約10万で過ごしていたことになります。

参考記事
【旅費総額】夫婦で3ヶ月間のアジア旅行をしてかかった費用を大公開!

続きを見る

さて、ヨーロッパはというと、、、

4ヶ月間のヨーロッパ旅行でかかった合計金額は、

約148万円でした。

2人で148万円なので1人あたり約74万円。1ヶ月あたりに換算すると1人約18万5,000円で過ごしていたことになります。

東南アジア編に比べると倍以上かかりましたが、「ヨーロッパ旅行は高い」という一般的なイメージから考えると安い方じゃないでしょうか。

内訳

では、ここからは旅費の内訳を紹介していきます。

ぼくたちは旅をしながら家計簿を細かめにつけていて、何にいくら使ったのかを記録しています。

今回はその分類ごとに内訳を紹介したいと思います。

分類

  • 飲食費
  • 宿泊費
  • 交通費
  • 観光費
  • 物品・サービス費(通信費)
  • 個人出費
  • その他

一般的に、旅行の際に一番お金がかかるのは交通費と宿泊費と食費だと言われています。

このグラフはぼくたちのヨーロッパ旅行の支出割合です↓

グラフを見れば一目瞭然ですが、ぼくたちの旅行も交通費と宿泊費と食費で全体の80%を占めました。

ヨーロッパ編の支出割合

補足

この記事の金額は全て日本円で表記します。(通貨換算アプリを使って旅行当時のレートで計算した金額です。)

また、金額が細かくなり過ぎないように十の位で四捨五入しました。

旅行中はこまめにメモを取るようにしましたが、中にはメモ漏れもあるので、今回の記事の金額はあくまで参考程度にして頂ければ幸いです。

それではここからそれぞれの内訳を紹介します!

飲食費

トゥールーズのレストラン(フランス)

食費は4ヶ月で約30万6,500円でした。

1ヶ月あたり約7万6,600円です。

1日あたりだと約2,600円になります。(2人で1日2,600円です。)

「ヨーロッパは物価が高い」という話をよく聞きます。

大前提として国によって物価は大きく違うので一概には言えないのですが、実感としては、「外食は高い」です。しかし、スーパーマーケットに行けば安く済みます。

現地の人が行くスーパーマーケットに行けば食材は安く手に入ります。

特に、日本では輸入品として割高で売られているチーズやハムなどが現地価格で売っているので非常に安く買えました。

日本では高いブルサンもヨーロッパは安い(フランス)

ヨーロッパで美味しかった食事はこちら↓

サントリーニ島のギリシャ料理[全部で5000円](ギリシャ)

ロンドンのフィッシュ&チップス[全部で3,200円](イギリス)

ヨーロッパでは外食ばかりしていると予算がすぐに尽きてしまうので基本は自炊生活でした。スーパーマーケットに行けば安い食材がたくさん買えます。観光ツアーでは行かない場所だったりするので、各地のスーパーに行くのは大好きです。

例えば、ある日の夜ご飯はこんな感じ↓です。これ全部で800円です。

プラハでのある日の夜ご飯[全部で約800円](チェコ)

ちなみに、食費で大きく影響するのは「お酒」だと思いますが、ぼくたち夫婦はお酒が苦手でほぼ飲みません。お酒大好き夫婦とかで海外行ったら毎日ビールを飲みたいという場合は、金額は大きく変わる(おそらく倍くらい?)と思います。

とは言うものの、例えばチェコはビールがめちゃくちゃ安いので、酒好きの方には天国だと思います。

瓶ビールが1本40円前後で買える(チェコ)

宿泊費

サントリーニ島のホテル[1泊6,600円](ギリシャ)

旅行の費用で上位を占める宿泊費は、4ヶ月で約37万3,100円でした。

1 ヶ月あたり9万3,300円です。

基本はバックパッカーズやホステルといった安宿に泊まり、気になるホテルやたまにちょっと良い宿(といっても安いですが)に泊まるようにしていました。

交通費同様に、宿泊費は旅行の仕方によって大きく変動します。

宿泊費を安く済ませるコツは宿泊予約サイトを1つに絞ることです。ポイントを貯めたり、キャッシュバックを利用します。

ぼくたちはBooking.comが使いやすくて大好きなのでフル活用しています。Booking.comは三井住友カードが発行する「Booking.comカード」と組み合わせて利用することでホテル予約がめちゃくちゃお得になります。

1ヶ月あたり約9万3,000円の家賃でヨーロッパ・アフリカを22ヶ国も巡ることができたと考えればなかなか安いのではないでしょうか。

4ヶ月のうちで1番安かった宿はポーランドのホステルで1泊1人あたり670円、1番高かった宿はフィンランドの宿で1泊1人あたり約8,400円でした。

寝転がってオーロラが見えるホテル[1泊1,7000円](フィンランド)

タリンの10人部屋ドミトリー[1泊1人1,200円](エストニア)

ギザではピラミッドが見える宿に宿泊[1泊2,600円](エジプト)

交通費

交通費の合計は約45万2,500円です。この項目が1番大きな出費になりました。

ヨーロッパは陸続きの国が多いのでバスや鉄道が発達しています。さらに、LCC(格安航空会社)を使えば驚くような低価格で長距離移動ができます。(近年のヨーロッパでは航空機の二酸化炭素排出量が問題視され始め、陸路移動を好む人が増えているみたいです。)

交通費は、項目をさらに細かくして

  • フライト(23万3,400円)
  • 鉄道(4万5,000円)
  • バス(9万円4,500円)
  • タクシー(2万円)
  • その他の交通費(5万9,000円)

に分かれるのでその詳細も紹介します。

フライト

ヨーロッパでおなじみのウィズエアー

フライトは合計約23万3,400円だったので,1人あたりだと11万6,700円です。

利用したフライトの金額と航空会社を一覧にしたので参考程度にご覧ください。(金額は1人分です。)

航路 金額(1人分) エアライン 検索方法
名古屋-台北(台湾) 14,250円 Air Asia スカイスキャナー
台北-ロンドン 42,000円 Malaysia airlines スカイスキャナー
ロンドン-コペンハーゲン(デンマーク)   8,200円 easy Jet スカイスキャナー
スウェーデン-ブタペスト(ハンガリー)   6,700円 Wizz Air スカイスキャナー
ウィーン (オーストリア)-サントリーニ(ギリシャ)   8,300円 Ryan air スカイスキャナー
イスタンブール-シャルム・エル・シェイク(エジプト) 11,000円 PEGASUS スカイスキャナー
カイロ(エジプト)-ローマ(イタリア) 18,900円 AEGEAN スカイスキャナー
ベネチア(イタリア)-フェズ(モロッコ)   5,200円 Ryan air スカイスキャナー
フェズ(モロッコ)-パリ,vatry(フランス)   5,300円 Ryan air スカイスキャナー

フライトはスカイスキャナーを使って金額重視でフライトを探しました。

ヨーロッパ圏内の飛行機移動は、たいていフライト時間が2〜3時間なので、シートが多少狭かったりドリンクサービスなどがなくてもLCC(格安航空会社)を使うことで安く移動できます。

長距離バスに乗るような気分で構えていれば、LCCの遅延やサービスの少なさにも「まぁこんなもんかな」と納得できます。

ただし、ぼくたちのように仕事を辞めて時間に余裕のある状態で旅行をしている場合はとてもありがたいLCCですが、日程の限られる旅行でのLCC利用は何かと不便が多いので遅延や突然のフライトキャンセルに対応する覚悟は必要だと思います。

ちなみに、ぼくたちは世界中の提携空港ラウンジを無料で使えるプライオリティ・パス( PriorityPass )を作っておいたので、LCC利用でも空港に行く時はアルコール含むドリンク飲み放題・食事無料の空港ラウンジで優雅な時間を過ごすことができました。⇒世界No.1の空港ラウンジサービス【PriorityPass】

食べ飲み放題で、ゆったり過ごせる空港ラウンジ

プライオリティ・パスはサイトから直接申し込んでも作れますが、楽天プレミアムカード(年会費1万円)を作ることで無料で作ることができます。ぼくたちは楽天ポイントも上手く貯めたかったので楽天プレミアムカードを作りました。

【海外旅行をもっと優雅に】世界中の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」をお得に手に入れる方法

続きを見る

鉄道

ソフィアからイスタンブールへの寝台列車[1人4,000円](ブルガリア)

鉄道は約4万5,000円でした。

1番高額だったのはブルガリアのソフィアからトルコのイスタンブールまでの夜行寝台列車です。1人あたり約4,000円でした。

残りは細かい出費です。各区の市内移動で使った1回数百円の電車移動の積み重ねが含まれています。海外の電車は日本の電車と違って車両が広々しているし満員電車はないのでとても快適です。

ヨーロッパの電車やバス車両には必ずといっていいほどベビーカーや自転車用のスペースが設けられていました。

バス内のベビーカー優先スペース(デンマーク)

ただ、車内の景色はどの国も日本と変わらず、みんなスマホをいじっていましたね。

バス

ヨーロッパ旅行のメイン移動は長距離バスでした。時間はかかりますが、「安いから」と割り切れば快適に過ごすことができます。

ぼくは景色をゆっくり眺めることができるバス移動が大好きなので苦になりませんが、乗り物酔いしやすい妻は路線によっては大変そうでした。

バス移動にかかった費用は4ヶ月合計で約9万4,500円でした。

ヨーロッパで有名なバス会社はFlix Bus(フリックスバス)という緑色のバスです。安いチケットを検索するとたいてい最初に表示されます。

ヨーロッパ格安移動の大本命[Flix Bus]

バス移動のメリットは荷物検査が緩いことと、EU圏内であれば出国審査や入国審査が驚くほど簡単だということです。(別にイケナイ物は持ってませんしアブナイ人ではありませんが、空港ほど煩わしくないのです。)

国境付近になると警察官や入国管理官がバスに乗り込んできて「パスポート見せて」と言われ、確認してそれで終わりです。陸続きの国ならではですね。

参考までに利用したバスの経路と金額いくつか載せました。国をまたぐ移動の安さに驚くのではないでしょうか。

経路 金額(1人分)
[往復]バーミンガム(イギリス)-オックスフォード(イギリス) 2,600円
[片道]バーミンガム(イギリス)-ロンドン 1,400円
[片道]コペンハーゲン(デンマーク)-ベルリン(ドイツ) 3,900円
[片道]プラハ(チェコ)-クラクフ(ポーランド) 1,300円
[片道]ブタペスト(ハンガリー)-ウィーン(オーストリア)    800円
[片道]アテネ(ギリシャ)-ソフィア(ブルガリア) 3,700円
[片道]ローマ-フィレンツェ    950円
[片道]ミラノ-ベネツィア    700円
[片道]トゥールーズ(フランス)-バルセロナ(スペイン) 1,800円

タクシー(Uber含む)

今回の旅ではタクシーは基本的に使っていません(理由は単純に高価だからです)。移動は電車かバスか徒歩がメインです。

イタリアのフィレンツェでは、バスターミナルの乗り場を間違えたことにギリギリで気がついて急遽タクシーを使うことになり、その時は20分くらいの乗車時間で4,200円かかりました。(電車を使えば300円くらいで済んだのに、、、)

ちなみに、物価の安いモロッコでは数回タクシーを使い、エジプトでは安全性の高いUberを使いました。Uberはスマホを使って行きたい場所を送信すれば今いる場所に迎えに来てくれて、値段もあらかじめ決まっていて数百円で移動できるのでとても快適です。

タクシー等で使った金額は約2万円でした。

その他の交通費

その他の交通費は約5万9,000円かかっています。

具体的に何の値段かといえば、フェリー移動費や公共交通機関の1Dayパスやレンタカー代です。

この項目は旅行の仕方によって差が出ると思います。

  • 「タリン(エストニア)からヘルシンキ(フィンランド)へのフェリー(1人1,500円)」
  • 「フィンランドのレンタカー3日間(12,800円)」
  • 「レンタカー3日間のガソリン代(7,800円)」
  • 「サントリーニ島からアテネのフェリー(1人4,900円)」
  • 交通機関の1Dayパス(必要に応じて)

などです。

というわけで、フライトから鉄道、タクシー等の交通費全てを合計すると4ヶ月間の交通費は約45万2,500円でした。

旅行の仕方によって大きく差が出る項目なので、1つの参考になれば嬉しいです。

観光費

観光費の合計は約11万4,000円です。観光施設の入場料やツアー参加費などが入っています。

歴史も古く見所が多いので、どうしても観光にかけるお金は増えてしまいました。アジア旅行の時は、1施設あたり数百円の場所が多かったですが、ヨーロッパでは1施設あたり1,000円以上が普通でした。

数えてみたら全部で36施設あったので、平均すると1施設あたり3,200円くらいですね。

一部を紹介します。

ディズニーランドパリ1Day/2Parkチケット[1人7,600円](フランス)

サグラダ・ファミリア[1人3,800円](スペイン)

参考

国名 観光施設・教会等 金額(1人あたり)
イギリス(オックスフォード) クライストチャーチ 1,300円
イギリス(ロンドン) グリニッジ天文台 1,700円
デンマーク コペンハーゲンカード1Day 6,300円
チェコ プラハ城入場料 1,250円
スウェーデン ヴァーサ号博物館 1,600円
ハンガリー セーチェニ温泉 2,100円
ギリシャ アテネ遺跡共通チケット 3,500円
ヴァチカン ヴァチカン美術館 2,000円
フランス ディズニーランドパリ1Day/2park 7,600円
スペイン サグラダファミリア 3,800円

博物館の入場料が安くなることはほぼないので、費用を抑えたければ行く場所を厳選するなどしなければいけませんが、この作業はなかなかつらかったです。お金はもちろん、時間とも相談しないといけないので、、、。

ただし、観光ツアーを安く抑えることはできます。そのポイントは「現地予約」と「英語ガイド」です。「日本の旅行代理店を通して予約」「日本語で予約」だと手数料や人件費などの関係でどうしても価格が上がってしまいます。

少し話がそれますが、観光費に限らず海外旅行を安くするコツは、ほんの少しでもいいので「英語が分かること」だと思います。

ぼくは数年前に「2年間のオーストラリア留学」という"お金"と"時間"を注いで英語を勉強しました。しかし今はオンライン英会話を使えば自宅にいながら激安で英語を学べるので上手く活用するのが良いかなと思います。

ちょっとでも英語ができれば、旅費を格段に下げることができます。

【参考記事】

【英語を学んで海外旅行をもっと楽しく!】無料体験ができるオンライン英会話をタイプ別に厳選

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物品・サービス費(通信費)

この項目は内容がいろいろです。ざっくり言うと

  • 海外SIMカード
  • 洗濯代
  • 荷物預け料

などです。(ほとんどがSIMカードの出費です。)

海外でスマホが使えればとても便利なので、現地でSIMカードを購入しました。特にヨーロッパでは最初に訪れたイギリスでSIMカード買いましたが、その1枚でEU圏内はほぼ使えました。便利ですね。

1日も早く1枚のSIMカードで世界中、もっと安くネットが使えるようになって欲しいです。

SIMカード金額参考

国名 プラン 金額(1人分)
イギリス(EU圏) 1ヶ月 データ通信4GB 約1,300円
エジプト 1ヶ月 データ通信16GB    約500円
モロッコ 1週間 データ通信2GB    約560円

他には日用品を買ったり、モロッコで安いスーツケースを買ったりしました。

両サイドが新しいスーツケース[2つで5,600円](モロッコ)

ヨーロッパではトイレの利用にお金が掛かることが多い(1回20円〜40円)ので、小銭を用意しておくのがちょっとめんどくさかったですね。

ヨーロッパでよく見掛ける公衆トイレ[TOI TOI]

物品・サービス費は、その他の細かい出費も合わせて約1万6,000円でした。

現地でのSIM購入はSIMフリー端末が必要なんですが、日本のスマホはSIMロックが掛かっている場合が多いので、短期の旅行であれば「海外レンタルWiFi」を使うことで通信費を抑えることができます。

【参考記事】

個人出費

個人出費は2人で約10万5,300円でした。

主に衣服などです。秋から冬にかけてヨーロッパに滞在していたので、少しずつ冬服が冬用の小物が増えていきました。

ヨーロッパで生まれたブランド『ZARA(スペイン)』や『Longchanmp(フランス)』は現地で買うのが一番安かったり、限定品が売っていたりするので、妻は国を移動するたびに興奮していました。

バルセロナの『ZARA』(スペイン)

安く衣類を揃えたい時は、ヨーロッパならほぼ全ての国にある『H&M(イギリス)』が便利です。

イギリスには『TK Max』というアウトレットのお店があり、そこではブランド物の衣類やバッグが定価の半額以下で売っていたりするのでオススメです!

その他

その他の出費は約8万9,300円でした。この項目には旅行中に2人ともが「これいいね!」と気に入ったお土産少々やエジプトの入国VISA代などが入っています。

  • エジプトのビザ代(2,700円)
  • フィンランドでサンタさんとの記念写真(4,700円)
  • Airbnbキャンセル料(5,700円)
  • 海外旅行保険4ヶ月分(57,600円)
  • お土産

などです。

フェズのお土産屋(モロッコ)

個性的な雑貨屋さん(ヨーロッパ各地)

内訳金額一覧

というわけで、全ての内訳をまとめるとこのようになります↓。

夫婦で4ヶ月間のヨーロッパ旅行をしてかかった費用

項目 金額
飲食費 30万6,500円
宿泊費 37万3,100円
交通費 45万2,500円
観光費 11万4,000円
物品・サービス費(通信費)   4万700円
個人出費 10万5,300円
その他  8万9,300円
合計 148万1,400円

当初予定していた予算内(月35万円×4ヶ月=140万円)から少し足が出ましたが、個人的な衣類やお土産等を抜けば140万以内でおさまったことになるので、まあギリギリオッケーかなと思っています。

当然ながら、旅行のスタイルや趣向によって金額は大きく異なりますので、1つの参考にして頂ければと思います。

補足

海外旅行保険の話です。

大前提として、無保険での海外旅行は万が一の時にとんでもないことになるので絶対に辞めた方がいいです。

ぼくたちがどうしたかというと、ヨーロッパ編ではクレジットカードに付帯している海外旅行保険と海外からでも加入できる旅行保険を上手く組み合わせて対応するようにしました。(幸い海外旅行保険を使う機会は一度もありませんでしたが)

クレジットカードに海外旅行保険が付帯していることはあまり知られていない知識かもしれません。

クレジットカードには年会費無料なのに海外旅行保険が付帯しているものが多くあるので、上手く利用すればもしもの時の補償を確保しつつ旅費を下げることに繋がります。

90日以内の旅行であれば適応されるので、短期の海外旅行ならおすすめのクレジットカードがいくつかあります。

家族での旅行となるとお子さんたちにも保険が適用されるかどうか調べる必要がありますが、大人だけの旅行であればクレジットカード付帯の海外旅行保険を活用するのはオススメですよ。

【参考記事】

【留学・海外旅行】"実際に役立ったクレジットカード"を厳選して紹介!裏技も公開!

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さいごに

夫婦2人で4ヶ月のヨーロッパ周遊旅行の金額を見てあなたはどう思いましたか?

約4ヶ月(130日間)で1人あたり約74万円。

1ヶ月あたり約18万5,000円です。

「ヨーロッパ旅行は高いから」と思っている人にとっては衝撃的な金額かもしれません。ゴールデンウィークや年末年始にヨーロッパに行こうと思うと7日間で20万〜30万くらいは必要になることを考えると130日間で22ヶ国に行って74万円なら全然安いと思います。

海外旅行の費用を抑えるためのテクニックや情報はネットで検索すれば山ほど出てきます。

分かれ道になるのは、

  • 情報を知っているか知らないか
  • 行動するかしないか

かなと思います。

しかも日本のパスポートは世界最強です。さらに日本人は、海外旅行の必需品とも言えるクレジットカードが普通に働いている人であれば簡単に作ることができます。

日本人というだけでこんなにも恵まれた環境を活用することができるわけです。オセロで言えば四角を抑えた状態です。

必要なのは「一歩踏み出す勇気」だけ。その気になれば世界を思い切り楽しめます。

今回の記事が長期でヨーロッパ滞在したい方や海外旅行を安く楽しみたい方の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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