7〜12歳

【名案!!】「物事に一生懸命取り組む子ども」はこうやって育てよう!!

かんかん

子育て中の親御さんは毎日カワイイ我が子と関わる中で、「こんな子になってほしいな」という理想がそれぞれおあるかと思います。

理想の子どもの姿の1つに「物事に一生懸命取り組む子」をあげる方も多いと思います。

 

ただ、「理想はあるけれど実際問題、子育てするのなんて初めてだし、日々の生活のことが精一杯でそんなことゆっくり考える余裕なんてないよー」なんて方も多いんじゃないでしょうか。

 

そこで今回は、
保育士であり心理カウンセラーでもあるぼくが、
「物事に一生懸命取り組む子」に育てるためには子どもにどう関わったらいいかについて書いてみようと思います。

 

 

一生懸命とは

picjumbo_com / Pixabay

まず「一生懸命取り組む」ことがどういうことか考えてみます。

 

一生懸命という言葉を辞書で調べると、

【意味】一生懸命とは全力を挙げて物事をするさま。命懸けで物事をするさま。©言語由来辞典

とあります。

 

言い換えるとどんな言葉が当てはまるでしょうか?

真面目?誠実?いろいろあると思いますがここでは
「集中して、しかも継続して物事に取り組むことができる」とします。

 

短時間でも集中して何かに取り組めればそれは一生懸命やっているということ。
毎日でも毎週でも毎月でもいいけど、
継続して取り組めているならそれは一生懸命やっているということ。

 

ではどうしたら「物事に一生懸命取り組める子」に育ってくれるのでしょうか。

 

 

物事に一生懸命取り組める子に育てる2つのポイント

ぼくが思うにそのポイントは2つです。

ポイント

  1. 興味や関心
  2. 大人の存在

 

興味や関心

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ポイントの1つ目は興味や関心です。

誰だって「好きなこと」と「嫌いなこと」のどちらかを選ばなきゃいけないとしたら「好きな方」を選びますよね??

 

もしも子どもが、
勉強が嫌いで野球が好きだったら野球をやりたいというでしょうし、
野球が嫌いでピアノが好きだったら、ピアノをやりたいというでしょうし
ピアノが嫌いで絵を描くことが好きだったら、絵を描きたいというでしょう。

 

絵を描くことが嫌いで歴史を覚えることが好きだったら、、、、
というように、子どもでも大人でも、好きなことなら自ら意欲的に取り組みたいと思うはずです。

 

そして子どもの「好きなこと」と「嫌いなこと」の違いって、
たいていは「興味や関心があるかないか」です。

 

「面白い」か「面白くないか」と言い換えてもいいかもしれません。
子どもたちはとにかく「面白いこと」「面白そうなこと」をやりたくて仕方ないんです。

 

子どもたちは勉強が面白くないから取り組みたくなくて、
ピアノに興味・関心がないから取り組みたくないと思うのでしょう。

 

大人でも、
釣りに興味がないのに釣りをしていても長続きしないでしょうし、
裁縫に興味がないのにやらなきゃいけないのは苦痛になるでしょう。

 

というわけで、

子どもが何か物事に一生懸命取り組むようになるには「興味•関心」を持つことが大事

だと考えられるわけです。

 

小学生くらいの子どもを持つ親御さんが「うちの子、全然一生懸命に取り組めなくてね、、、」っていう場合でも、

きっとそう言われている側のお子さんは、テレビを見ることが大好きだったり、ゲームが大好きだったり、外で遊ぶことが大好きだったり、絵を描くことが大好きだったりと、何かしら(自分の興味のあること)には一生懸命に取り組んでいるんじゃないでしょうか。

 

つまり、「物事に一生懸命に取り組めない子ども」なのではなくて、

「(勉強とか習い事とか本当は一生懸命に取り組んで欲しいことなのに)、うちの子、全然一生懸命に取り組んでいない」という部分が大人には引っかかってしまうのかなって思います。

 

大人の存在

rawpixel / Pixabay

どうすれば子どもが一生懸命に取り組んで欲しいことに一生懸命取り組んでくれるようになるのか。

2つ目のポイントは、その子どもの周りにいる大人(親、祖父母、先生など)の存在だと思います。

 

昔から言われているこんな言葉をご存知でしょうか。

子どもは、大人の言う通りには育たないが、大人のする通りに育つ。

これってつまり、子どもは大人の口じゃなくて背中を見て育つってことですね。

 

「子は親の鏡」とも言いますが、子どもは大人が言うことは全然聞かないのに、大人がすることはしっかり真似します。

 

そう考えると、
親や先生が興味持っていないことに子どもが興味持つのって結構大変だと思いませんか??

 

子どもが目をキラキラさせて「勉強が面白い」って自分から興味持ってくれたら万々歳かもしれません。

しかしどうでしょう。
家でテレビ見ながらおしりポリポリしながらゴロゴロしてるお父さんや、
スマホいじりながらお菓子ポリポリしているお母さんを見ていたら、

 

子どもたちは、

「お父さんがあんなに毎日見るんだからテレビって面白いのかな」

「お母さんがあんなに触ってるんだからスマホって面白いのかな」

ってそっちに興味持っちゃいますよね。

 

それなのに「勉強しなさい!」「ゲームばっかりするんじゃないの!」って言われても、、、ねぇ。笑

 

子どもが勉強や習い事に一生懸命にならないのはもしかしたら、
ぼくには言うけど「お母さん家で勉強してないじゃん」
私には言うのに「お父さんテレビばっかり見てるじゃん」なんて思いもあるのかもしれません。

 

だから一番良い解決策は、「勉強しなさい!」「習い事に行きなさい!」って口で言うことじゃなくて

子どもと一緒に勉強してみたり、
興味のあること調べたり勉強してみたり、
「今日は一緒にランニングでもするか」って子どもと一緒に走ってみたり、

それを楽しんでる姿を子どもに見せてあげることなんじゃないかと思います。

 

 

ただ、難しいのは、「大人がそれを楽しんでる姿を見せる」という所で、

「子どもに取り組んで欲しいからしょうがなくやってる姿を見せる」だと子どもは気付いちゃうんですよね、「あ、なんか楽しそうじゃない!」って(笑)

 

 

 

さいごに

子育てって本当に難しいと思います。大変だと思います。

でもその分、子どもの笑顔を見たり、成長する姿を見るのって何物にも代えがたい価値のあるものだと思います。

 

なかなか上手くいかないことも多いと思いますが、
日々悩みながらでも、親と子どもが2人3脚で成長していくことが理想的ではないでしょうか。

 

ぼくは保育士としてそんな家族のお役に立てればとても嬉しいですね。
(だいぶ子どもの味方気味ですが笑)

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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