3〜6歳 7〜12歳

【時間を決めるだけじゃダメ】子どもがゲームと上手に付き合う方法とは

かんかん

さて今回は、子どもとゲームの話です。

子どもにゲームをやらせることには昔から賛否両論ありますよね。

世のママの意見を汲み取るともしかしたら否定派の方が多いかもしれません。

「全然時間を守らない!」
「暴力的なゲームにハマっていて心配」

というように、ある種の中毒性があるゲームたち。

没頭する子どもたちを間近でみると、「大丈夫かな?」と心配になってしまう気持ちもよく分かります。

そこで今回は、「ゲームと子どもの上手な付き合い方」と「ゲームをすることのメリット」について紹介したいと思います。

実は世界ではゲームの教育効果がたくさん研究されていて、ゲームにはたくさんのメリットがあることも分かってきています。

補足

今回のテーマとなる"ゲーム"は、いわゆるテレビゲーム・スマホゲーム・PCゲームなどをさします。

オセロやブロックス、カタンなどのアナログボードゲームとは一線を引きました。

 

ゲームの教育効果(メリット)

まずは世界中で研究されているゲームのメリットをいくつか紹介したいと思います。

ゲームのメリット

  1. 創造力が育まれる
  2. 問題解決力が身に付く
  3. 集中力や計画性が育つ
  4. 立体認知に強くなる
  5. 楽しく学べる

 

創造力が育まれる

世界中の教育現場ですでに取り入れられている「マインクラフト」というゲームがあります。

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AdultsOnlyMinecraft (CC0), Pixabay

ブロックや道具を使って自分の好きな世界を作り上げることができるゲームですが、プレイすることで創造力が身に付くと言われています。

作ってみたいものを想像し、実際にどのように作るのがいいか試行錯誤していくなかで創造力が養われるのです。

 

問題解決力が身に付く

人気のあるゲームには、「謎」を解いて先に進む内容のものが多くあります。

失敗や間違いを繰り返しながら少しずつ謎を解いていくことで発想力やひらめき力といった力が育つと言われています。

 

集中力や計画性が育つ

アクションゲームと呼ばれるジャンルや、最近流行りの「あつもり(あつまれ どうぶつの森)」などに当てはまりますが、ゲームを進めるにあたって頭の中で「次はこうして、そのあとはこれをやって」という「段取り」を考えることが必要な場面がありますよね。

それが子どもの計画性を育むことに繋がると言われています。

 

立体認知に強くなる

テレビゲーム・スマホゲームは画面を通してプレイすることがほとんどです。画面は平面ですが、現代のゲームは立体的な世界が作りあげられているので、頭の中で立体を回転させたり自分の位置を把握したりすることが必要になります。

この能力は、地図をみた時に自分がどこにいてどっちの方へ良いのかという空間把握能力に繋がります。

 

 

楽しく学べる

ゲームの1番のメリットと言っても過言ではないのが、「シンプルに楽しい」ということです。

ゲームが楽し過ぎることによって「時間を守らない」「外で遊ばない」といった付き合い方の問題が出てくるわけですが、考えてみれば、「楽しめる」ということは大きなメリットです。

楽しみながらやっている時というのは、「嫌だなぁ」とか「やりたくないなぁ」とは思っていないはずなので、何かを学ぶにはこれ以上ない環境なのです。

算数はじめ歴史や理科なども、ゲームの主人公になりきって謎を解いていく中で学ぶことができれば子どもたちも喜んで勉強するのではないでしょうか。アメリカでは、ゲーム学習を基本にした学校づくりもすでに行われているようです。

 

子どもがゲームと上手に付き合う方法

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StockSnap (CC0), Pixabay

いくつかのメリットを紹介しましたが、とはいえ、ずっとゲームやればいいという訳ではありません。

リアルな人間関係を学ぶための時間などゲーム以外から学ぶ時間も必要です。

そこで、ここからは子どもが家庭でゲームと上手に付き合うようになる方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

子どもがゲームと上手に付き合う方法

親が見える場所でしかやらない
対象年齢表記を参考にする
親が積極的にゲームを薦める

親が見える場所でしかやらない

子どもがゲームをやる時の基本的なルールとして、「親が見える場所でしかやらない」と決めることが良いと言われています。

姿勢のことなども考えて、「ゲームをする時はダイニングテーブルで座って」と決めている家庭もあるようです。

親の目が届かない場所(寝室や子ども部屋)でゲームをするようになると自己コントロールが上手くできない子どもは際限なくプレイしてしまうので、それを防ぐことができます。

 

対象年齢表記を参考にする

ゲームには、小さな子どもには相応しくない暴力的・性的な刺激の強い内容が含まれるものがあります。

子どもがプレイするゲームの判断基準として有名なのは「CERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)」という組織が審査している「CEROレーティングマーク」です。

子どものゲームを選ぶ際は、全年齢対象である「CERO A」を選ぶようにしましょう。

スマホやタブレットのアプリでも「7+」「12+」といった年齢基準が設けられているので、「子どもがやりたがっているから」という理由で安易にプレイさせないことが大切です。

 

親が積極的にゲームを薦める

これは一瞬「ん?」と思われるかもしれませんが、有名な心理現象である「カリギュラ効果」が関係しています。

例えば、「今から絶対にゴリラのことを考えないでください」と言われたら、、、2秒後にはあなたの頭の中はゴリラでいっぱいだと思います。

 

つまり、「ある事柄を禁止されるとかえって興味を持つようになる」というのが「カリギュラ効果」です。

ゲームを禁止される子どもたちにも同じような衝動が起こりますので、「ゲームなんてやめなさい」「もうゲームは隠します」と言われると逆に「もっとやりたい!」となってしまうわけです。

その結果、親の目を盗んだり嘘をついてゲームをするようになることも、、、、。

そこで子どもがゲームと上手に付き合うために一度は試して頂きたい方法が、

  • 「あえて強制的にゲームをする時間を作ること」
  • 「そこはこうした方がいいんじゃない?こっちじゃない?と親が積極的に興味を持つこと」

です。

「宿題終わるまで遊んじゃだめよ」と言ったりするように、「そんなにやりたいなら16時になるまでゲームしかやっちゃだめよ」と声をかけると、次第にゲームに対しての熱が冷め、ほどよいバランで付き合えるようになるかもしれません。

 


これらの方法は必ず効果があると言い切れる訳ではありませんが、子どもがゲームと上手く付き合うきっかけにはなると思いますので、ぜひ出来そうなことから実践してみてくだい^_^

 

まとめ

というわけで今回は、「ゲームと子どもの上手な付き合い方」と「ゲームをすることのメリット」について紹介しました。

ゲームは一概に「悪」ではなく、上手な付き合い方をすれば子どもにとって教育効果があることが明らかになっています。

一方的に禁止にするよりも、「(宿題や家の手伝いなど)あらかじめ決めた約束を済ましたあとでなら存分にゲームで遊んで良い」というルールにした方が望ましい付き合い方を獲得できる可能性が高いので、子どもと相談して家庭にあったルールを相談してみてはいかがでしょうか。

 

参考書籍

「この本は、子育て参考本の永久保存版です!」

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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