幸せとは

【志向・思考・施行】3つの「しこう」が揃えばお見事!!それが幸せにいたる道。

かんかん

いきなりですが、あなたは「しこう」という言葉を聞いたらどんな漢字を思い浮かべますか??
「思考」「施工」「試行」「嗜好」「指向」「志向」、、、「しこう」っていっぱい漢字があるんですよね。

今回の話でぼくが取り上げる「しこう」は【志向】【思考】【施行】の3つです。なぜなら、この3つを上手く活用することによってぼくたちは幸せを手にすることができるから。

幸せを手に入れたいと願うママや、子どもに幸せになって欲しいと願うママは多いと思いますが、
幸せを手に入れるための具体的なマニュアルって無いですよね。

ところが、今回紹介する「しこう」という言葉を改めて考えてみていくと、マニュアルとまではいきませんが、ぼくたちが幸せになるためのヒントが詰まっていることがわかります。ぜひ子どもたちにも伝えたい話です。

 

【志向】【思考】【施行】

 

この「しこう」という言葉自体がすでに幸せに繋がっています。
この通りに生きたらそりゃ幸せになるよねって感じ(漢字)なんです。笑

 

では具体的にみてみます。

 

【志向】

Pexels / Pixabay

最初の「しこう」は「志(こころざし)」と「向かう」で成り立つ「志向」です。

「志(こころざし)」とは目的のこと。別の言い方をするなら自分の役割みたいなものです。

「あなたは何のために生きているの?」

「何のために毎日働いているの?」

「人生でどんなことを成し遂げたいの?」

この質問への答えがあなたの「志」です。

 

「志」は人生のゴールみたいなものだと思うと理解しやすいかもしれません。人生のゴールとは「死ぬこと」じゃなくて、「死ぬ直前に感じる気持ちのこと」です。

今現在の生活を続けて、死ぬ直前に「あー良かったこの人生で♪♪」って思えるかどうか。思えないなら今のあなたはまだ「志」を意識していないのかもしれません。

 

小さな子どもたちも歌うアンパンマンのうたにもありますよね、
「なんのためーにーうーまれて〜、なーにをしてーいきるのか〜
答えられないなんて、そんなのはイヤだ!!」。

この「何のために生きるのか」という質問のあなたなりの答えが「志」。

そして「志」が分かったらそれに「向」かう。それが1つ目の「志向」です。

 

【思考】

Pexels / Pixabay

次は、「思い」と「考え」の「思考」です。

「思い」はココロで思うこと。
「考え」はアタマで考えること。
ココロとアタマの組み合わせです。
感情と理論とでも言えますかね。

 

知ってましたか??
人間以外の動物って「明日の心配をしない」らしいんです。
そして「昨日の失敗も気にしない」らしいんです。

言われてみれば確かに、野生のライオンは明日の獲物を心配して今日の獲物を取り置きしないだろうし、昨日獲物が捕れなかったことに落ち込んで今日狩りに挑戦しないなんてことはないですもんね。笑

だから、ワンコがエサを地面に埋めるのも、「今」お腹がいっぱいだからとりあえず隠すためであって、明日の食べようと思ってるわけじゃないんですよね。
次の日にワンコが地面をクンクンしていたら、「良い匂いがするから掘ってみたら食べ物が出てきた!!誰こんなトコに食べ物埋めたの!?ラッキー!!」みたいな感覚なんでしょうね(笑)

 

しかし、それと比べれば人間は違います。
毎日明日の心配をして、頻繁に昨日の失敗を悔やみます。
そうやって「考えること」ができるから、未来にも過去にも縛られることになるんですよね。

 

でも、人間は「考えること」ができるから明日困らないために今日頑張ることができるし、昨日の失敗を活かして今日同じ失敗をしないんですよね。こう思うとやっぱり「考えること」って大事です。

 

それに加えてココロで感じる感情は大きな力を発揮します。「思いやり」や「優しさ」というのは相手の気持ちに共感できなければいけません。

様々なことを「思う」から選択肢が広がり、「考える」ことで選択して決めることができる。

ぼくたちが生活する上でうまく使いこなしたい「しこう」、それが2つ目の「思考」です。

 

【施行】

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旅行で例えるなら、1つ目の「志向」は目的地を決めること。2つ目の「思考」は旅行の日程やスケジュールを考えて、アクティビティや綺麗な景色に思いを馳せたり、実際にどうやって行くか、費用はいくらいるのかって考えることになります。


そして3つ目の「施行」。これは実際の行動です。
「さぁ、ツアーを予約しよう!」とか「さぁ出発だ!」の段階ですね。

 

ここで気をつけなければいけないのは、「施(ほどこす)」という漢字です。「施す」っていろんな意味がありますが、広く知られているのは「相手が必要としているモノやコトを与えてあげること」ですよね。

つまり「施行」って「相手の役に立つように行動すること」です。いくら良い志を持って、素敵な思いや素晴らしい考えを持っていても、行動が自分だけのためだったらダメですよってことなんです。

相手が喜ぶことをしてあげる、それが「施行」できる人だと思います。

 

3つ揃うと【至高】

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世の中には、
周りの人や社会の多くの人が喜ぶようなとっても良い「志」(ビジョン)持っていて、
それをイメージし続ける熱い「思い」(モチベーション)と
それ実現するための素晴らしい「考え」を持っていて、
実際に周りの人が喜ぶような「行動」を起こせる人がいます。

つまり、
志向と思考と施行の3拍子が揃っている人のことです。

そういう人たちはそのうち絶対に行っちゃいますよね、「高いところ」。高層ビルの最上階みたいな物理的に高い所じゃないですよ。人間的にです。マンガのワンピースでルフィのお兄ちゃんであるエースがルフィに言うじゃないですか、「来いよ、”高み”へ」って。その高みです。

 

素敵な人って勝手に「高みに至っちゃう」んだと思います。それが「至高」です。
もしくは素敵な人のことは周りが放っておかないから、自然と高い所に押し上げられるのかもしれません。

どちらにしても、【志向】【思考】【施行】の3つが揃っている人は充実した良い人生を歩めそうですよね。

 

お見事な人

StockSnap / Pixabay

さて、ここまでに見てきたこの【志向】【思考】【施行】という3つの「しこう」。実は大昔から大切だと言われているんですよね。

「身口意(しんくい)」って聞いたことありますか??
これは仏教の言葉で、
『身→身体的活動』
『口→言語活動』
『意→精神活動』
のことらしいのですが、
つまりは「ビジョン(意)と言葉や考え(口)、行動(身)を常に意識しなさい」ということです。

仏教ではこの「身口意」を大切にしていて、この3つが綺麗に揃った人や事業のことを「おみごと(御三事)」と言ったりします。「お見事」や「お美事」と言ったりもしますね。

そんな「身口意(しんくい)」と【志向】【思考】【施行】は同じなんですよね。
この3つを意識してそれぞれを高めていくことが大事です。

 

わかりやすく言えば、
「思ってること・言ってること・やってることが一致してしてないと高みには行けませんよ」です。
言ってることとやってることが全然違う人って結構多いですもんね。(ぼくもよくそう言われるので戒めも込めています笑)

 

究極の「しこう」とは

lenkafortelna / Pixabay

【志向】と【思考】と【施行】

この3つの「しこう」が組み合わさると、人って幸せになれるじゃないかと思うんですよね。

 

これが最後の「至幸」です。記事タイトルにも書きましたが、3つの「しこう」を揃えて高める(至高)ことが「幸せに至る道」です。

 

幸せというのは人によって感じ方がバラバラです。お金に幸せを感じる人もいれば、権力や地位に感じる人もいる。家族や友だちに感じる人もいれば、趣味に没頭することで感じる人もいます。それに誰かの役に立つことで貢献感を感じる人も多いと思います。

 

これだけ多様な「幸せ」がある中で、一つだけ確実に言えるのは、幸せというのは人と比べて感じるものじゃないということです。誰とも比べなくても幸せを感じられる状態が本当の幸せだって聞いたことがあります。でもそれって実際すごく難しい。

 

それよりも、自分が「あなたはなぜ生きているのですか!?」と問われた時に、「私は〜のために生きています!!!」と答えられるようになり、それを実現し続けるために考えながら行動していくことが大切で、「至幸」というのはそういう状態を続けることなのかなって思います。

 

なんだか言葉遊びみたいでしたが、「しこう」って素晴らしい言葉ですよね。ぼくも大好きな言葉です。

 

ということで

3つの「しこう」(志向・思考・施行)を意識して【至幸】を手に入れるお話でした。

 

「至幸」になるには「志向」から。
幸せに至るためにまずは志を考えてみましょう♪♪

あなたは、何のために生きていますか?
何のために生きたいですか??

 

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