今回のお話は、「幸せ」についてです。
誰しもが心の奥で願っている「幸せでいたい」という思い。
でもいったい、「幸せ」ってなんなのでしょうか。
お金をたくさん持っていること?結婚すること?大きな家に住むこと?
趣味に没頭できること?大切な人と同じ時間を過ごすこと?
子どもの成長?旦那の昇給?自分のキャリアアップ?
改めて考えてみると、はっきりしないかもしれません。
あなたは普段の生活で幸せをいくつ見つけることができますか?
この記事では、
子育て中のママが「幸せに気づいて毎日がハッピーになる方法」を、
心理学カウンセラー資格を持ち現役の保育士でもあるぼくがご紹介します。
幸せとは
まずは初めに「幸せ」という言葉を辞書で調べて見ると、
運がよいこと。また、そのさま。幸福。幸運。
だそうです。
幸せって運の良さなんですか。
ということは幸せになれるかどうかは運任せで、自分の力ではどうしようもできないってことでしょうか?
いやいや、そんなはずはありません。
幸せってどんな状態?
「幸せ=運が良い状態」だとすると、幸せを毎日手に入れるのってなんか難しそうじゃないですか?
毎日運良くないといけないんですよ?
「宝くじ当たった!」「大好きな芸能人に街に偶然会えた!」
「欲しかったものを知り合いからもらえた!」
さすがに毎日は厳しいですよねぇ。
実際のところ、毎日「運が良い状態」にするには運気に乗ればよくて、それも知識と日々の心がけで出来るのです。
しかしそれを説明すると長くなるので今回はもっと気軽に幸せに気づく別の方法を紹介しちゃいます!
「幸せ=心が満たされている状態」
幸せを心が満たされている状態だと仮定します。満足してるってことです。
満足してる状態って幸せじゃないですか?
「お腹いっぱいになって満足」「よく寝られて満足」「好きなものが買えて満足」「旅行に行けて満足」
想像しただけで心が安らぎませんか?笑
ということは、この逆が「心が満たされていない状態=不幸せ」になるわけです。
そしてもう1つ大事なことがあります。
幸せは「なる」ものではなく「気づく」もの
「幸せ」と聞くと「なる」ものだと思っている人が多いですね。
「幸せになりたい!」「幸せになってね!」「2人で幸せになろう!」
これブブー×です。
幸せが「なるもの」だとするならば、幸せになるまでのその過程は「幸せではない」ことになってしまうから。
山登りで言うなら、山頂に立つことが幸せだとすると、そこにたどり着くまでの道のりは幸せではないことになります。そんなことはないはずです。
10年前に「幸せになろうね!!」と約束した夫婦が10年後の今「幸せになりたいねぇ」と口癖にしていてはいけないわけです。そんなことではさらに10年経っても口癖は「幸せになりたい」のままです。
「幸せ」というのは遠い未来にあるものではなくて、今この瞬間目の前にあるもの。
というわけで、ぼくたちに必要なのは「目の前にある幸せに気づく力」です。
不幸を知ると幸せが見える
ではどうやって、「目の前にある幸せに気づく」のか。
これには良い方法があるんですよ〜!!
この記事を読んだあなた、ラッキーですね!!
幸せに気づく方法は、ものすっごく簡単に言うとですね、
「不幸がない状態=幸せ」
だと思ってください。
不幸な状態と幸せな状態は一緒に体感することはできません。必ずどっちかです。
ということは「目の前から不幸な状態を無くせば、それすなわち幸せ」という理屈になるわけです。
自分が何に不幸(不満足)を感じているのか知ってそれを無くすことで、実はすでに目の前に幸せがたくさんあることを知ることができます。
ちょっとイヤな捉え方ですが、
ディズニーランドで「夢の国って幸せ〜」と思っている人は、夢の国に行ったから幸せなのではなくて、
本当のところは「満たされてない日常(不幸な状態)から離れられて幸せ〜」と無意識で考えているということ。
そうすることで、「あ、自分て日常に満足していないんだっ」と知ることができ、
「それって職場の人間関係かな?」「日々の忙しさかな?」「子育てに不安を感じているのかな」と具体的に何に満足できていないのかを考えるきっかけになります。
現代人の幸せ
よく言われる理想の幸せはこんな感じではないでしょうか?
- 結婚して子どももいて
- 年収が高く
- 持ち家があって
- マイカーも持ち
- 交友関係も広く
- 休日は食事や旅行を楽しむ
これはいつの時代も間違いではないと思います。
間違いなのは、
これらをすでに手に入れている誰かと比較して自分の幸せを決めてしまうことです。
「◯◯さんは手に入れているのに自分は持っていない。」「あの人より給料が低い」「あの人の家の方が大きい」
そんな比較にいったいどんな意味があるのか。
ぼくたちは学生の頃から、誰かと比較することで自分の存在価値を判断するような教育を受けてしまっているのである程度仕方ないことではありますが、度が過ぎるといつまで経っても幸せに気づけないまま日々が過ぎてしまいます。
とくに最近では、モノ(家・車・ブランド物)で満足する時代は終わり、代わりにコト(コミュニティ・趣味・自己表現)が比較対象になっているようです。
有名ブランドのアクセサリーを何個持っているかよりも、SNSの♡イイネ!の数が多い人がうらやましく思う人が多い時代だということです。
子どもにとっての幸せ
ちなみに、
保育士をしていて思うのは、子どもには「こう育っていきたい!」という強い方向性があるように思います。それは子ども一人一人違っていて、それが個性というものです。
外で遊びたい子もいれば、部屋で絵を描いていたい子もいるし、
友だちとたくさん遊びたい子もいれば、一人で静かに過ごしたい子もいます。
子どもにとっての幸せは、自分が持っているその方向、「こっちに伸びたい!!」という溢れる思いを抑えることなく成長できることだとぼくは思っています。
「こう育って欲しいから」「これができるようになって欲しいから」と親が子ども与えるものは意外と一方通行だったりすることが多いのです。
それよりもまずは、子どもが親であるあなたに何でも相談しやすい関係を築き上げることが、子どもを幸せ者にするために必要で、
そのためには子どもに興味を持ち、話をする時間をたくさん持つことが第一だと思います。
子どもが大きくなればなるほど、話をする時間が減っていくのが一般的ですがそれはもったいない。
子どもが何でも相談したくなるような親でありたいですよね♪♪
まとめ
たとえば、あなたが食卓を囲んで子どもと話すその時間すら、
子どもが欲しいのにまだいない人たちからしたら幸せな瞬間なのです。
我が子を交通事故で亡くした親御さんからしたら、喉から手が出るほど欲しい時間のはずです。
そうやっていろんな思いをめぐらせながら
「今、目の前にある幸せ」にたくさん気づいていきたいと日々思うばかりです。
この記事のポイント
●幸せは「なる」ものではなく「気づく」もの
●日々の幸せに気づくには「自分が何に満足していないか」を知ること
●理想の他人と比較ばかりしていては幸せは見えてこない
●「幸せ=不幸がない状態」
この記事を読んで、今この瞬間にもあなたの目の前にあるその幸せに気づけるようになっていただければぼくはとても嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。