ダイエット

【第10話】健康を大切にしなければいけない理由~ママにもできるダイエットチャレンジ~

かんかん

全10話で書いてきた「ママにもできるダイエットチャレンジ」もいよいよ最終回です。

第1〜9話まではダイエットに対する考え方から具体的な実践方法までを書いてきましたが、最後の第10回は「健康の大切さ」を改めて考えることをテーマにしたいと思います。(まだ最初から読んでいない方はコチラもどうぞ)

ダイエットと健康

連載の初回から何度も繰り返して書いているように、ダイエットの目的は痩せることではありません。
ダイエットの本来の意味は「健康的な習慣の維持」です。健康でい続けることが目的なんです。

人生においてココロとカラダが健康であることは何より素晴らしいことであり、何物にも変えがたい幸福だと思います。

ダイエットが続かない人は、おそらく、健康を大切にしなければいけない理由があいまいなんだと思います。

健康を大切にするということはダイエットに成功することは直結しているので、今回の記事を通してぜひ一度自分なりに考えてみて欲しいです。

どうして健康が大切なのか

rawpixel / Pixabay

現代の日本人の死亡理由、上位3つを知っていますか?

1位 ガン
2位 心疾患
3位 肺炎

です。ちなみに4位は脳血管疾患です。
そして、日本人の約62%がこの1位〜4位のどれかが原因で亡くなっています。

つまり、あなたが将来、【ガン・心疾患・肺炎・脳血管疾患】で死亡する確率は50%以上もあるわけです。

では、交通事故で死亡する確率ってどのくらいあるかご存知ですか?

交通事故死亡者数は2016年は3904人でした。1年間の総死亡数で割ると、交通事故で死亡する割合は0.003%くらいです。

人口1000人の村があったとしたら、交通事故が理由で亡くなるのは3人で、病気が理由で亡くなる人が600人もいるんです。

普通に考えるなら、病気にならないように予防することを考えますよね。

しかし多くの人は車に乗るときにシートベルトを必ずするのに、病気にならないためのシートベルト(ダイエット)をしていないことが多いです。

3844328 / Pixabay

「こんなことならもっとダイエットしておけば良かった」とならないために、今日から出来る小さなことを実践し始めて欲しいです。

平均寿命と健康寿命

日本は世界的に有名な長寿国です。長生きする人が多いんですね。ぼくの台湾人の知り合いに「日本では100歳以上の人がたくさんいるんだよ」と話したらものすごく驚いていました。

「長生きをする」というのは、大昔から人々が願い続けた夢です。現代の日本ではそんな長年の夢が叶っているわけなんですが、、、。

でも、「ただただ長く生きれば幸せ」という訳ではありません。

一般的に寿命というと、「死亡した年齢」のことを言いますが、実は寿命には2種類あります。

平均寿命

1つは一般的に言われる「平均寿命」です。
これは死亡した年齢の平均を出したもので、2018年では男性が約80歳、女性が87歳です。これは世界第2位の長寿大国であることを表しています。

健康寿命

そしてもう1つの寿命は「健康寿命」です。数年前まではあまり知られていなかった健康寿命という言葉も、老後の不安や健康意識の高まりからずいぶん有名な言葉になりました。

健康寿命というのは、

『医療や介護に依存しないで自分の世話を自分で行って自立した生活ができる期間』

のことをいいます。つまり、介護施設に入ったり、家族からの介護ケアが必要になった人は健康寿命は終えたことになります。

そんな日本の健康寿命は、2016年の時点で男性が約72歳、女性が約74歳です。

健康寿命の差と平均寿命の差

そして、この健康寿命の差と平均寿命の差が、「誰かのお世話になって生きている期間」になります。

もちろんこれは平均値なので個人差はありますが、今の日本人は健康寿命を終えてから平均寿命で亡くなるまでの差である約8〜13年くらいは人のお世話になって暮らす期間があるということを表しています。

健康寿命という言葉が有名になってきた背景には、この健康寿命(一人で身の回りのことができる期間)をなるべく延ばしたいという思いがあるからです。

問題に直面する備えはできていますか?

Pezibear / Pixabay

平均寿命と健康寿命の違いが分かったところで、ここからは、この先あなたが直面する可能性の高い問題をいくつか取り上げます。

これらのことが起きた時、もしあなたが不健康だったら、、、病気になってしまったら、、、と考えながら読んでみてください。

ダブルケア

ダブルケアとは、育児と介護を同時期に行うことを言います。

30代〜40代の夫婦に多いようですが、子どもがまだ小さいうちに両親の介護が必要となった状態は、自分の時間がほとんど取れなくなるほど大変で精神的にも過酷です。

「まだ両親も元気だし子どもの面倒も見てくれてるから」と思っているとある日突然親が介護が必要になったりするかもしれません。

そんな時に、あなた自身が健康では無かったらどうでしょう。もしくは旦那さんにも何らかの疾患が見つかって通院が必要になったらどうでしょう。

ダブルケアが訪れた時にあなたが健康的な状態であればまだできることはたくさんあります。今はまだ若いから大丈夫とは思わず、日頃から健康に意識を向け、体をケアすることは大切です。

人口減少

日本は今、人口が年々減っています。それもものすごいスピードで。現在1億2000万人くらいいる日本人が2060年には8500万人前後になると予想されています。

人口が減っていけば仕事がなくなっていきます。というのも、物やサービスを利用する消費者自体が経るので、今まで毎日100人が利用していたお店に60人しか来ない。そうすると売り上げも立ちにくくなる可能性が高いですよね。

さらにそんな時代を迎えるにあたって、転職や新しく就職活動をするとなった時に企業の人事担当者は、健康状態がいい人と悪い人、太っている人とスタイルのいい人、どちらを採用するでしょうか。

何年後かには1つ仕事では生計が立てられずダブルワークをする人も増えてくると思います。そんな時にあなたが健康であれば仕事が見つけやすく健康的に働けるはずです。

高齢化と医療費

日本は世界でダントツの高齢者大国です。
しかし、高齢者が増えるということは、病気になって医療機関に掛かる人の数が多くなるということでもあります。

日本は今(2019年)、医療費は3割負担ですが、この先も3割負担のままで制度が続くかどうかは分かりません。アメリカのように10割負担になる可能性もゼロではないのです。

現在ですら高齢者の医療費は年々莫大な金額になっていて、政府は借金をしてこの状況に対応しています。

もし、医療費が社会保障(税金)で負担しきれないとなったら、3割負担が5割負担になったり7割負担になったりと、消費税のようにゆっくりと上がっていくかもしれません。

国の変化は止めることができないかもしれませんが、あなたが健康でいれば病気になる頻度も減り、医療費も少なくて済みます。

しかし、日頃から体に悪い食事ばかりとっていたら、どんどん太ってしまい、生活習慣病にかかるリスクや慢性的な腰痛や関節痛に繋がります。

年金

これも高齢化に関することですが、日本の年金制度は若い世代が高齢者世代を支える仕組みになっています。

しかし今は高齢者がどんどん増えて、若い世代がどんどん減っています。ということは、あなたが年金をもらう世代になった時には今以上に若い世代の人数は減っていることになります。

「日本の年金制度が無くなることはない」と言われていますが、現在すでに、支給される年金額は年々下がり続けています。

これらのことを総合的に考えると年金をもらう頃には生活していくだけの十分な年金が得られない状況も考えられます。

そうなれば、65歳以上になっても働かなければいけない人も増えるでしょう。しかし、そんな時に健康であればまだ働けます。

逆に、不健康で年金をもらい始める前に介護が必要になっていたり働けない状態になっていたりすると、あなた自身だけではなく身近な人にも影響が出てしまいます。

例えば、最初にあげた「ダブルケア」。あなたが健康的な生活をおろそかにしたばっかりに、あなたのお子さんが育児とあなたの介護という「ダブルケア」になる可能性も高くなりますよね。

健康を意識することは大切です。

人口減少で影響で給料が減っても、
医療費の上昇や年金の減額になっても、
健康であれば選択肢はたくさん残ります。

 

この記事を読んでいる方にとってはまだまだ先の話かもしれません。現実味が全然ないかもしれません。

今はただ「ダイエットしなきゃなぁ」「痩せたいなぁ」と思っているだけかもしれませんが、もし本気で痩せたいのであれば、今回紹介した「健康を大切にしなければいけない理由」も意識しながら取り組んでみてください。

ダイエットをすることで得られるメリットがたくさんあります。

一番大事なこと

結果的にこの記事を通して何が言いたいのか。

一言で言うなら

ダイエットを成功させたいなら、「どう生きたいか」をまずはしっかり考えましょう

です。

このブログでは、生きるための行動指針である心のコンパスを持つ大切さを書いたりしています。
あなたにとっての理想の方向を指すコンパスが心にあるとしたら、その方向に向かうための船があなたの体です。

大荒れの海の中で遠くにあるあの理想的な場所にたどり着きたいのに、船(肉体)がボロボロだったり、必要以上に積荷(脂肪)が多くて思うように舵取り出来なかったり。そんな状態では大変です。

産まれながら病気や障がいを持っている方は話が別ですが、今、日常生活に不便がなく五体満足健康で過ごしているのであれば、その状態を一日でも長くするのがダイエットです。

そんな思いを持ちながらダイエット(=健康的な生活習慣)をして欲しいと思っています。

まとめ

ダイエットが続かない人は、無理なダイエットや自分に合わないダイエットをしていることが多いです。そこでまずは「自分はできるはずだ」という思い込みを捨てる所からスタートするのがいいかもしれません。

ダイエットのメリットや健康でいることの大切さは、幼い頃から散々聞いてきたと思います。
それでも今現在できていないのですから、まずはその「できない自分を受け入れる」所からはじめましょう。

中には「頭でわかっちゃいるけどなかなかできなくて、、、」と言う人もいますが、おそらく本当は頭で分かっていないからできないんだと思います。

健康でいることのメリットやダイエットが分かれば少しずつでも変化を起こしていけます。

今までのダイエットが続かなかった自分を引きずる必要はありません。今日から心機一転すればいいと思います。

ただその時に、「ダイエットくらい自分にはできるはずだ」という思い込みを捨てて、「今まで挑戦したけど出来なかったということは、今のままではダメなんだ」という思いを持ってみてください。

「できるはずだと思っていたけど実際できていないから、考え方を間違えていたのかもしれない」と過去の自分を疑うことで新しい道が拓けます。

この「ママにもできるダイエットチャレンジ」の記事は、そんな新しい考え方や今まで知らなかった方法を知るヒントになるような内容を固めてあります。

この記事を読んで健康の大切さを感じたら、改めてこの「ママにもできるダイエットチャレンジ」を読み返してみてください。

読む度に役に立つ情報を見つけられると思います。

あなたがダイエットに成功して健康で理想的なスタイルを手に入れることを心から願っています!

記事を最後まで読んでくださってありがとうございました。


 

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【プロローグ】あなたは今の体型に満足していますか?~ママにもできるダイエットチャレンジ~

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