この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
ロン島ライフ
さて、今回は約3日間滞在したカンボジアのロン島のことを書こうと思う。ロン島までの行き方は前回の記事を参考にして欲しい。
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保育士のアジア旅2016Day20@カンボジア【カンボジアって海あるの??え、めっちゃキレイじゃん!!】
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今回の内容は優雅??豪華??贅沢??なロン島での滞在の様子だ。ぼくが感じた「ロン島」の良さを紹介する。
綺麗なビーチに歩いて行ける
ロン島の素晴らしさ。それはまずはなんと言っても海と砂浜の綺麗さだ。
昨日ロン島のソクサンビーチに着いた時、「なんだこの綺麗な海の色は!!人も全然いないし、穴場すぎるでしょ!!」ってなったんですが、最初に船が停まったのは実は高級リゾートホテルに泊まる人用の桟橋で、、、。
その後、船は移動してぼくが泊まる安宿エリアの桟橋に。その辺りはここほど綺麗ではなかった。
貧富とは時に残酷なものだと感じる。
でも、大丈夫!!
ぼくたちは自分たちで歩き、前に進むことができるではないか!!
泊まる場所の海が少し濁っていたって、歩けばいい、透き通るようなエメラルドグリーンの海へ!!
リゾート地の綺麗なビーチって、プライベートビーチになってて壁で仕切られてたりして、宿泊客とか使用料を払った人しか使えなかったりするところがあるが、ソクサンは違う。
誰でもオッケー!!
制限するほどでもないくらい人が少ないいつも貸切状態だってこと。
ぼくが泊まった宿から綺麗な海が広がっている高級リゾート施設までは歩いて5分!!
その間も綺麗な海沿いの砂浜を歩くんだから、なんの苦もない!!むしろ楽しい!!
歩くとキュッキュッと鳴く砂の上を歩きながら、綺麗な景色を眺めてたらあっという間に着く。
食べ物•飲み物が安い
ロン島は物価もすこぶる安い。
リゾート地や離島って、物資の運搬が陸地よりも大変だったりするからけっこう割高だったりする。
でもソクサンは違った。カンボジアの街で訪れた場所と値段が全然変わらなかった。Fried Rice(チャーハン)とかFried Noodle(焼きそば)とかがだいたい350円〜450円くらい。
飲み物も缶ジュース1本100円。
缶ビールも1本100円でした。
カンボジアのスーパーマーケットとかで買ったらそりゃもっと安いが、レストランで頼んだら街でもこれくらいする。
ロン島滞在中、ぼくが一番気に入ったのが、パイナップルスムージーだ。なんと新鮮なパイナップルをその場で切ってミキサーでシェイクしてくれる。値段は1杯100円。コーラも100円、新鮮なスムージーも100円。
パイナップルスムージー、2日間で6杯飲んだ。笑
新鮮で美味しかったんだ。メニューには他にマンゴーやドラゴンフルーツもあったがちょっと苦手なので、もっぱらパイナップルばかり頼んだ。
そして、チキンカレーがおいしかった。
ソクサンビーチには「海の家兼パブ」みたいなお店が4軒くらいあったのだが、そのなかの一つのお店で食べたチキンカレーが絶品で。
スープカレーのようなサラサラスープで、荒く切った野菜がゴロゴロ入っていて、ピリッとするけど辛すぎないスープ。ココナッツミルクが絶妙なまろやかさと香りを加えてくれちゃって。
あまりに美味しすぎてその日は昼と夜、2回同じもの食べた。笑
最初はお昼に食べて、夜になってどうしてもまた食べたくなって同じ店に行き同じ注文した時、
昼も注文取ってくれた若い女の店員さんがぼくの「チキンカレー」という注文を聞いて、「same(同じ)??(笑)」って言いながら半笑いだった(笑)
観光客が全然いない
ソクサンビーチは、コー•ロン島メインのツイビーチとは違って観光客が全然いない。ツイビーチからさらに船を乗り継がないといけないというのが手間と感じる人が多いのか。
そうやって手間をかけるからこそ静かに過ごす時間が得られるわけなんだが。
しかも、噂で聞いていた通り、ぼくが滞在していた2日間、ソクサンビーチではアジア人観光客をほぼ見なかった。
ヨーロピアンばっかり。
ぼくは正直、「このまま日本や韓国や中国ではあまり有名にならなくてもいい」と思った。テレビとか旅行会社がバンバン取り上げるようになっちゃったら、それこそ観光客だらけになってしまう。
観光地の人はたくさん人が来てくれた方が儲かるのでしょうが、訪れる側としては「知る人ぞ知る」くらいがちょうどいい。
でも売り上げがなくて潰れるのも困るから、「バランス」がなにより大事なんだと思う。
ソクサンビーチがあるソクサン村にはもちろん住民もいるので、現地に住んでる人もちょこちょこ見かけます。
子どもたちもいた。
こんな景色を毎日眺めながら育ったらどんな大人になるんでしょうか。
「この子たちもあの船頭さんみたいになるのか??」そんな思いも頭をよぎる。
停電する
ソクサンビーチの不便な点も書いておこうと思う。
それは停電だ。
電気の供給がどこから来ているのかわからないが、ソクサンビーチでは日中だろうと夜だろうと突然電気が使えなくなる。となると、ライトはもちろん、扇風機(エアコンなんてものはない)もシャワーも使えないわけで。
そこに住んでる人は慣れっこみたいで、停電の時はその時できること(洗濯•掃除•寝る)を臨機応変にしていた。
ぼくたちは日本で暮らしていると電気はあって当たり前、台風や地震があるとたまに停電したりしていかに電気に依存しているかを痛感するが、アジアでは計画停電や電力不足が当たり前の日常なのだ。
しかし、大昔は電気なんて無かったし、日本だって今でこそ水も電気も当たり前のように使っているが、普及期は不足したこともあったと思う。ただそれでも人は暮らしていた。
今ぼくの目の前にいるソクサンの住人も電力不足の中で当たり前に暮らしている。人間の適応力ってすごいから、無ければないでなんとかできるものなのだと思う。
ぼくが言いたいのは、「アジアの人たちはこうやってまだまだ不便な生活をしているんだから、日本で水や電気を贅沢に使うのはやめて節約しなきゃね」
ではなく、
「日本では水や電気が潤沢にあるのだから、『ありがたい』という気持ちを持つようにしようね」「そして、それをどう使えば人の役に立てるか考えてみようか」
ということだ。
ちなみに、そんなことを偉そうに言っているぼくだが、
ロン島滞在中、1度停電してる時にさっきの店でパイナップルスムージーを頼んだら、「ミキサーが動かないから無理だよ」と言われた。
「くそ〜停電め〜、俺のスムージ〜」と思ってしまったぼくはまだまだ未熟である。
1日2便しか船がない
もう1つの不便さは世界共通の田舎あるあるだ。
それは交通手段の不便さ。
ツイビーチからソクサンビーチに移動するための船が、
1日に2便(ぼくが滞在していた当時)、
朝8:30と
昼14:00しかなかったため、
到着日や最終日の滞在時間が制限される。
さらにロン島に着いてもツイビーチからシアヌークビルに戻る高速船に乗る時間も考えなきゃいけない。
ちなみに高速船は1日に3便だけ。あと普通船が1日2便あった。
さいごに
停電や交通手段の少なさなど不便な部分もあるロン島だが、その不便な面を軽く越えてくるくらい、素晴らしい体験と時間が待っている。
綺麗なビーチに白い砂浜、美味しいカレーとパイナップルスムージー。
お金も仕事もない中の貧乏旅行なのに、優雅な時間を過ごさせてもらいました。
初めは噂で聞いただけでちょっと疑っていたが、実際行ってみたら本当に良い場所だった。
世界にはまだまだ知る人ぞ知るステキな場所がたくさんあるんだろうなぁ
世界は広い。
さて、ぼくの『保育士のアジア旅』も出発から3週間が経ちました。
めちゃくちゃ濃い3週間。
訪れた国は、日本→オーストラリア→インドネシア→シンガポール→マレーシア→カンボジアの5カ国。
この後はベトナムのホーチミンへ向かう。バスで向かうことにしたのだが、その移動中もドキドキとワクワクの冒険が(笑)16時間の移動中、なんとドイツ人のめちゃくちゃ綺麗な女性が隣だったのだ。
バスという密室の中で何が起きたのか、あとから振り返るとぼくの気持ちがいちいち笑える旅路になった(笑)
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保育士のアジア旅2016Day22@カンボジア【夜行バスで16時間の移動。美女が隣に来た!!】
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