この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
朝は優雅に朝食を、、、
今日はバラナシ最終日。
昨日までにバラナシ観光もしたし、ガンジス川も行ったし、火葬場も見たし、プチホーリーもした。
今日は深夜0時の夜行列車で次の街に向かう予定だったから、それまではのんびり過ごそうと決めていた。
ホテルのチェックアウトは昼の12時。それまでは部屋にいて、そのあとはホテルのロビーやレストランで過ごそうかと考えていた。
朝7時半、ぼくはアイより一足先に目が覚めた。インド2日目から緩かったお腹の調子は多少良くなっている気がする。
アイはまだ寝ていたので、チャイでも飲みながら本を読んだりブログの記事でも書こうと思いレストランへ。
レストランで事情を説明したら「どうぞ友だちが起きて来るまでゆっくりしていってください」なんて言ってもらっちゃって。
ぼくは一人で席に座ってチャイを飲みながらパソコンカタカタし始めた。
アイが起きてきたのは約2時間後。
アイが来るまで読書とパソコンに没頭していたから数えてなかったけど、チャイを何杯かおかわりしたぼく。おそらく5〜6杯は飲んだ。チャイ、すごく美味しかったから。
それからアイと一緒に朝ごはんを食べて、その時にもチャイを2杯飲んだ。チャイ、すごく美味しかったから。
ん?お腹の調子が??
朝食を終えて部屋に戻り、チェックアウトに向けて荷物をパッキングし始める。
荷物のパッキングは慣れたもの。この旅行中にすでに何十回パッキングをしているのかわからないくらい。他ごと考えながらでも手はスムーズに動いていく。
そんな中、自分の意識がお腹のあたりに向いているのを感じる。
「あーなんかお腹が違和感だー」
それから数分後。
なんだかお腹が賑やかになってきた。
ぎゅるぎゅるゴロゴロぎゅるぎゅるゴロゴロ。
「おっ、お腹の方も2日遅れでホーリーフェスティバル始めたか♪♪」なんて冗談言ってる余裕は全くなくて、とりあえずトイレへ。
、、、、、、。
案の定、おなかくだしてた。
まぁ、正確に言うと、インドに来て2日目からずーっとおなかはくだし続けているので今さら驚くことじゃない。かれこれ8日間くだし続けている。笑
食が原因なのか、衛生環境が原因なのか、精神的なものなのか、思い当たることが多すぎるからこれまた困っちゃうのだが、とにかくこの1週間ずっとOPP(お腹ピーピー)。
ただ今日のOPPはタチが悪い。腹痛を伴っている。
インドに来てから腹痛を伴う日は何日かあった。
でも、今日の痛みは格別。
腸のあたりがめちゃくちゃ痛い、、、これはヤバイ、、、。
ノックアウト
部屋のベッドで休んだりしているうちにチェックアウトの12時に。
腹部の激痛に耐えながらチェックアウトのためになんとかホテルのロビーに降りてソファに腰を下ろした。
そして、
ぼくはその日、
そのソファに座ってから約6時間
イスとトイレの間しか移動しかしていない。
お腹が痛過ぎて外に出る気にも全然なれず、かといって本を読んだりパソコンを触ったりする気にもなれず、ただただ座ってうなだれることしかできない。
約6時間ずっとこんな状態だった。
自分の無力さに思考もマイナス方面に向いてしまう(笑)
申し訳ないのは一緒にいる友だちアイに対してだ。
アイはインドに来てからもずっと元気で、食事もぼくとほぼ一緒のものを口にしているにもかかわらず体調は万全。
腹痛のぼくと一緒にいてもらうのはとても心強かったが、せっかくインドまで来ているから街に出て散策してもらいたかった。
こんな状態のぼくが今、アイのために唯一役に立てること、それは「荷物番」。
もちろん、万が一目の前でカバンが盗まれても泥棒を走って追いかけれる自信は1ミリもなかったわけだが、ぼくは荷物番を買って出た。
「荷物は見ておくから、身軽に街出かけて来なよ」そうカッコよく言いたかったが、この有様である。
アイも心配そうにしながらも、街へ散歩に出かけた。
荷物は見ておくからとか言いながら、ぼくがトイレに行く時は平気で荷物をロビーに置き去りにしていたのはアイには内緒である
アイが散歩に出かけてからも腹痛は全然治らず、
「まだ下からだけだからいいけど上からもくるようになったらさすがにイヤだ」「インドで病院は避けたい」なんて思いをめぐらせながら、
この日ぼくは、ホテルエントランスの扉が開いたり閉まったりするのをひたすら眺めていた。
たまにロビーのテレビを観ながら。(もちろんヒンディー語は分からない)
腹痛の原因は、、、??
うなだれている間、この腹痛になった原因を考えた。
インドに来て初期のOPPはおそらくスパイシーなものを食べたことによるものだと思う。
だから、その日から一切のスパイシーフードを口にするのをやめた。
でもそれからも胃腸の調子は戻らない。
旅の前半は「予約したツアーの手配がちゃんとできているのかな??」っていう不安要素が多かったのでメンタル的なことが関係してるのかなと分析した。
しかし今日の腹痛&下痢。
スパイシーな食べ物は口にしていないし、チケットの手配とかもほぼ手元に届いていたから旅の不安要素もほとんどなかった。
となれば、考えられるのは、朝飲んだチャイ。
おそらく午前中だけで7杯くらい飲んだあのチャイ。
きっとチャイに入っていたミルクがお腹の調子を狂わせているんだ。
インドのミルク、衛生面とか殺菌とかどうなっているのか知らないが、日本で売っている牛乳と明らかに匂いが違う。
しかも、チャイを作る様子を見ていると牛乳はビニールのパックに入っていてそこからナベに移している。
保存状態は??そもそもなんのミルク??
疑問はたくさんあるが、そのミルクの入ったチャイを大量に飲んだこと、それが今回の腹痛の原因だろう、、、。
バラナシに来てからホテル以外の場所で水以外口にしてないし、朝もチャイ以外はトーストしか食べてないし。
ぼくの乳糖耐性、大量のインドのミルクの前には手も足も出なかったみたい。
ポジティブにポジティブに
そんな風に腹痛の原因を考えている時、ちょうどアーグラからバラナシに来るまでの夜行列車で読んでいた本の内容が頭に浮かんできた。
その本にはこうありました。
「かわいそうな私」の話はやめて、「これからどうするか」の話をしよう。
そうだ!!その通り!!
「インドでOPPになったかわいそうなぼく」のことなんか考えてたってしょうがない!!
「これからどうするか」を考えよう!!
そう思いながらアイが戻って来るまでに出したぼくの結論は、
「しばらくチャイは飲まない」
インドに来て、カレーなどのスパイシーフードを徹底的に避け、チャイも避ける。
こんな旅行も珍しいと思う。
日本に旅行に来て「ぼく日本食が全部ダメなんです」って言ってるのと同じこと。
緑茶を勧められて「ぼくカテキンが体に合わなくて」って言ってるのと同じこと。
インドで口に出来るもののレパートリーが日に日に狭くなっている。恐ろしきインドである。
そんなこんあでここ数日の主食はポテトチッップスとビスケット。
封のしてあるものが安心なのだ(笑)インドこわい。
さて、夜はまた夜行列車で次の街へ移動する予定である。この列車でも「インド式」に焦ることになる。
本当に退屈しない国だ。
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