この記事では、子どもが「良い習慣」を身につけるために親ができることを紹介します。
この記事はこんなママにおすすめ
- 子どもの習慣付けで悩んでいるママ
- 子どもに悪い習慣があって困っているママ
そう言われたらあなたは本当だと思いますか?
でも実際その通りなんです。
「習慣を変えること=人生を変えること」なんです。
「子どもに良い習慣を身につけさせたい」と思うことは、「子どもに良い人生を歩ませてあげたい」と思うことと同じです。
習慣とはそれくらい重要なことなんだと理解した上で読み進めていただければと思います!
習慣とは?
まずなによりも重要なのは、「習慣とは何か」をしっかり理解することです。
一言で言えば、習慣とは「繰り返し」です。
習慣は、良いものも悪いものも「繰り返し」によって身につきます。
とにもかくにも「繰り返し」なんです。
ぼくたちの脳には「繰り返し行うことは大切なことなんだ」と認識する機能があるそうです。そこには善悪はないそうです。
そして人間の脳は非常に優秀なので、あることを繰り返し続けると「より簡単に、かつ無意識に」できるようにどんどんスキルアップしていきます。
そうして身についたものを「習慣」と呼んでいます。
これは、日常の些細なこと(例えば歯磨きの仕方やスマホで開くアプリ)から、感情的な対応(怒った時や悲しい時にどう行動するか)まで、多くのことが当てはまります。
子どもが帰宅してすぐに手を洗わなかったり、宿題よりもゲームを優先することも繰り返されてきた「習慣」です。
ココがポイント
子どもはどんなことを繰り返すようになるか?
習慣が「繰り返し」で身に付くのだとすれば、望ましいことを繰り返すようになれば「良い習慣」が身に付くはずです。
では、子どもたちが繰り返すことにはどのようなものがあるのでしょうか?
簡単なこと?
面白いこと?
どれも間違いないではないと思いますが、今回は違う視点でみてみたいと思います。
ドキッとされるかもしれませんが、子どもは「親から言われたこと」や「親がしていること」を繰り返しはじめます。
親の掛ける言葉が子どもの習慣に変わる
生まれた瞬間には平等な子どもたちも、時を経るごとに何かと違いが目立つようになってきます。
その理由の一つに「親から掛けられる言葉」があります。
生まれてから最初の数年間は子どもの脳は真っ白なキャンバスと同じですから、
はてな
- 「私って誰何だろう」
- 「ぼくってどんな存在なんだろう」
といったことを無意識レベルで感じています。
そんな時期に親から言われた言葉は子どもに強力な影響を与え、心の中で繰り返すようになります。
例えば、こういったことを口にしたことありませんか?
「あなたは忘れっぽいんだから」
「また手洗いもしないで◯◯してる!」
「また泣く。よく泣く子だねほんとに」
たとえそれが冗談で言ったことだとしても、残念ながら脳はそれを「事実」として捉えます。
脳の仕組みは意外とシンプルなんです。
すると、子どもたちは、
「ぼくは忘れっぽい子なんだ」
「ぼくは手を洗わない子なんだ」
「私ってよく泣く子なんだ」
と受け取るようになり、その言葉を脳内で繰り返しはじめます。
これが習慣の特徴です。
ということは、これはチャンスでもありますよね。
子どもに掛ける言葉を変えてみたらどうなるでしょうか?
子どもに掛ける言葉一つで習慣が変わるというのは朗報でもあり不報でもあるかもしれません。
良い習慣が身につかなくても怒らない
次に、子どもの習慣について気をつけたいポイントもあるので紹介します。
注意ポイント
- 一度にたくさんの変化を求めない
- 子どもにもタイミングがある
- 良い習慣が身につかなくても怒らない
一度にたくさんの変化を求めない
子どものことを考えると、理想が高くなりすぎてついついたくさんのことを求めてしまう気持ちはすごく分かります。
しかし、一度にたくさんのことを言われたって対応できません。
特に「習慣」は「繰り返し」で変化するものです。時間を掛けて変化さえていくものですから、昨日言って今日変わるものじゃありません。
まずは「1つだけ」選び、ゆっくり様子をみましょう。
その際に参考になる期間は21日間(3週間)です。人間は何かを21日間続けるとその物事が習慣付くと言われています。子どもの場合は余裕を持って1 ヶ月単位で考えるといいかもしれません。
子どもにもタイミングがある
もう1つは、子ども自身のタイミングです。
ぼく自身も経験がありますが、子どもの頃に持ってた習慣で今現在も続いてるものって意外と少ないのではないでしょうか?
子どもも同じです。一年前と今現在では持っている習慣は違うと思います。
子どもにいくら伝えても変わらない時は変わりません。かと思えば数ヶ月したら今までが嘘のようにその習慣がなくなっていることも多いです。
あまりキツく言いすぎて子どもが萎縮してしまってもいけませんから、「この子にもタイミングがあるよね」と親がおおらかに構えることも必要だと思います。
良い習慣が身につかなくても怒らない
親であれば、子どもに対して「より良くなって欲しい」もしくは「こうなって欲しくない」という期待を持つと思います。
そして期待通りになっていないことに落ち込んだりイライラしたり。一喜一憂してしまいますよね。
ただ、ある程度割り切ることも必要です。
考えてみてください。子どもにいろんなことを求めているあなた自身は果たして「良い習慣だけで出来ているパーフェクトヒューマン」でしょうか?
【大人が悪くなりがちな習慣】
- お金の使い方の習慣
- 時間の使い方の習慣
- 食生活の習慣
- 人付き合いの習慣
きっとあなたも思い当たる節があると思います。
これで何が言いたいのかといえば、身につくことは身につくし、どれだけ親が言おうとも身につかないことは身につかないということです。
子どもの「良い習慣」に固執しなくても大丈夫です。
希望
- 帰宅したら手を洗って欲しい
- 毎日宿題をやって欲しい
- 好き嫌いなく食べて欲しい
いろいろ希望はあるかもしれませんが、
究極のところ、
- 挨拶ができる
- お礼が言える
まずはこの2つの習慣が身についていればとりあえずオッケーじゃないでしょうか?
それくらいおおらかに構えておくことも大事だと思います。
まとめ
というわけでまとめます。
習慣とは「繰り返し」のことであり、習慣を変えることは人生を変えることと同じです。
子どもが「良い習慣」を身につけるために親が子どもにできることは、
ポイント
- 子どもに掛ける言葉を変える
その際の注意点として、
注意ポイント
- 一度にたくさんの変化を求めない
- 子どもにもタイミングがある
- 良い習慣が身につかなくても怒らない
があります。
まずは1つのことを1ヶ月!おおらかな気持ちで関わってみましょう!
最後まで読んでくださってありがとうございました。