幸せとは

【だから不幸だったのか】不幸の正体が分かれば幸せが見えるようになる

かんかん

ぼくは保育士です。まだまだ存在自体が珍しい男性保育士です。保育園で働きながら、子育てママに向けた「情報」や「考え方」をブログで発信しています。

どこかで聞いたこがあるかもしれませんが保育士は給料が低いです。とことん低い。今28歳のぼくの給料は、毎月手取りで15万円くらいです。1人暮らしをしているのでその15万円から家賃・光熱費・食費・保険料・通信費、、、と引いたらば、、、(涙)。なんていう生活をしています。笑

「いきなりなんのぶっちゃけ話ですか」と思われた方、すみません。笑
文句とか不満を言いたいわけではないのです。今はもういいんです。

でも、以前は文句や不満でいっぱいでした。「保育士って子どもの命を預かる仕事なのに」とか「将来の日本を担う子どもの成長に関わる重要な仕事なのに」とか。「なんでこんなに給料低いんだ!!」って不満ばかりでした。

ぼくは給料が低いことを「不幸なこと」だと思っていたんです。同級生の男友だちは、それこそぼくの倍くらいの給料を稼いで毎日がすごく楽しそうに見えていました。保育士になったことではなく、保育士の給料が低いことを嘆いていました。

「このままじゃダメだ」「保育士という仕事は好きだけど、このままじゃ後悔してしまう」という思いが日に日に強まったぼくがどうしたか。

 

ぼくが選んだ選択は、

オーストラリアに留学してみること

でした。

 

今回は、そのオーストラリア留学中、そして海外を旅して知った「不幸の正体」の話です。

 

世界で上位8%の富裕層

Pexels / Pixabay

まず、この記事を読んでいるあなたに質問です。世界人口70億人の中で、「豊かさ」という観点でみた時にあなたはどのくらいの順位にいると思いますか??

富裕層と言われる上位でしょうか??
35億番目くらいの中間層でしょうか??
それとも貧困層と呼ばれる下層でしょうか??

 

ぼくはオーストラリア留学に行く前、自分は「めちゃくちゃお金持ちでもないけど、めちゃくちゃ貧乏でもない」という中間層だと思っていました。

しかし、海外で暮らしてみると、その考えは180度変わりました。

ぼく、富裕層だったんです。どこからどうみても富裕層。自分が中間層だと思っていた昔の自分の両肩をつかんで体を前後に思い切り揺すりながら「ばかやろー!!お前は富裕層なんだよ!!気づけ〜!!」と脳震とうになるくらい教えてあげたい気分です。

 

ちなみに、富裕層というのは「お金持ち」ということではないです。ぼくはここの勘違いをしていたからまずもって不幸でした。お金持ちじゃなくても豊かに暮らしている人はたくさんいます。

富裕層というのは世界全体を見た時に「安全で快適かつ不自由の少ない暮らしができている人」と考えるとわかりやすいと思います。

そして、ぼくが海外生活で気がついたことは日本人として生まれたことの幸せでした。

 

たとえば、あなたは以下の項目にいくつ当てはまりますか??

  1. 冷蔵庫に食料がある
  2. 着る服がある
  3. 屋根がある
  4. 寝る場所がある

この4つ全てに当てはまるなら、この時点であなたは世界の上位25%に入る富裕層です。4分の1にランクインしてますので、この時点で上位決定ですよね。

さらに、この項目はどうですか??

  1. 銀行に預金がある
  2. 財布にお金が入っている
  3. 家のどこかに小銭の入った入れ物がある

これを満たしていれば、最も裕福だと言われる世界人口の上位8%に入る富裕層なんだそうです。

 

この項目って、周りの人に聞くのもためらうくらいに、日本で暮らしていたら「普通のこと」じゃないですか??

だって、久しぶりにあった友だちに「よ!久しぶり!!お前ん家、屋根ついたか??」とか「え!?今日パンツ履いてんの!?うらやま!!俺は来月嫁さんのパンツを先に買ってあげてからだなぁー」とかならないですよね。

インドではノーパンでズボンだけの人はたくさんいましたよ。パンツ履かない理由を「暑いからさ」と言うインド人もいましたが、貧しさゆえにズボンは履いてるけどパンツまで手に入らないというインド人も多いようでした。

そうやって、日本では当たり前のことが世界では全然当たり前じゃなくて、むしろノドから手が出るくらいうらやましいことだったりするわけです。

当たり前の話で言えば、水道から出る水が普通に飲める国というのも少ないです。インドでは(またインド)、飲むことはもちろん、水道から出る水で歯磨き後のうがいすらできませんでした。飲み込まなくても口に含んだだけで下痢になることがあるからです。

というように、日本にいるとなかなか気づけませんが、日本人で日本で暮らしているというだけで世界的にみればかなりの富裕層だということに気づきました。

 

それでも不幸を感じていた理由

ではなぜ、海外生活をする前の日本で暮らしていた時のぼくは幸せを感じることができず、自分のことを「不幸」だと思っていたんでしょう。世界的にみれば上位8%に入るくらいの裕福な暮らしをしていたのに。

その理由がようやく分かったんです。

それは、

比較

です。

 

昔のぼくはいつも誰かと何かを比べていました。だから不幸を感じていました。

あの人より給料が低い
あの人より頭が悪い
あの人よりモテない
あの人よりあの人より、、、

そうやって「アノヒトヨリ」を呪文のように繰り返していたんです。

それに加えて、価値観が自分のモノサシではなく、いつも「誰かのモノサシ」でした。
年収はこれくらいがいい、何歳までには結婚したい、今度は流行りのこれを買いたい、、、

もちろん今でも「年収はこれくらいがいい」とか、「何歳までには結婚したい」という思いはあります。しかし、以前と違うのは、誰かが言っていたからそう思っているのではなく、自分にとって必要だからという基準で考えている点です。

 

ネガティブな比較をやめたら幸せが見えた

日本に暮らしていると、すでにこれ以上ないくらい豊かな状態なのに自分の周りがみんな上位8%だからそれが当たり前になってしまい、いつの間にか「世界の全てがそうなんだ」と勘違いしてしまいます。

 

そうすると、気づかぬうちにその上位8%の小さな枠の中で比較が始まります。

  1. 冷蔵庫にどんな食料があるか
  2. どんな家電があるか
  3. どんなブランドの服を着ているか
  4. どんな間取りの家に住んでいるか
  5. ベッドサイズがキングかセミダブルか

持ってない人からしたら家があって服があるだけでもまず裕福なわけですが、それを手に入れてしまうと次は「どんな◯◯」「もっと良い◯◯」へと目標が変わってしまいます。

 

「人間はどんだけ欲深いんや」って言いたくなりますが、その欲深さがあったからこそ現代のぼくたちがここまで豊かな生活が送れるわけですから、否定はできません。

だって、昔の人が「ちょっと肌寒いけどまぁ裸でいいよね、冬は毛皮あるし」くらいに思ってたら現代のファッションには繋がってないし、「夜は暗いままがいいよね、寝るだけだしさ」と思っていたら電気やライトは発明されませんでした。

離れたところにいる人と連絡を取り合いたいと思わなかったら今のスマホにも繋がっていませんから。

昔の人たちの欲望のおかげで今の生活があるのを忘れてはいけないと思います。

 

まずは不幸から離れよう!そしたら幸せが見える!

wagrati_photo / Pixabay

そんなわけで、さいごに、そんな豊かな現代に生きる欲望の塊みたいな人間のぼくたちが、どう考えれば幸せになれるのかです。これはコツがありまして、たいていの人はまず「どうしたら幸せになれるか」を考えてしまいます。でもそれは順番が違います。

まず最初にすることは、「不幸じゃない理由探し」です。「私は不幸じゃなかったんだ」という理由を集めるんです。その時には「比較」が必要になります。人を不幸にするのも「比較」、不幸じゃない理由を考えるのも「比較」なんて不思議ですよね。

人間は不幸にしても幸せにしても、比較しないと生きていけない生物なんでしょうかね。

 

さて、不幸じゃない理由探しですが、ぼくの場合はたとえばこんなことです。

  • 生きてる
  • 歩ける
  • 話せる
  • 手が使える
  • 笑うことができる
  • トイレに行ける
  • 家族がいる
  • 友達がいる
  • 家がある
  • 仕事がある
  • 食べ物がある
  • 病気になっても病院がある
  • 昔の人より早くて快適な移動手段が使える
  • 布団が気持ちいい
  • 戦争に行けと命令されない
  • 世界最強と言われる日本のパスポートが持てる

他にもいっぱいありますが、ここに挙げただけでも「自分は不幸じゃないんだなぁ」って思えます。

この記事をここまで読んでくださったあなたもぜひ、幸せ探しよりも先に「不幸じゃない理由探し」をしてみてくださいね!!

Hans / Pixabay

不幸と幸せって、表裏みたいなイメージで考えている方が多いと思いますが、ぼくは違う考え方をしています。

例え話でいうと、不幸と幸せって雲と太陽みたいな関係だと思っています。太陽という幸せはいつも空にあってぼくたちに光や温もりを届けてくれています。でも、たまに雲という不幸が太陽を隠してしまいます。でもそれは太陽がなくなってしまったわけじゃなくて、雲に隠れてしまっているだけ。雲の上には太陽はあるんです。

不幸(だと思っている)な人は、くもりの期間が長いだけで、晴れの日が来ないわけじゃありません。要するに、「どう晴らすか」なんです。

本物の天気は風が吹いて勝手に変わっていきますが、不幸という名の雲はぼくたち自身が「風」を吹かさないと動いてくれません。その「風」は時に誰かとの出会いだったり、時に新しい情報だったりするわけです。

このブログは、幸せという「快晴」を手に入れたい子育てママたちの、どんよりした「不幸雲」を吹き飛ばす「風」の役割になればいいなと思いながら日々記事を増やしています。

TimHill / Pixabay

 

ぼくはどこにでもいる28歳の月給低めの男性保育士なのでみなさんに偉そうなことは言えませんが、幸せな人が増えたらいいなと願うばかりです。この記事が幸せを手にしたいと考えているママさんの役に立てば嬉しいです。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 


不幸じゃない理由探しをした人は、次は「幸せのなり方」です。こちらの記事もおすすめです。

 

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