メンタル

"怒らない母親"になるためにオススメの『感情コントロール方法』

かんかん

 

 

この記事はこんな方におすすめ

  • 子育てでいつもイライラしてしまう人
  • イライラしたり、落ち込んだり、感情の起伏が激しい人
  • 「幸せになりたい」「楽しく生活したい」と思っているのに上手くいかない人

 

 

感情ってなんでしょうか?
イライラしたり、落ち込んだり、嬉しくなったり、楽しくなったり、
「気分」と言い換えてもいいのかもしれませんね。

 

子育てをしていると、思い通りにいかないことが多すぎて、つい感情的になって「いつも怒ってばかり」なんてママは多いですよね。

 

そこで今回は、「怒らない母親になるために必要な感情コントロールの秘訣」をご紹介します。

 

「イライラする」のと「トイレに行きたくなる」のは同じ

Alexas_Fotos / Pixabay

感情に振り回されないために大切なことは、
「感情とは何か」を知ることです。

 

結論から先に言いますと、感情が出てくるのは当たり前でそれは人として健全です。

公園の池に住んでいる魚にエサをあげたら大喜びで口をパクパクしますよね。
それと同じくらい当たり前のことなんです。

 

感情は本能的なものなので、感情を無くさないようにすることはまず無理です。
「感情的になっちゃダメ、感情的になっちゃダメ」と言い聞かせること自体がまずもって感情的な行動ですもんね。笑

 

 

体には「生理反応」があります。

暑くて汗が出てくる。

眠たくなる。

トイレに行きたくなる。

など、自分が意識してなくても勝手に体が教えてくれる「自動お知らせ機能」のことです。

 

心にも同じように「自動お知らせ機能」があって、それが「感情」なんです。

 

体の生理反応心の生理反応ってことですね。
どちらもぼくらが生きるために必要だから備わっています。

 

多くの人は、
体の生理反応には素直に従うのに
心の生理反応は抑えつけようとします。

 

何かショックな出来事があって落ち込む人はいますけど、
暑くて汗が出てきたからといって真剣に悩む人なんていないですよね?

 

トイレに行くことも同じです。

イライラしてその場で子どもを怒鳴ったり、
落ち込むことがあって「私を気にかけてくださいオーラ」を出したりする人はいますけど、
電車やバスの中で便意を感じたからといってその場でしたりしませんよね。

どちらも得られる感情は「ふぅ〜スッキリしたぁ」ですが、体の生理反応と心の生理反応では対応に違いがあります。

 

本来はどちらも同じで、
便意を感じることは当たり前で、だから排泄する時に適切な場所に行くように、
感情を感じることは当たり前で、だから適切な方法でコントロールする必要があります。

 

 

感情に振り回される理由

amazed / Pixabay

ではなぜ、人は感情に振り回されてしまうのか。
心の生理反応を上手く処理できないのか。

 

たいていの理由は、目の前のことしか見えていないからです。

出来事に対する距離が近すぎるのです。

 

例え話ですが映画館のスクリーンを画面から1cmの距離で見たらどうなりますか?

きっと「なにこれ、訳わかんない」ってなりますよね。
全体が見えていないから、小さい一部分だけを見た時によく分からない。

 

ジグソーパズルみたいなものですね。
1000ピースあるうちの1ピースだけみても「なんのこっちゃ」です。
でも箱に完成図(全体)が書いてあるから1ピースを見て、「あぁ、きっとこの辺だな」と落ち着いて進められるんです。

 

感情もそれらと同じでして、

「子育てしていてイラッとした」

その「イラッ」が意味のあるものなのか、気にしなくてもいい出来事なのか。

全体像が分からないから困ってしまうのです。

 

 

では、どうすればいいのか。

 

答えは「ゴールを持つこと」です。

 

 

ゴールを持とう

qimono / Pixabay

感情に振り回されないためには、ゴールを決めること。実現したい未来をイメージすることが大切です。

 

ゴールは人生全体のゴールみたいな大きなものでなくてもいいと思います。

子育てのゴール、夫婦生活のゴール、趣味のゴール、健康のゴールなど、いろんなゴールがあります。

 

あなたにとって、「子育てのゴール」とはなんでしょうか??

 

たとえば、
あなたの子育てのゴールが「我が子が大人になった時に自分のやりたいことを見つけて毎日楽しく生活してくれるようになること」だったとします。

 

そうすると、仮に小学生の我が子がゲームにハマって毎日やっているとして、
それを「そんなことばっかりやってないでもっと勉強しないさい」って叱るのはどうですか??

 

その子は勉強することや友だちと遊ぶことやスポーツすることみたいな数ある選択肢の中から、
ゲームという自分のやりたいことを見つけて毎日楽しく生活してますよね。

 

とすれば、「あ、この子は今、将来のゴールに向けて自分のやりたいことを見つける練習中なのね。ゴールに近づいてるわ♪♪」って思うこともできるわけです。

 

もちろんゲームが良い悪いは別の話です。
ぼくは家でゲームやるより外で汗かいて遊ぶ派なので、子どもがいたら上手いこと外へ誘い出すと思います(笑)

 

ここで言いたいのは、
ゴールが決まっていれば何か出来事が起きた時に一瞬冷静になって考えることができるんですってこと。

 

さっきの映画館の話でいえば、スクリーンから1cmの距離だったのを、2,3歩下がってみるんです。まだまだ全体は把握しにくいですが、最初よりは広い視野で見れるようになります。

 

「今この子がこう言ったのは、こういう理由があるのかも」と思えれば、頭ごなしに「そんなこと言うんじゃありません」とはならないと思います。

 

子どもがやることや言うことには、絶対に子どもなりの理由があります。
まずはそれを聞いてあげるだけでも、視野が広くなりますよ。

 

というわけで、それぞれのゴールを考えてみてはいかがでしょうか。

  • 子育てのゴール
  • 夫婦生活のゴール
  • 趣味のゴール
  • 健康のゴール

めんどくさそうに思えますが、理想の未来を考えるのって意外と楽しいですよ。

 

 

「楽しい」「嬉しい」はゴールにしない

Pexels / Pixabay

ただし、ゴールを決める際の注意点が1つあります。

 

それは「気分」を目的にしないこと。

 

気分とは、さっき言った心の生理反応のことです。

体の生理反応をゴールにする人はいないですよね。
「ワタシの健康のゴールは〜、暑いときに汗をかくことですッ♪」みたいな人いたらビックリしませんか??

 

同様に心の生理反応をゴールにするのは良くないわけです。

さすがに、「イライラしたい」「落ち込みたい」と目的にする人はいないと思いますが、
「嬉しい」「楽しい」「面白い」などポジティブなことも同じ気分なので、目的にしない方がいいのです。

 

なぜなら、
5年後に「楽しい生活」をしていたい、
3年後に「喜びが多い生活」をしていたい。
と決めても、

あなたにとっての楽しいってなんですか?
どんな時に喜びを感じますか?

そこまで具体的に考えてゴールを設定した方がいいってことです。

 

つまり、みんなの口癖「幸せになりたいっ」も具体性がないとキケンてことで、、、。

 

「楽しい」「幸せ」「嬉しい」「おもしろい」というのは、あなたにとって良い出来事が起きたことの結果手に入る感情です。となると、悪い出来事が起きたら反対の感情を意識してしまいます。

 

感情というのは最初にも書いた通り、排泄や発汗と同じで生理現象なので、
自分が意識してなくても勝手にやってきます。

毎回毎回好ましい出来事が起きるわけではないですもんね。

 

というわけで、気分をゴールにするのはやめて、
なるべく具体的なゴールを設定しましょう!!

 

感情を楽しもう!!

jill111 / Pixabay

最後に、理想の未来のためにゴールを決めたあなたが、
日々やってくる感情に振り回されないためにできる
感情コントロールの秘訣を紹介します。

 

ここが1番大事な所ですよね!!

 

感情をコントロールする秘訣、
それはゲーム感覚で感情を楽しむことです。

 

映画館で観る3Dとか4Dとかって感情移入しながら楽しみますよね??

それと一緒です。現実世界でそれをやるんです。

 

日々起きる出来事を「理想のゴール」というハッピーエンドに向かっている途中の試練だと考えてください。

 

ショックなこと、イライラすること、泣きたくなること、そりゃありますよ。
嬉しいこと、楽しいこと、笑えること、それもありますよ。

 

でもそれらの感情は、ゴールの辿り着くために必要な伏線であり、ハッピーエンドに繋がっています。

遊園地のアトラクションと一緒で、怖い感情も楽しい感情も永遠に続くことはなくて、山あり谷ありです。
実際、1年前の今日、イライラしていたか落ち込んでいたか笑っていたかなんて覚えてないですよね??

 

「感情」とは、とってもリアルなエンタメです。

 

テレビドラマで主人公の恋人が浮気をしたのを見て「なにこいつ最悪」と思っても、次のバラエティで芸人見ながらケラケラ笑っていられるのも、それがエンタメだと分かっているから。

 

子育ても壮大なエンタメです。

フザけるとか真剣にやらないってことじゃないですよ。俳優だって真剣に演じているし、芸人だって真剣に楽しませようとしています。エンタメは真剣なんです。

 

子育てというエンタメもゴールが決まれば子どもへの接し方が変わるはず。
感情の振り回され方も変わるはずです。

 

子どもが大きくなってしまえば感情的になることすらも少なくなってきます。

「あの頃は大変だったけど賑やかで楽しかったなぁ」と思えるように、

今のうちから感情を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

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