時間の使い方

「便利な生活」が子どもに与える悪影響とは。【「便利」を上手く使えてますか?】

かんかん

こんにちは。子育て情報ナビゲーターのチュロスです。
かんかん
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「便利な生活」が子どもに与える悪影響とは。


あなたは今、どのくらい便利な生活をしていますか?

24時間開いているコンビニや、家にいながらタップ1つでできる、宅配便は時間指定までできます。

家電もどんどん高性能になり、今やスマホ1台あれば仕事からプライベートまで、ほとんど間に合う時代です。

昔の日本と比べてみても、海外の暮らしと比べてみても、今の日本は本当に便利だと思います!

そして子どもたちも、この便利さを当たり前に受け取って大人になっていきます。

ただ、実は「便利な生活」というのはよく考えて使わないと、人生が辛くなる可能性があるんです。

「便利」を言い換えると、、、

一般的に便利と聞くと、「楽をすること」「手間を省くこと」だと思います。

それをもう少し深く掘り下げてみると、便利とは「自分の時間を増やすこと」だとわかります。

例えば

掃除機や洗濯機、電子レンジがなかった時代の人たちが、掃除や洗濯や料理に使っていた時間を、今ぼくたちは他のことに使えます。

最近結婚して主婦になったある女性が、「洗濯機を回している間がスマホでゲームができる貴重な時間」と言っていましたが、昔のように洗濯板で洗濯をしていた時代なら有り得なかったことです。

他にも、昔の人が1日かけて歩いて移動していた距離を、ぼくたちは車を使ってわずか1〜2時間で移動することができます。

「便利」によってぼくたちは自由に使える時間を増やしてきました。

と、ここで今回の本題ですが、

便利によって増えた時間を、あなたは有効に使えていますか??

せっかくお金をかけて(高価な家電や車を購入して)増やした時間なのに、「ヒマだなぁ」とか「なんかやることないかなぁ」と言ったりして、退屈しちゃってませんか?

「そうかもしれない」と思い当たる方はぜひ続きを読んでみてください。

改めて日本の便利さを考えてみると

MasashiWakui / Pixabay

日本に暮らすぼくたちがふと周りを見渡してみれば、24時間電気がついてるコンビニがあちこちにあって、

夜遅くまで開いてるスーパーマーケットや薬局があり、片手に収まるスマホを使えばスケジュール管理やお店の予約、支払いまでできてしまいます。

分からないことがあれば、先生がなんでも教えてくれて、地図やナビや翻訳機までタダで使うことができる。Google様様です。

ネットショッピングもそうですよね。1クリックで注文したら次の日には商品が届いたり(早いときにはその日の夜に届いたり)する。

なんという快適で便利な世の中でしょう。

乗り物もそうです。昔の人はスタコラサッサと歩いていました。

ところが今では車や電車、バス移動が当たり前。

飛行機で空も飛べるし海だって船に乗れば渡れます。しかもものすごいスピードで。

家電製品は便利の代表です。

  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • お風呂の給湯器
  • IHクッキングヒーター

昔はいちいち手でやっていましたよね。何十年前かに比べたらきっと家事の時間はものすごく短縮できているはずです。

料理もそうです。
「時短テクニック!」「素早く簡単に!」ですよね。

ファーストフードも、「早い!安い!うまい!」が合言葉です。

昔とは比べものにならないくらい便利になった時代、ぼくたちは運良く生まれ、生きています。

めっちゃくちゃラッキーじゃないですか?

乗り物も食べ物もネットも家電も、これぜーんぶ便利を目指した結果です。

どうして便利を求めるの?

では、人々はどうして便利を求めたのでしょうか?

何かで忙しかったから?ただ楽をしたかったから?

「便利な物」「便利なサービス」を生み出した人たちは何を思いながらそれらを開発したのでしょうか?

1つは人間の向上心だと思います。「もっと良くなりたい」という成長意欲が本能としてあるのでしょう。

もう1つは「こんなものがあったらいいな」「こんなサービスが欲しいな」と人々が望んだからだと思います。

その結果たくさんの便利が生まれました。

そして便利の行き着く先は、最初にも書いた「時間短縮」です。

便利の役割は「自分の時間を増やすこと」

PeterW1950 / Pixabay

「便利な生活って良いよね〜」とよく聞きますが、「何が良いのか」ってあんまり考えたことないんじゃないでしょうか。

便利を手に入れるためにはたいていお金が必要ですよね。最新の調理器や掃除機を買うにもお金がいります。より早い交通手段を使うにも。

そして普通、高性能でより便利な物ほど高かったりします。

例えば

遠い場所に移動するためには、歩くのが一番安いですが、その分、大変で時間もかかります。

自転車を買えばコストは安いですが、その分時間がかかります。

そして、車→普通電車→→特急電車→新幹線→飛行機というように、早くて便利になればなるほどお金がかかります。

そうやってお金をかけてまで手に入れるものはなんですか?

「他のことに使える時間」ですよね。

そうなんです。

ぼくたちは、「便利」を通して「時間」を手に入れているんです。

もう1つ例えば

名古屋に住んでいるぼくが朝7時に名古屋駅を出発して日帰りでディズニーランドに行こうと思ったとします。

高速バスで行けば往復6000円くらいで済みますが片道5時間くらいかかります。

新幹線で行けば往復20,000円くらいかかりますが片道1時間30分で着けます。

どちらの移動手段を使った方が、ディズニーランドの滞在時間が増えるのか。これが便利によって手に入るもの、「自分の時間」です。

つまり、ぼくたちが便利を求める理由は、

何か他にやりたいことがあるから、のはずです。

家族と過ごす時間だったり、
自分の体を休める時間だったり、
趣味をする時間にしたり、、。

他にやりたいことがないのであれば、わざわざ家電や乗り物を開発しなくても自分の足で歩いて、自分の手で作業すれば良いということになりますから。

せっかく作った時間を有効に使えているでしょうか?

stevepb / Pixabay

さて、便利なものを使うことによって手に入れた時間を、あなたは何に使っていますか?

やりたいこと、やれていますか?

ちなみにぼくは以前、全く出来ていませんでした。

車も家電も、生まれた時から目の前にあったものだから、それがあるのが当たり前で「便利なものを使って生み出した時間をどう使うか」なんて考えたこともなかったです。

30歳を過ぎた今でこそ、こういうことを考えるようになりましたが、20代前半は「便利に甘えているだけ」でした。

せっかくお金を払って手に入れた時間に、

「ヒマだな〜、何もやることないなぁ」「何か面白いことないかなぁ」なんていつも思っていましたから。

これでは、なんのためにわざわざお金を払って家電や便利なサービスを使っているのか分からなくなってしまいます。

「最近の休日の過ごし方は?」と聞かれて「あれ?私いつも何やってるんだろう?」と思ってしまう時は、目的も無くなんとなく暇つぶしでテレビを観たり、SNSやYouTubeを観ている可能性があるかもしれません。

もちろんテレビやYouTubeやゲームに時間を使うことは悪いことだとは全然思いません。

大事なことは「本当にやりたいからやっているのか」「ヒマだからやっているのか」と問いかけた時に、「本当にやりたいことをやっていること」です。

それが「自分の時間」を有効に使えている証しだと思います。

ぼくたちは人類史上最高に「1日を長く使える」時代を生きている

今と100年前を比べたら、1日24時間の中で自分が使える時間は多くなっているはずです。

もしかしたら100年前の人たちは、「仕事」と「家事・育児」と「移動」で1日が終わることがほとんどだったかもしれません。

電気や電球がなかった時代は夜の活動時間の限界も早かったことでしょう。

そんなことをふと思った時、

100年前の人たちが手に入れたかったかもしれない「時間」を、「ヒマだ〜」「何か面白い事ないかなぁ」とダラダラと暇つぶしに使うのではなく、自分のやりたいこと、楽しめることに使いたいなと思うようになりました。

便利にお金をかけて手に入れたその時間を何に使う?

便利になったおかげでできた時間を何に使うのか、しっかり考えなければと思う今日この頃。

それを考えた結果が「とにかくラクをしたいから」が理由になっても良いと思います。

「たくさん寝たいから」「ダラダラ過ごしたいから」が理由になっても良いと思います。

ぼくは「自分なりに時間の使い方を考えてみることが大切なんだろうな」と思っています。

「便利」を子どもにどう伝えるか

Soledadsnp / Pixabay

ただ、子どもには、便利な生活をすることの意味をしっかり教えてあげたいなと思います。

なぜなら、今の子どもたちは、ぼくたちと比べ物にならないくらい「さらに便利な世の中」で生きていくことになる可能性が高いからです。

人工知能やロボットの進化で、家事や移動や仕事がどんどん無くなっていくことが予想されます。

便利の究極である「人生まるっと暇つぶし」になりかねません。

でも、それって良いことだと思いませんか?「やりたいことをやる時間がたくさんある」って素晴らしいことだと思います。

逆に、やりたいことがない人にとっては地獄のような人生になってしまいますが。

子どもたちが「ヒマだ、ヒマだ」と言いながら人生を過ごすことのないように、「毎日がやりたいことで埋まってる人生」を一緒に考えていきたいですね。

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