時間の使い方

【時間の不思議】今を生きるために必要な「過去」と「未来」と「現在」の話

かんかん

今回は「過去」「未来」「現在」について書いてみようと思います。

あなたは「過去」と「未来」と「現在」、どれが一番好きですか??

  • 過去には素敵な思い出や自慢できる栄光があるから好きという人
  • 未来には夢や希望があるから好きという人
  • 現在は仕事も趣味も楽しんでいるし友人関係も恋愛も上手く言ってるから好きという人

いろんな人がいます。

逆に、

  • 過去には辛い出来事があったから嫌いという人
  • 未来には夢も希望もない、、、人生オワコンだって嘆く人
  • 現在も何をやっても上手くいかない、ああ神さま仏さま、、、なんていう人

いろいろありますよね。

 

ぼくは名言や格言が好きなのですが、その中でも、よく思い出す言葉があります。それは、

 

「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えていける。」

という言葉。初めてこの言葉を見た時、そのとーり!って思いました。

変えられるものを一歩踏み出して変えていき、
変えられないものを大きな心で受け入れる。

 

とても大事なことだと思います。

 

「過去」と「未来」ってどこにあるの??

kaboompics / Pixabay

さて、ここで質問です。

「過去」と「未来」ってどこにありますか??
ぼくたちは日常会話の中で「昨日」とか「明日」とか、「昔は、」とか「来年は、」みたいに、過去や未来が当たり前に存在しているかのように話をしています。

でも、過去や未来があることを、どうやったら証明することができるでしょうか??

今すぐにココに「過去」を持ってきてください!!
今すぐにココに「未来」を持ってきてください!!

そう言われて、目の前に用意できるでしょうか??

 

たとえば、過去の証明として数年前の思い出の写真を持ってきたとしても、その写真自体は目の前に「現在」あるもので、その写真は「過去」じゃないですよね。

また、来月開催されるライブのチケットを持ってきたとしても、そのチケット自体は目の前に「現在」あるもので、そのチケットは「未来」じゃないですよね。

 

そしてこれは他のどんな物や出来事でも一緒です。

思い出1つにしても、1年前に行った旅行の思い出を持っているのは「現在」の自分なわけで、それも過去を証明することにはなりません。

少し頭を使う内容でしたが、つまり何が言いたいかと言えば、

どんなに過去や未来を証明しようと思っても、「過去」と「未来」を目の前に用意することは無理だってこと。

 

じゃあ過去や未来はどこにあるのか????

過去と未来は目の前に用意できない、なのに頭では「昨日は楽しかったなぁ」「明日の予定、楽しみだなぁ」って考えることができる。

これはつまり、、、

「過去」と「未来」っていうのは自分の頭の中にしか存在しないということになるわけです。

だって目の前に持って来ようがないですもんね。

 

「現在」だけは証明できる

「過去」や「未来」とは違って「現在」だけは証明できます。

ただし、「現在」も「過去」や「未来」と同じで概念だからモノではありません。

これを言い換えると、

「過去に行く」ことはできないし、
「未来に行く」こともできないけど、
「現在にいる」ことはできる。

ということになり、過去と未来と現在には

過去にいることは不可能
未来にいることも不可能
現在にいることは可能

という大きな違いがあります。

 

よく「今を生きろ!!」とかって言いますけど、今考えたとおり「過去」や「未来」にはそもそも生きることができないから、本来はわざわざ言わなくても「人間は今を生きることしかできない」んですよね。

 

「今を生きていない人」は幽体離脱してる?

Alexas_Fotos / Pixabay

「過去」や「未来」に生きることは不可能なのに、じゃあなんで「今を生きろ!!」なんて言葉がたびたび言われるのでしょうか。

これってきっと今を生きていない人がいるからですよね。

目の前で歯磨きしてる人に向かって「歯磨きしろっ!!」とか
電車で立ってる人に対して「お前立たんかっ!!」とか言いませんもんね。

だから「今を生きろ!!」って誰かが誰かに言うってことは、「今を生きていない人」がどこかにいるからなんでしょう。

 

じゃあ、今を生きていない人ってどんな人でしょう??

 

以前読んだ本で「今を生きていない人は幽体離脱している!!」と書いてありました。

それはぼくたちが幽体離脱と聞いてイメージするような、寝ている間に魂がふわ〜っと、みたいなことではなくて、

人間は誰しも頻繁に「過去」や「未来」に幽体離脱しているというものでした。

 

どういうことか。

体はいつも「現在(いま、ここ)」にしかないのに、心はいつも「昨日の夜ご飯美味しかったなぁ〜」「明日の夜ご飯何にしよっかなぁー」って現在じゃないどこかへ行ってしまっている、それは幽体離脱じゃないのかって。

 

逆の状況はありえないってすぐわかりますよね。

「ぼく今、カラダだけ過去に置いてきてるんですよ〜」とか「今ね私、カラダだけ未来に行ってるのよ」とか真面目に話されたら怖くてしょうがないです。

でもその逆の、カラダはここにあるのに心は「過去を思い出してる」とか「未来に想いを馳せてる」ってことはできちゃうわけで、、、。

人間って不思議なもんですね。笑

 

英語だと「現在」は??

Nietjuh / Pixabay

ぼくの話なのですが、数年前にオーストラリアに留学した時、最初全く英語が喋れなかったんです。なんとかなるだろうと思ってちょっと海外ナメてまして、、、ブログ内の他の記事を読んでいただいたらわかると思うんですが、それはそれはヒドいもんでした。

最初の頃はオーストラリアで知り合った日本人に「よくそのレベルで海外に住もうと思ったね!!逆に尊敬するわ」ってよく言われました(笑)

当時オーストラリアのシドニーにある語学学校に通っていたんですが、ある日の授業が「時制」についての内容でした。「時制」とは簡単に言うと、「過去形」「現在形」「未来形」のことです。

その授業の時、ぼくのレベルはこうでした。

「未来」は「future」でしょ??
ほんで「現在」が「now」で、「過去」が、、、

「過去」、、、!!??

「過去」って英語でなんていうんだ!!??

そんなレベルで海外に行った自分あっぱれ!!笑

で、結果から言うと、「過去」は英語で「past(パスト)」でした。

へぇ〜」って感じだったんですが、その時それを上回る衝撃がありまして。

それが、

なんと「now」だと思っていた「現在」は実は英語では「present(プレゼント)」というってことでした。「now」は「今」なんだって。

 

世界各国の留学生がいる授業中に「現在」を「now」だと思って発言してしまった恥ずかしさとともに、「現在」を「present(プレゼント)」と呼ぶ英語のステキさに心打たれすごく複雑な気持ちになったことを覚えています。笑

日本の日常生活では、「贈り物」という意味でしか使われることのない「プレゼント」という言葉。英語では「現在」という意味もあるわけで、誕生日とか記念日とかお祝いでプレゼントもらったら嬉しいですよね??

そんな「プレゼント」を毎日もらっているとしたら??

望んでもいないのに、毎日毎日素敵な贈り物をもらっているのだとしたら??

子どもから大人まで分け隔てなく平等に与えられる「現在」というプレゼント。

そんな「現在(プレゼント)」をどう受け取り、どう使うかはその人次第ですよね。

 

さいごに

annca / Pixabay

今回の記事で考えたかったことは、「過去」や「未来」に幽体離脱し過ぎて「現在」がおろそかになってはいませんか??人は「現在」にしか生きることができないから、現在という「プレゼント」を大切にしていきましょう。ということでした。

過去は「過ぎ去った」ものだから、そこに生きることはできないし
未来も「未だ来てない」ものだから、そこに生きることもできません。
ぼくたちは「現在」でしか、体と心が一緒になって生きることができません。

昨日でもなく、明日でもなく、今をどう生きるか。

それが人生の充実感に繋がるんじゃないでしょうかね。

 

今回伝えたかったことは結局「今を生きよう!!」。笑

 

でした。

 

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