前回、「時間」についてこんな記事を書きました。
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大人になると時間が早く感じる理由をポッキーに例えてみる
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大人になると時間が経つのを早く感じてしまう理由をポッキーに例えて表現してみました。
実はもう1 つ、時間について不思議に思うことがあります。
それは、「なんで楽しい時間はあっという間に過ぎるの??」という疑問、
そして、「なんで退屈な時間てあんなにも長く感じるの??」という疑問です。
今回はそんな「時間」の疑問を考えてみます。
時間には体感時間しかない
まず、はっきりしておかなければいけないのは、時間には「体感時間」しかないという事実です。体感時間というのは、あなたが「その時間をどう捉えているか」ということ。
「ん?」と思った方、もう少しだけ読み進めてみてください、きっと分かると思います。
「時間」と聞くと、「1日は24時間で」「1時間は60分で」「1分は60秒」と思い浮かべ、
「時間て正確に決まってるじゃん!!」「誰もに平等な単位じゃん!!」と思うかもしません。
しかし、この時間というのは、人間が人間たちと共同生活を便利にするのに考えられた「概念(考え方)」の1つです。つまり、暮らしを豊かにする「発明」みたいなもの。「電気」とか「言語」のように、昔は使えなくて不便だったけど誰か頭の良い人が、「こうしたら便利じゃん!!」と考えて生まれたものです。
だから、結局は農作物を育てたり、仕事をしたりするような「社会的(集団)生活」を送る人間たちにしか適用されないんですよね。
地面に暮らすアリさんが「そろそろ12時だから昼ごはんにしようか」とはならないでしょうし、
野生のライオンやトラも「2時間後に狩りに行くから1時間だけ仮眠しよう」なんて時間で区切られた生き方はしていないと思います。
人間が共同で生活するために必要だから作られたのが時間です。
こう聞くと、「時間ってみんなに平等に与えられているんだ」と思ってしまいがちですが、正確に言うと平等ではないようです。これが最初に言った「体感時間」です。
たとえば、1時間は60分と決められていますが、仲のいい友人とカフェで過ごす60分とあんまり好きじゃないママ友会の集まりで過ごす60分というのは、同じ60分でも感じ方が違うと思います。
片方は「あっという間」に感じ、もう片方は「永遠かと思うくらい長く」感じるのではないでしょうか。これが「体感時間」です。
つまり、ぼくたちが普段「時間」と呼んでいるものは、同じ「1時間」という長さでも、状況や気分によって短く感じたり長く感じたりするということです。
なんで楽しい時間はあっという間に過ぎるのか
「時間には体感時間」しかないと分かったところで、この記事の本題である「なぜ楽しい時間はあっという間に過ぎるのか」についてです。
これは結論を先に言いますと、
楽しい時というのは、その場をしっかり感じているから
なんです。
楽しい時って他のことは全然考えていないですよね。集中しているというか、没頭しているというか。言い換えると「時間を意識していない時」とも言えます。
おしゃべりに夢中になったり作業に没頭してる時って「今◯分経った」「あと◯分ある」って意識してないと思うんです。
これは退屈な時間を考えてみるともっと分かりやすいです。
退屈な時間を長く感じる理由
「楽しい時には時間を意識していない」ということは、逆にいえば、「退屈な時は時間を意識している」ということになります。
たとえば、ディズニーランドのアトラクションの待ち時間は、あっという間に過ぎる時とめちゃくちゃ長く感じる時があります。
付き合いはじめのカップルがスタンバイエントランスから150分待ちのアトラクションに並び始めた時、大好きな相手と楽しい話をしていたらあっという間に待ち時間が過ぎてしまうと思います。
逆に、夜になり疲れが出始めた頃に100分待ちのアトラクションに並び始めると2人の会話も減り、「今並びはじめてから何分経ったから、あと何分くらいだね」とか「あとどのくらいだろうね」なんて会話が多くなってくると、時間のことを考えてしまっているので、とても長く感じてしまいます。
これは時間を意識しているかどうかの違いです。
あまり乗り気じゃない時や苦手な空間にいる時は「あと何分」「あとどのくらい」と考えれば考えるほど「体感時間」は長くなってしまうという現象が起こるのです。
もう1つの理由としては、作業量があります。
時間が早く過ぎる時は集中してたくさんのことをやっている
体感時間の特徴としてもう1つあるのが、時間の遅い早いはその時にやっている作業量の多さに関係しているというものです。
先ほど、楽しい時間というのは目の前にことに集中しているからと書きましたが、言い換えると、「たくさんのことをやっているから時間が早く過ぎる」とも言えるんですよね。
これは学生時代の定期試験を思い出してもらえれば分かりやすいかと思います。
試験の時間て50分や60分とどの教科でも一緒だと思いますが、やる気満々でテスト対策の勉強もばっちりした教科のテストって問題解いてるうちにあっという間に時間が過ぎませんでしたか??
逆に、まったく勉強してなくて「なんとなくわかるけど難し〜」という教科のテストって時間が長く感じませんでしたか??こういう時って頭が働いてないんですよね。
つまり、ここでは楽しいかどうかは置いといて、時間が早く過ぎる時というのはやることが多かったりして頭がフル回転している時だとも言えるわけです。逆に「ヒマでやることがないと時間が過ぎるのを遅く感じる」ということです。
試しに、テレビやユーチューブを見る5分とスマホもテレビもつけずにイスに座っているだけの5分を比較してみてください。イスに座っているだけだと、5分間を長く感じるはずです。
楽しく過ごすには「充実」した「今」が大事
さて、今回は「なぜ楽しい時間はあっという間に過ぎるのか」という時間に関する記事を書きました。
まとめるとこんな感じです。
ポイント
- 時間には「体感時間」しかない
- 1日24時間という単位は決められているが、それの感じ方は人それぞれ
- 状況や気分によっても速く感じたり遅く感じたりする
- たくさんのことをやっていると時間を速く感じる
- ヒマだと時間を遅く感じる
さいごに、この記事を通して伝えたかったことを書いて終わりにしたいと思います。
ぼくがこの記事で伝えたかったことは、
毎日、(時間を意識しないくらい)「今」に集中できることをすることで、時間の経過を早く感じるようになる。
ということです。
そして、あなたがもし、「毎日があっという間に過ぎてしまう」と悩んでいるのではあれば、「作業し過ぎ」か「やらなければいけないこと」が多過ぎるのかもしれないということです。
毎日がめまぐるしく過ぎてしまうのであれば、次の2つのどちらかに当てはまると思います。
- 毎日楽しいことばかりをやっていてすごく充実している
- 「やること」「やらなければいけないこと」が多過ぎる
毎日楽しいことばかりに囲まれていて充実していればそのまま問題ないと思いますが、
もしそんなことを考える余裕もないくらいであれば、「作業量」が多過ぎます。
時間のバランスが取れるように意識していくことが大事ですね!!
時間というのは、当たり前に存在し過ぎて考えることを止めてしまいがちですが、改めて考えて見ると面白いものですね♪♪
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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