ぼくは2014年4月〜2016年1月までワーキングホリデービザを使ってオーストラリアに滞在していました。
日本で保育士として保育園で働いている中で「海外の保育を見てみたい!!」という興味が湧いてきたぼくは、「じゃあとりあえず海外行ってみてみよう!!」というノリでワーホリに出かけたのです。(ちなみに、渡航当初は英語は全く喋れませんでした)
しかしながら、出発前から費用が心配でした。海外留学ってお金かかるイメージです。一体いくらかかるんだろう。ネットで調べてみても、いろんな金額が出てくるからどれを参考にしていいのかわからない。
でも、行ってみなきゃわからない!!そう思って実際に行ってみてわかりました!!
何が分かったか。
ワーホリでかかる費用は人それぞれ全然違うんだ。
ということがです。
というわけで、十人十色のワーホリ経験者の一例として、今後ワーホリを考えている人の参考になればいいなと思い、ぼくがワーホリで使った支出と現地での収入をまとめました。
ワーホリ1年目は??
通常どの国もワーホリは1年間の期限付きですが、ぼく滞在していた当時のオーストラリアは2年間の滞在が可能でした。(2019年からはなんと3年目の滞在も可能になるそうです。)
というわけで以前、ワーホリ1年目の支出と収入を記事にしました。
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【ワーホリ費用】まさかのプラス!!ぼくのオーストラリアワーホリ1年目の支出と収入
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ぼくのワーホリ1年目
支出は約132万円
収入は約240万円
金額は大まかに計算しているので正確性には欠けますが、「だいたいこれくらい」だと思っていただければ嬉しいです。
ちなみに、
ワーホリ出発前の準備で必要だった費用は約42万円でした。
つまり、ワーホリ1年目を終えた時点では、
支出が132万+42万で174万円
オーストラリアで稼いだ収入が240万円
(税金などは引かずに)単純に考えると、約66万円のプラスという結果でワーホリ1年目を終えることができました。
この段階で終わっておけばワーホリに出かけて海外生活を1年して黒字という理想的な状態で終えることができていたのですが、ぼくのワーホリは2年目(セカンドビザ)へと続きます。
2年目は一体いくらかかったのか、、、。(今回も1AUドル=80円で計算しています。)
ワーホリ2年目の概要
ぼくのワーホリ2年目は、おおまかに3つのシーズンに分かれることになったので、そのシーズンごとにまとめていきます。
- 保育士資格取得のため専門学校に通う(シドニー3ヶ月間)
- 人生最大の自由な時間(ゴールドコースト1ヶ月間)
- チャイルドケアセンターで働く(4ヶ月間)
保育士資格取得のため専門学校に通う(シドニー3ヶ月間)
ぼくのオーストラリアワーホリ2年目は2015年の6月に始まりました。
オーストラリアのチャイルドケアセンター(保育園)で働くためには資格を取らなければいけないので、そのための学校が始まる日にちに合わせてシドニーに行きました。
6月〜9月の前半を生活して、かかった費用(生活費)が合計で約30万円でした。
月ごとに見ると、
6月が約12万円
7月は約8万円
8月は約10万円
6月が高いのは、やはり新しい生活をスタートさせるとなると家(シェアハウス)を借りたり、日用品や調味料を揃えたりがあるので出費が多くなるからです。
そして、チャイルドケア資格取得のための学校(3ヶ月間のコース)の学費が約28万円。
合計で58万円を3ヶ月で使ったことになります。
オーストラリアでの生活が2年目だったということもあって、節約できるところはして、1年目に比べたらなるべく安くなるように生活する知恵はついていました。
生活費だけで考えると、3ヶ月で30万円。1ヶ月あたり10万円で生活していた計算です。
この金額、結構抑えている方だと思います。つまり貧乏ワーホリ。笑
常に「節約」の文字が頭にあったし、「おいお前、それはホントに必要か??」が合言葉でした。笑
この3ヶ月で1番のポイントは、土日だけジャパレス(ジャパニーズレストラン)でバイトしていたこと。
ジャパレスで働いていると、まかないがあります。貧乏ワーホリだったぼくにはこれはホントに素晴らしいシステムでした(笑)
生活費も稼ぐことができて、食費も浮かすことができる。しかも(ぼくが働いていたのはラーメン屋だった)超おいしいラーメン。さらに、友だちもできるし、情報もたくさん入ってくる。1石4鳥。いや、もっとかも。
とにかく、そのおかげで食費を安く抑えることができました。
人生最大の自由な時間(ゴールドコースト1ヶ月間)
シドニーでの学校生活が終わって、無事にチャイルドケア資格を取ってから、QLD州にあるゴールドコーストに行きました。
わけを簡単に説明すると、
ワーホリ1年目の時に、ある家族(旦那さんがイギリス人、奥さんが日本人)と知り合いまして、その家族(オーストラリアに家を持ち、永住している)が奥さんの実家(日本)へ里帰りする約1ヶ月間、家に住ませてもらえることになったのです。
プール付きの豪邸に、しかも格安で、、、。
なんとありがたかったことか。
出会いに感謝です。
そんなわけで約1ヶ月間、ゴールドコーストでのんびり過ごしました。
学校も宿題もない
持ち帰り仕事もない
やらなければいけないこともない
時間に追われることがない
ともだちも知り合いもいない
お金もないから出かけることもそんなにない。笑
ないない尽くしの1ヶ月間でしたが、この1ヶ月間は、今までを振り返ったり、これからを考えたりする時間がたくさん取れました。毎日が慌ただしく過ぎ去っていく日本の生活ではなかなか取ることのできない時間がたっぷりとれたのですごく有意義でした。
プール付きの広い家にずっと1人でいてずっと考え事してるもんだから、瞑想とかに近い状態で、「これ、そのうち悟るんじゃないか」と思ってずっとビクビクしてました。笑
さて費用です。ぼくがゴールドコーストにいた間に使った費用は、約10万円です。
別に意識していたわけではないんですが、ワーホリ中はどの月もだいたい1ヶ月の生活費は10万円〜13万円でした。
さっき一人で過ごしていたと言いましたが、実はゴールドコースト滞在中に日本から友だちが遊びに来たりして、出かけたりもしました。1泊2日フレーザー島という砂でできた世界最大の島に行ったりしたのでそのツアーの料金も含めての10万円です。
それを抜いた家賃と食費だけなら、ゴールドコーストでかかったお金は5万くらいだったんじゃないかなと思います。世界屈指のリゾートにいながら、ほぼ引きこもりでしたから(笑)
しかし、とにかくこの1ヶ月は出会いが運んでくれた奇跡の期間でした。ワーホリは何が起こるかわからないから面白いです。
チャイルドケアセンターで働く(シドニー4ヶ月間)
ゴールドコーストからシドニーに戻ってからは、現地のチャルドケアセンターで働きました。チャイルドケアセンターというのは日本でいう保育園のことです。
働くことになった経緯は、
資格取得の学校に通っていた時に実習先の園長先生から「資格取れたらウチにおいでよ」と声をかけてもらっていたので、就活や面接などなく、ワーホリの目標だった「海外の保育園で働くこと」が叶いました。
チャイルドケアに興味ある方はコチラの記事をどうぞ↓↓↓ 続きを見る
元公務員保育士がオーストラリアのチャイルドケアセンター(保育園)で働いてみた
チャイルドケアセンターで働いていた約4ヶ月の生活にかかった費用が
10月→約4万円
11月→約11万円
12月→約11万円
1月→約12万円
合計で38万円!!!
平均するとまた1ヶ月あたり約10万円くらいになります。
ぼくのワーホリは月10万円生活のワーホリみたいです。
ちなみにですが、この4ヶ月は、仕事仕事仕事の4ヶ月でした。
保育園での仕事とジャパレス(ラーメン屋)の仕事を掛け持ちしていて、
月曜〜金曜は保育園で10時間勤務
土日はジャパレスで8〜9時間勤務。
週7で働いてました。保育園とジャパレスを合わせた最高連勤記録は58日。
58日間、休日なし。
日本だとブラックな働き方だと言われてしまうかもしれませんが、当時のぼくはチャイルドケアセンターで働くこともジャパレスで働くことも楽しくてしょうがなかったので全然つらいと思いませんでした。
むしろ、
英語の環境の中で楽しく過ごしながらお金までもらえて最高!!
そんな風に思っていました。
若いって素晴らしい!!笑
金銭的な面だけをみれば、この4ヶ月は働いてばっかりだったので遊びにはあまり出かけず、ラーメン屋のまかないや保育園の給食を食べたりしていたので食費もあまりかからず、ずいぶんと節約できたと思います。
この生活がワーホリとして良いか悪いかは別として、ですが(苦笑)
セカンドワーホリ支出まとめ
というわけで、2年目にかかった費用を合計してみます。
学校に通っていた期間の生活費(約30万円)
学費(28万円)
ゴールドコーストでの人生最大の夏休み(約10万円)
仕事ざんまいのシドニー生活期間(約38万円)
合計すると106万円になりました!
8ヶ月で106万円の支出です。
学費を抜いて計算すると78万円になるので、
8ヶ月で割ると1ヶ月あたりの生活費は約9万7,000円だったことになります。
やっぱりぼくのワーホリは月10万円だ(笑)
収入は??
さて、支出を書いてきましたが、次は気になるに収入も簡単にまとめておきます。
1年目は黒字ワーホリでしたが、2年目はどうだったのでしょうか。
まず、シドニーのジャパレスで働いて稼いだのが約40万円です。
ジャパレスはほぼ土日のみで働いていました。
勤務時間もバラバラで10時間働く日もあれば5時間だけ、という日もありました。
週で考えると、土日2日間で1万5,000円〜2万円ほどの収入。ここから毎週の家賃を払えっていたので、とても助かっていました。
ちなみに働いていたジャパレス(ラーメン屋)の時給は13ドル(約1,000円)でした。
そしてチャイルドケアセンター(保育園)は、時給20ドル(約1,600円)でした。
チャイルドケアで稼いだ収入は合計で約90万円でした。
週5で毎日9時間働いていたのでなかなかの金額です。
ジャパレスとチャイルドケアセンターを合計すると130万円です。
ということは2年目は
収入が130万円で
支出が106万円。
数字だけ見れば24万円の黒字です!!
なんと!!
1年目も2年目も黒字ワーホリ!!!
この結果から、ぼくとしては、
ワーホリは貯金を減らさずに最高の海外生活を楽しむことができる最強のビザだと言い切れるようになりました!!
これは、オーストラリアへワーホリを考えている日本の若者には1歩を踏み出す勇気に繋がる情報なのではないかと思います。
驚くべきことが!!
最後に、個人的に驚いたことを1つだけ。
驚きなんです!!
何がって、今、手元にそのワーホリ黒字分のお金が無いことが!!笑
1年目と2年目を合計してみると、
準備も含めての支出が280万円です。
そして収入が370万円。
2年間で収支はプラス90万円のはずなんですが、、、、
税金払ったり、
フィリピンに語学留学行ったり、
ノートパソコンを買ったり、
一時帰国したり、
アジアの国々を2ヶ月1人旅したり、、
せっかくのワーホリ。一生に1回しかできないワーホリですからね。
働くだけじゃなく、遊びもしっかり楽しみましたから
そりゃなくなりますわっ!!笑
はい、むしろマイナス、、、(笑)
でもいいんです!!
自分を納得させるためにあえて言いますが、
この2年間で英語喋れるようになったし、
新しいことたくさん経験したし、
世界中に友だちできたし、
日本中にも友だちできたし、
得るものたくさん得たからね。
後悔はしてません!!
海外で稼いだ金は海外で使ってこい。
地産地消の精神です!!
最近流行りですもんね。
はい。
というわけで、ぼくのワーホリ2年目の費用と収入でした。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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