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【親子で気をつけたい】みんな意外と知らない"損する言葉遣い"の話
今回の記事は「言葉遣い」についての話です。
親御さんは我が子に「幸せになって欲しい」と願っています。
しかし、あなが普段何気なく使っている言葉ひとつが、子どもの育ちに大きな影響を与えているとしたら、、、改めて考えると少し怖いですよね。
実際、言葉には大きな影響力があります。
みなさんは普段しゃべるとき、「言葉」を意識して選んでいますか?
また、普段「言葉」を聞く時、良い言葉を聞くように意識して選んでいますか?
そもそも「言葉」とは?
今回はまず初めに、「そもそも言葉ってなんだろう」という所から進めていきたいと思います。
みなさんには、
- 言われて嬉しい言葉
- 言われて嬉しくない言葉
があると思います。
言葉は自分の気持ちや考えを相手に伝えるための道具です。
- 悲しみを伝える「言葉」
- 怒りを伝える「言葉」
- 不安を伝える「言葉」
- 喜びを伝える「言葉」
- 楽しさを伝える「言葉」
と、いろいろあります。
「自分の気持ちや考えを相手に伝えるための道具」と言いましたが、もう少し分割してみると、言葉というのは「音」ですよね。
あなたの口から発せられる時、あなたの耳に届く時、「音」として伝わります。
では、「音」とは一体なんでしょうか?
答えは「振動」です。音は「振動(バイブレーション)」なのです。
コンサート会場や飛行場の展望デッキにいる時に体がビリビリするように感じるのは、音という「振動」が体に直接伝わるから。普段はその音を耳の中の鼓膜で感じて、「意味のある言葉」として認識しているわけですね。
「言葉」とは「音」であり、「音」とは「振動」である。つまり、「言葉」とは「振動」である。
ということになります。
「振動」は体に直接影響を与える
なぜいきなりこのような話をしたのか。意味があります。
今回の話のテーマは「みんなが意外と知らない"損する言葉遣い"の話」ですから、言葉とはなんぞやを改めて確認した上で話を進めたかったのです。
言葉が「振動」であることは分かりました。
振動であるところの言葉には、目に見えないというやっかいな面があります。
目に見えるのは「文字」ですが「文字」は「音」ではありません。
また、振動には、体に直接響く(=影響がある)という特徴があります。
たとえば、
「バカ」「死ね」「うざい」「クズ」「役立たず」「うるさい」
こういう言葉を言われたら、どのように響きますか?
例えば「役立たず!」という言葉を言われた時、たいていの人は嫌な気分になると思います。
ただ、「役立たずと言われたから、嫌な気分になった」と思っていましたがすが、実は、最近それはちょっと違うんじゃないかなと思っています。
言葉の意味が分からない海外での出来事
なぜ、そう思うようになったのか。
そのヒントはぼくが海外で暮らしていた時の経験が関係しています。
「海外で暮らしていた」というとなんとなく凄そうにに聞こえますが、実際は、オーストラリアで暮らし始めた最初の頃、英語が全然わからなかったので、ほぼ毎日落ち込んでいました。
駅員さんやレストランの店員が何を話しているのか、「意味不明」という言葉以外に当てはまる言葉がないくらい、ぼくは話されている英語の意味が分かりませんでした。
しかし、それでも不思議なことに、「あ、この人なんか怒ってるな」「この人の話は気分が明るくなるな」というのは割とすぐ感じるようになりました。
また、ベトナムやネパールでは、ベトナム語やネパール語でで何か言われても、意味は全然わかりませんが、なんとなく
- 「あ、文句を言っているんだろうな」
- 「今バカにされてるなこれは」
というのは結構わかったんです。
もちろんその逆も。
- 「今、感謝されてるな」
- 「この人いま喜んでくれてる」
というのも、言葉の意味がわからなくても何となくわかりました。
こういうことを経験した結果、「言葉」は「振動」で、振動そのものには「(なにかを)伝える力」があるんだと思うようになりました。
「音が伝わるのは空気が震えるから」と言われますが、イルカやクジラが水の中でコミュニケーションを取るように、潜水艦がソナーで探索するときに音を使うように、当然「水」も振動を伝えることができます。つまり水も音の影響を受けるということです。
人間の体のほとんどは「水分」
おや?
ということはですよ。人間の成人の約70%は水分なわけで、赤ちゃんなんて体の水分含有率が90%近くになると言われています。
つまり、周りから聞く言葉(振動)に、絶対的に影響を受けますよね。
からだの中には水分がたくさんあって、言葉は振動だから水分に音を響かせることができるわけなので。
だから、例えばあなたの周りに「悪口ばかり言っている人」や「文句ばかり言ってる人」がいたら、気を付けた方がいいですよ、という話になります。
なぜなら「悪口」や「文句」で使われる言葉は、「ポジティブな振動」か「ネガティブな振動」かでいうと、おそらくネガティブな振動だと思われるからです。
気がつかないうちにたくさんのネガティブな振動を自分の体に響かせているのかもしません。
これが今回の"損する言葉遣い"のポイントの1つです。
「悪口」や「文句」をなるべく避ける(耳に入らないようにする)だけでも、体に良い影響がありそうですよね。
避けて得する言葉遣い
そう考えると、他にも気をつけた方が良いなと思える場面が2つほど思い浮かびます。
それは「朝のニュース」と「自分が話す言葉」です。
朝のニュース
朝起きて、仕事に行く前や子どもを送り出す前に何気なくついているテレビ。番組は朝のニュースだったりしませんか?
ニュースの時間に聞こえてくるのは「殺害」「逮捕」「不況」「死去」「事故」「災害」「紛争」などなど。
こう並べただけでもう気落ちしますよね。
こんなネガティブな言葉を山ほど体に響せた後に、「それでは今日も元気にいってらっしゃい^_^」なんて言われても、「そんな明るくいけるか!!」ってなりますよね。
ちなみに朝から元気失くすがイヤなので、ぼくは20歳を過ぎた頃から朝のニュースを観なくなりました。(今では家にテレビすら置かなくなりました。笑)
仮に自分を応援してくれる人がいるなら、1日の始まりには「君はすごいぞ!」「今日も楽しくやってこい」と声をかけてもらいたいですよね?
でも朝のニュースを見ていると、1日の始まりというスタートラインに立っているのに、スタンドから聞こえてくるのは「さーつーじん!さーつーじん!」「不景気!不況!不況!」みたいなドス黒い声援です。
そんなのいりません。
自分が話す言葉
もう一つの気をつけた方が良いことは、「自分が話す言葉」です。
ここまでの話をおさらいすると、
言葉は振動である。振動は空気や水に響く。
人間の体には水分がたくさん含まれる。
だから、人から聞く言葉やテレビから聞こえる言葉は、良くも悪くも振動として影響するのではないか
という話でした。
ということは、自分が口から出す言葉も「影響する範囲」に含まれますよね。
自分が口から出す言葉ももちろん「音」であり「振動」ですし、自分の口から出た言葉はすぐに自分の耳に入って鼓膜が振動するわけです。
もっと言うと、あなたの耳は、あなたが話す言葉を全て聞いています。それってものすごい影響力ですよね。
自分が普段使う言葉は、体に響いても良い言葉を使っていますか?
子どもにかける言葉の影響も考えてみる
最後に、この話を応用すると、子育てにも活かすことができます。
ぼくが1番気をつけなきゃいけないと思うのは、子どもに言葉をかける時です。
家庭でも保育園や幼稚園でも、子どもが周りの大人から受ける影響はとても大きくて、とりわけ、どんな言葉をかけられているか、どんな言葉を覚えているかはすごく重要だと思います。
大人よりも水分含有率の高い赤ちゃんや子どもが普段、テレビ・動画からどんな言葉を聞いているか、身近な大人からどんな言葉をかけられているか、気にしてみると新たな発見があるかもしれませんね。
まとめ
ポイント
- 「言葉」は「振動(バイブレーション)」
- 「振動」は「水に響く」
- 人間は70%が水分だから言葉(振動)の影響を受けやすいんじゃないか。
- 朝のニュースでどんな言葉を聞いているか
- 自分が使う言葉はポジティブかネガティブか
- 子どもは普段、どんな言葉を聞いているか
小さな頃から周りの大人から言われていた"言葉遣い"。やっぱり大切なんですね。
良い言葉を使って子どもに良い影響を与えていきたいものです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。