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【ワーホリ】シドニーの語学学校(ABILITY English)に3ヶ月間通ってみた感想

かんかん

前回の記事で書いたように、日本で保育士をしていたぼくがオーストラリアの保育園で働くためにワーキングホリデービザ(以下、ワーホリ)で渡豪し、自分の英語の出来なささにビックリして語学学校に3ヶ月通うことに決めた所まで書きました。

今回の記事は、

  • 実際に語学学校に3ヶ月通ってみて感じたこと
  • ぼくが通っていたABILITY Englishという語学学校について

書こうと思います。

 

ABILITY English

ぼくはオーストラリアのシドニーにある語学学校に3ヶ月間通いました。

申し込みは週単位なので計12週間です。

2014年4月中旬〜7月中旬まで通っていました。シドニーは秋から冬に向かう時期だったので朝晩は結構寒かったです。

通った語学学校はABILITY English(以下、ABILITY)という学校で、シドニーのセントラル駅から歩いて5分の場所にある学校です。

 

教室•ラウンジ

ABILITYはぼくが通っていた当時、建物内を改装してまだ数ヶ月しか経っておらず、壁や床がすごくきれいでした。

各部屋の壁も青や緑になっていて、ポップな色合いになっています。

学校を決める際の見学の時に、他の語学学校は壁や床が灰色やくすんだ白っぽくて地味な印象を受けましたが、ABILITYは教室やラウンジがすごく明るい印象を受けました。

そういった点も、ABILITYを選んだ理由の一つです。

ラウンジでは、昼時になるとABILITYの生徒が集まり、会話をしながらランチを楽しんでいます。

他の語学学校ではどうかわかりませんが、ABILITYでは、入学時に黄色いプラスチック製のコップがもらえます

そして、ラウンジにはホットウォーターサーバーと紅茶パックとインスタントコーヒーが置いてあり、学生はいつでも利用できます。

授業中、眠くなってきた時に濃いめのコーヒーを作ってよく眠気と闘いました(笑)

また、ラウンジには電子レンジも数台(たしか5台)置いてあり、自由に利用できます。ランチタイムは大混雑で、それぞれの電子レンジに列ができます。

在学中はそのレンジの待ち時間すらも近くにいる人に話しかけて英語で会話ができるので意外と楽しかったですね。

 

授業•コース

 

ぼくは最初、ABILITYの一般英語コースを計12週間申し込みました。

でも実際は、7週間を一般英語コース、5週間を発音矯正コースで過ごすことになりました。

一般英語コースには

  • Elementary(初級)
  • Pre-Intermediate(初級の上)
  • Intermediate(中級)
  • Upper-Intermediate(中級より上)
  • Advance(上級?)

というクラス分けがあり、入学時の簡単な面接で決定します。ぼくはPre-Intermidiateレベルからのスタートでした。

 

1クラスは10〜14人くらいで、毎週生徒数人入れ替わります。(学校の申し込みが週単位のため、毎週誰かしら入学し修了する)

ちなみに、ElementaryからIntermmediateクラスくらいまでは日本人が多くいます。それ以上のクラスには日本人は少なく、ヨーロピアンが多い印象でした。

やっぱり日本人は世界的にみても英語が苦手なんですよね。

 

授業は1日3コマ。午前中に2コマ、午後に1コマで、たしか一つの授業は90分くらいだったと思います。大学のゆるい版みたいなものですね。

生徒•国籍

ABILITYは生徒の国籍が豊かで、地域でいうとヨーロッパ、中東、アジア、南米の国の人が多くいました。日本人も多く、生徒全体の3割くらいが日本人でした。

ABILITYにはイングリッシュポリシー(学校にいる間は母国語じゃなくて英語を話しましょうねってこと)があり、クラスメイトと話す時はなるべく英語を使います。

日本語で話すことも多かったですが。。。

 

語学学校に通うメリットの1つとして、「いろいろな国の人と友だちになれる」ことがあります。

クラスが同じであれば、英語のレベルも同じくらいなので、お互いに身振り手振りも含めながら英語でコミュニケーションをとっていると心の距離も縮まります。

そういった友だちと、授業後にご飯を食べに行ったり、休日に出掛けたりすることで英語の力もつき、相手の国の文化や考え方を知ることができるのですごく楽しいもの。

学校に行かなくても友だちは作れますが、行けばより多くの人と知り合える機会が得られます。

 

ABILITYの良かったところ

ぼくがABILITYに通って良かったなと思うところ、それは発音矯正コース(Pronunciation class)です。

発音矯正コースとは、簡単にいうと、「とにかくたくさん口を動かし、声を出し続けて正しい英語の発音を身につけるクラス」です。

ぼくはオーストラリアに行く前、というより、その発音矯正コースで知るまで英語の発音がめちゃくちゃで、日本語になくて英語にある音(例えば「r」や「si」)の存在すら知りませんでした。

だから最初、発音矯正の先生に「L」と「R」は音が違うんだよって言われても意味がわかりませんでした。笑

それくらい英語ができなかったんです。先生が交互に言ってくれてるのに聞いてても違いが全くわかりませんでした(笑)

 

しかし、発音矯正コースでは専門の資格を持った先生が、発音の細かい部分について、学校の歯磨き指導で使うような口の模型や舌を使って、しかも生徒の母国語を考慮して丁寧に教えてくれます。

また母国語別の苦手な発音や意識した方がいい発音の特徴を教えてくれました。

そのほかにも、英文を発音記号で記して音読してみたり、リンキング(一つの一つの単語が会話になるとつながること)を意識しながら映画の一場面のリスニングをしてそれを発音記号で表してみたりといったことをしました。

リンキングというのはたとえば[ I like it a lot.] という英文があった時に、ジャパニーズイングリッシュだと「アイ ライク イット アロット」と言ったりしますが、ネイティヴの人だと「アイ ライキッタロット」と発音します。

そうやって単語をつなげて話すことをリンキングと言います。

 

英語に興味があって、日本である程度勉強をしている人なら知ってて当たり前なのかもしれませんが、ぼくにはこの発音矯正コースで得た知識がすごく新鮮で、その後チャイルドケアセンターで働いていた時もとても役立ちました。

 

ちなみに、ぼくが苦手だったのは「LとR」「siとshi」「th」「BとV」「PhやF」です。

「R」や「si」など、日本語にない音を発音したり、聞き取ることは今でも苦手ですね。

 

語学学校を決まる際にいくつか学校見学に行きましたが、ぼくがABILITYを選んだのはこの発音矯正コースがあることを知って魅力を感じたというのが1番の理由です。

そして、実際通ってみてぼくの選択は大正解でした!!

文法を中心に勉強す一般英語コースでは得られない知識や技術をたくさん学ぶことができました。

語学学校のあと、ぼくはいくつかのローカルジョブをしましたが、この時に発音矯正コースを受けていなかったら、ローカルジョブの仕事はできていないだろうと思います。それくらい価値のあるコースでした。

 

3ヶ月通った感想

さて、さいごになりますが、ぼくはワーホリで語学学校に3ヶ月通いました。

そして学校を終えた瞬間、「3ヶ月通って良かったな」と思いました。心から。「良い学びになったな」と。

 

しかしその後、厳しい現実も知りました。

語学学校のあとでローカルのカフェやファームでオーストラリア人と一緒に働いてみて強く感じたことが、

「学校の先生はめちゃくちゃゆっくりと分かりやすい単語を使って話をしてくれていたんだな」ということ。そして、「実際の会話と学校の授業では英語のやりとりのペースが全然違う」ということ。

実際の生活や仕事で使う英語は、学校で勉強する英語とはずいぶん違うということを実感しました。

 

語学学校に2ヶ月〜3ヶ月くらいいると先生の言っていることがなんとなくわかるようになってきて、ぼくも「お、最近ちょっと聞けるようになってきたな」「こりゃ英語伸びてるな」なんて思ったりするのですが、

 

実際リアルなフィールドでネイティブスピーカーたちと働いてみたら、「なんのこっちゃまったく聞き取れん」でした。

この「あぁ、ABILITYの先生たちはも〜のすごくゆっくりと丁寧な発音で話してくれてたんだな」と体感したこともあり、

 

この記事を読んでいるあなたは、この教訓を活かして、これからワーホリに来る、もしくは語学学校を考えてる場合はぜひとも

「語学学校はそこそこにして、実際にローカル環境で働く」ことを目指してもらいたいです。

 

もしぼくが学校選びで悩んでるあの時の自分にアドバイスできるのなら、

「語学学校には6週間〜8週間くらいでいいよ〜」

「でも発音矯正コースだけは絶対受けた方がいいよ〜」

って言うと思います。

ぼくは、発音矯正コースを受けれたことや今でも連絡を取り合う友だちができたので3ヶ月間通ったことには満足していますが、これから語学学校に行くことを考えてる人と話す時には「2ヶ月くらいでいいんじゃないかな」って言うようにしてます。

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