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オーストラリアと夢の国の関係【保育士のぼくがワーホリに行って感じたこと】

かんかん

今回書こうと思うのは、日本で保育士をしていたぼくが、仕事を辞めてワーキングホリデービザを使いオーストラリアで生活を始めて感じたことについてです。

オーストラリアの大自然の景色や町並みを見た時に、ぼくが当時持っていた「物事を見る視野の広さ」について考えさせられました。

ちなみにこの話には、みんなが大好きなあの『夢の国』も関係しています。

ぼくが感じたこと

ぼくがオーストラリアに行くことを決めた時、それまで海外に1度も行ったことがなく、パスポートすら持っていませんでした。

そんな海外初心者のぼくですから、オーストラリアで生活を始めてからというもの、街並みや自然の景色に興奮しっぱなしでした。

そんな興奮の日々を過ごしていたぼくですが、生活を始めて数ヶ月経ってから、「あること」に気がつきました。

それは、素敵な街並みや雄大な自然の景色を見た時のぼくの感想についてでした。

 

たとえば、ノーザンテリトリーの荒野を歩いていて、興奮しながらこう思うわけです。
「うわ、ここビックサンダーマウンテンみたいじゃん!!」と。

 

タスマニアにある鉄道の車庫を通りかかった時にはこう思いました。
「ウエスタンリバー鉄道みたいだね」

 

古い機械が置いてあれば、

「あ、これウェスタンランドにありそうだ。」

 

タスマニアの港町でベンチに座ってサンドイッチをかじりながら、
シーじゃん!もうここシーじゃん!!」て。

 

カナナラという街で泊まっていた宿では、共有スペースを見て、
「あ、ジャングルクルーズの乗り場ら辺てこんな感じだよね」と。

 

とまぁこんな感じで、オーストラリアでいろんなものを見るたびに、

「ここディズニーの◯◯みたい!!」

「これディズニーにありそう!!」

「この雰囲気ディズニーっぽいなぁ」

って。

ぼくが持つオーストラリアの街並みや景色の感想がほぼディズニーでした。笑

 

そんな日々が続き、ついにぼくは気づいたのです。

「俺の感性の広さってディズニーランドの幅しかないのか」と。

 

今ぼくは国土面積が7,692,000km2(約769万km2のオーストラリアにいながら、そこで見る景色の感性の基準になっているのは総面積2km2の東京ディズニーリゾートだったんです。

 

「おれの世界観、枠ちっちゃ!」

素直にそう思ってしまいました(笑)

 

そして、この事実に気が付いた時になんだかモヤモヤしたので、もう少しこのことについて考えてみました。

そして辿りついたのが、

  • ディズニーランドのクオリティの高さ
  • 自分の世界感の広さ

です。

ディズニーランドのクオリティの高さ

まず単純に、ディズニーランドやディズニーシーという空間のクオリティの高さです。

実は先日もディズニーに行ってきたばかりなのですが(ちなみにぼく、ディズニー大好きです。笑)、その時にも改めて思いました。

町並みだったり、岩の質感だったり、エリアごとにスパッ!!と雰囲気が変わるのに、そのエリアに入ったらその世界を思い切り味わえる。

オーストラリアで似たような建物や景色を見た時に、もしもディズニーのクオリティが中途半端なら「やっぱり本物は違うな」と感じたでしょうが、ぼくがオーストラリアで感じたのは「ディズニーにありそう」だということ。

これってつまり、ぼくの中では「ディズニーが本物で、オーストラリアはそれを真似た物」になっていたということです。

そう思ってしまうくらいディズニーのクオリティは高いんだってことに改めて気がつきました。

もちろんトゥモローランドやトゥーンタウンの雰囲気はオーストラリアにもないので、ディズニーに行かないと味わえないですけどね。

 

自分の世界感の広さ

ディズニーのクオリティの高さと同時にもう一つ感じたのが、「自分の世界観がディズニーで見た景色だけで完結していた」ということです。

日本にいた時は、こういった景色↑って、正直、写真で見るかテレビや映画で見るかみたいに、二次元の枠の中にあったものでした。

それを三次元で体験できる場所がディズニーランドでありディズニーシーでした。

ぼくは繰り返しディズニーを訪れるたびに、いつの間にか「そういう場所を知った気になっちゃっていた」ことに気がついたのです。

「海外旅行に行かなくても気軽に外国の雰囲気を味わえる場所」として、そこで見たもの触れた感触が自分の中の基準となって価値観を固定してしまっていたことに気がつきました。

 

これはディズニーのクオリティが高いからこそ起こりえたことだと思うし、ディズニーは非現実を楽しむ場所、夢の国なわけで、気軽に異国•異世界の雰囲気を味わえる場所としてあるわけで。

しかし、ディズニーも言ってしまえば人間が作ったものです。

街並みはまだしも、自然の景観はもともと何もなかった場所にいろんな世界の一部を切り取って作り上げられた人工のものです。

それが自分の世界観の尺度になっていたことに気がついて、少しだけ「モヤっと」としたのが正直なトコロ。笑

 

オーストラリアで感じた「ディズニーに似ている」「ディズニーっぽい」景色や建物は、当たり前ですがエリアで区切られて存在しているんじゃなくて、街も自然も連続して存在していて当たり前に人が住んで生活していました。

ディズニーに行った時に「あ、このエリア、オーストラリアの◯◯みたい」と思うのか

オーストラリアに行った時に「あ、ここ、ディズニーの◯◯エリアみたい」と思うのか

この違いは大きいなぁなんて思ったのです。

 

 

「本物、本物」と言ってますが、結局オーストラリアにある建物や町並みだってその土地の人が作ったものだから人工なんですけどね。

ただやっぱりその現地にあるものを見て、その場所の匂い、音、人々を含めて感じることは大事な気がします。

ディズニーランドで外国の雰囲気や非日常を味わえるとしても、どうしてもそこには日本人がいて、日本の匂いがして、日本の音がしますから。

 

さいごに

今回の記事、人によってはディズニー批判みたいに感じてしまうかもしれませんが、そうじゃありません。

ぼくは、「ディズニーは偽物で現地にある本物が良い!!だからディズニー行かないでどんどん海外旅行に行こうよ!!」なんてことが言いたいわけではありません。

ディズニーランドが大好きなぼくですから、これからもディズニーランドやディズニーシーには行くと思います。なんならアメリカのディズニーリゾートにも行きたいくらい。

 

ぼくが今回の記事で伝えたかったのは、

  • 自分の世界観がディズニー内で完結していたことにオーストラリアで気がついた。
  • 実際に海外で生活してみたらディズニーにはディズニーの良さがあって、現地には現地の良さがあることがわかった。
  • ディズニーのクオリティが高いことを改めて感じた。

この3つです。

 

これからは、あの時オーストラリアで感じた気持ちを忘れずに、現地で現地にある景色や物に触れて感じることも大切にしていきたいと思います。

世界には、実際に見たら自然と涙が出てくるような景色や
思わず時間を忘れて立ち尽くしてしまうような景色がたくさんあります。
何気ない民家だって違いがあります。
そうやっていろんな物や景色を見て、触って、直接感じることによって、自分の枠がどんどん広がっていくのだと思います。

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