この記事にたどり着いたあなたは「生きる理由」を探している最中だと思います。
ぼくもそんな疑問を抱える1人です。
現代は、科学を研究する中で「人間がどのように生きているか」については多くのことが分かってきました。
「どのように生きているか」というのは、人間は心臓が動いていて、ご飯を食べて栄養を摂って不要な物を排泄して、運動することで筋肉を発達させて、眠ると体が休まるといったことです。
しかし問題は、「なぜ生きているのか」です。それははっきり分かっていません。
正確に言うと、この疑問は長年考えられていていろんな分野で様々な解答があり、どれか1つが正解ということができないのです。
学校でそれを教えてくれれば悩んだりはしないかもしれませんが、残念ながら現代の学校ではそれを教えてくれません。
そんなぼくも自身も20代前半から「なぜ生きるか」については疑問に思い、時折考えています。
その中でいろんな本を読みました。哲学、宗教、心理学、精神世界、、、ジャンルは様々ですがどれも「なぜ生きるか」について考える分野ばかりです。
この記事では、過去にぼくが読んだ本の中から「なぜ生きるか」という「生きる理由」を考えるヒントになるような本を紹介します。
『なぜ生きる』高森顕徹
まず最初に紹介するのはぼくが27歳の時にふと気になって読んだ本です。
「まさしく」なタイトルですよね。
「なぜ生きているの?」と問われて、「◯◯だから!!」と自信を持って答えられる人は今の日本にどのくらいいるでしょうか。
「どう生きる??」という質問ならまだ答えやすいですよね。
「明るく生きる!!」とか「楽しく生きる!!」とか。
数年前にこの本もベストセラーになりましたね。
でも今回紹介する高森さんの本は「なぜ」と聞いてきた。
なんで生きてるの?
生きる目的はなに??
と。そりゃあ読んでみたくなりますよね。「生きること」や「生きていること」について考えたい人にはうってつけの本だと思います。
ただ、一般的には「生きる理由」を考えたくなる時って、
ものすごく辛い時、
ものすご〜くしんどい時、
大きな病気になっちゃった時、
大切な人やペットが亡くなった時、
おそらく気持ちがへこんでいる時なんじゃないかと思います。
そういう時というのは「気持ちの矢印」がマイナスの方に向いているので「なんで生きてるんだろ?」「生きるってどういうことなんだろ?」と考え始めたら、どんどん暗い方暗い方へ進んでいっちゃうかもしれません。
そんな時は、まずは1日10分でいいから、この本を読んでみて考えてみてください。新しく気づくことがあると思います。
これは宿命だと思うんですが、一度「生きること」ことについて真剣に考えてみたらわかると思うんですが、「生きること」について考えると、絶対的に「死ぬこと」について考えなきゃいけなくなることに気がつきます。
ぼくたちは「死ぬこと」について話題にしたり考えることをすごく嫌います。だから「なぜ生きる」かを考えることも敬遠しがちになっているのだと思います。
この『なぜ生きる』の本文にこうあります。
百パーセント墜ちるとハッキリしている飛行機に乗るものはいないだろうが、生まれたときから私たちはそんな飛行機に乗っているのだ。
まったく。その通りですよね。ぼくたちは生まれた瞬間から、いつか必ず墜ちるとわかっているフライトに出発したわけです。
この「なぜ生きる」という本では、人生についての考え方や「なぜ生きるのか」という目的が克明に書いてあります。
ただしここに書いてあることが絶対の正解というわけではなく、人生の考え方はたくさんあると思うので、「なぜ生きるかについての一つの回答」くらいに思って読んでみると、人生の生きやすさが変わるかもしれません。
ちなみにこの「なぜ生きる」という本はなかなか分厚くて読むのが大変かもしれません。
「まずは軽めのものから、、、」と思う方は以下に紹介する、もう少しライトな本をオススメします。
『あした死ぬかもよ?』ひすいこたろう
次に紹介するのは天才コピーライター"ひすいこたろう"さんの 著書です。
ひすいさんは、日常生活に新たな見方をもたらしてくれる天才だと思います。
この本は27の質問を一緒に考える形式になっていて、1つ1つの質問に対して自分なりの答えを考えていく中で「生きる理由」を知ることができます。
ひすいさんの本は、これでもかってくらい読みやすいです。1つ1つの言葉が真夏のそうめんくらいスルーっと体に入ってきます。
普段、あまり読書をしない方には絶対オススメです。
『あの世に聞いた、この世の仕組み』雲黒斎
この本は、タイトルが少し(少しじゃないかも笑)怪しげな感じがしますが、「なぜ生きるのか」を少し違った目線で考えるのにすごく良い本です。
「あの世」と言っているもののカタイ話は全然なく、内容は例え話ばかりなので読み切り短編小説を読んでるような感覚で読み進めることができます。
なぜぼくたちの日常に"苦しみ"が生まれるのか、その"苦しみ"から解放されるためにはどうすればいいのか。
そんな苦しみに日々悩んでいる方にオススメです!
関西風のノリのおじちゃんが分かりやすく解説してくれます(笑)
『それでも宇宙は美しい』佐治晴夫
最後に紹介するのは、物理学者でアメリカのNASAの研究員なども務め、ピアノ・パイプオルガン奏者でもある佐治晴夫さんの本です。
「生きる理由」を宇宙の神秘から考えてみることは、ぼくはこの本を読むまでよく分かっていなかったのですが、佐治さんの話は「分かりやすい」の一言です。
宇宙や生命の神秘から「生きる理由」を考えてみたい方はぜひこの本を最初に読むのをオススメします。
さいごに
今回は、生きる理由を考えるためのヒントになるオススメの本を4冊紹介しました。
気になるタイトルを選んで読んでみてください。あなたの「生きる理由」が見つかりますよう願っています。
今回紹介した本
最後まで読んでくださってありがとうございました。