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クリスマス行事もひと味違う【オーストラリアの保育園で学んだこと】

かんかん

こんにちは、現役保育士の柴田和輝です。

数年前まで公務員として日本の保育園で働いていたぼくですが、
「海外の保育を知りたい!!」「海外ってどんな保育してるんだろう??」という思いから、
安定と言われていた公務員を辞めました。

そしてワーキングホリデービザを使ってオーストラリアへ留学し、
現地で英語を勉強してオーストラリアの保育士資格を取った上で、

約5ヶ月間、オーストラリアの保育園(チャイルドケア)で働きました

 

その約5ヶ月間で現地の保育園で様々な経験をすることができたので、
その中で学んだこと、気がついたこと、日本の子育て•保育との違いなどを記事にまとめています。

この記事はこんな方におすすめ

  • 保育園・幼稚園の先生
  • 子育て中のママ・パパ
  • 海外での仕事に興味がある方

※注※ 

記事中では、ぼくがオーストラリア(シドニー)で働いていた園の名前をP園と記載しています。

今回のテーマは「行事の違い」です。

日本の保育園では毎月、毎週のように何かしらの行事がありますが、ぼくが働いていたオーストラリアの保育園では行事の数が極端に少なく、ハロウィンとクリスマスと卒園式くらいしかありませんでした。

そんな数少ない行事の1つに参加して感じた、日本とオーストラリアの「行事の違い」を紹介します。

 

本場のクリスマスパーティー

P園で働き始めて 約5ヶ月が経った頃、やってきました年に一度の大イベント。

そうクリスマスです。

ぼくがP園で働き始めてから、保護者が参加する園行事というのは初めてだったので、ワクワクドキドキしながら当日を迎えました。

ハロウィンのコスプレウィークや弁当を持ってくるランチボックスウィークを除けば、行事という行事は今回のクリスマス会だけだったので、どんな流れになるのか興味津々でした。

そして案の定、日本の保育園とは違ったクリスマス行事を過ごすことができたので、日本との違いや感じたことを書こうと思います。

 

行事の始まりは17時から

まずぼくにとっての驚きは、クリスマスパーティーの開始が夕方17時からだったことです。

日本の保育園や幼稚園の行事といえば、午前中に行うことが一般的です。七夕祭りや夏祭りなどは夕方に行うこともありますが、室内で歌や踊りを披露する発表会は午前中が定番です。

これには子どもの集中力が関係しているのですが、子ども(とくに幼児)が一番集中できる時間帯が午前中なのです。

 

P園のクリスマスパーティーでは子どもたち(3〜5歳児クラス)は歌を3曲程披露しただけなので、それほど集中力開始が必要じゃなかったというのもあると思いますが、開始が17時だったのは保護者のことを考えて、というのが1番の理由のようです。

 

平日に行われるクリスマスパーティーでも、17時スタートであれば保護者がいつも子どもを迎えに来ている時間と変わらないし、いつも遅くまで仕事をしているお父さんお母さんも早めに仕事を上がって参加できます。

そのおかげもあってクリスマスパーティーには、お母さん、お父さん、おじいちゃんおばあちゃんと家族総出で来ている家族も多かったです。

 

ただ、そりゃそうなるよねって話なのですが、パーティーが17時スタートで、子どもたちはダンスしたり友だちと走り回って興奮して、パーティーのあとも友達家族で夜ごはんも食べに行った子も多くいたようで、クリスマスパーティーの翌日は、疲れが取れていない子も多く、いつもよりぐずる子が多くて大変でした(笑)

 

メインイベント

さて、子どもたちが親に向けて歌を披露したあとの話です。

子どもたちは保護者のところへ行き、一緒に室内の広いプレイグラウンドに移動して、クリスマスパーティーのメインイベントが始まります!!

 

何をしたかというと、、、

 

ディスコです!!クラブ!!ダンス!!ミュージック!!

ktphotography / Pixabay

※画像は参考です。クリスマスパーティーのものではありません。

 

保育園のプレイグラウンドにでっかいスピーカーをレンタルし、
スナックやパイ、揚げ物、ジュースを用意し、
普通のクラブで流れているクラブミュージック(EDM)を流しながら子どもも大人も踊って楽しむ。

 

「保育園でディスコかぁ〜」「日本と全然違うなぁ〜」ってものすごく感じました。

 

 


そもそもこのディスコ、11月の職員会議でクリスマスパーティーの内容を決める時点でマネージャーと職員一同のまとまり感がすごかったんです。

 

(マネージャー)「今日の会議では12月のクリスマスパーティーの内容を決めたいと思います。」

(職員)「わかりました。」

 

(マ)「ディスコだよね?」

(職)「しかないよね?」

(マ)「クリスマスパーティーの内容はディスコに決定しました。」

 

(僕)「5秒で決定ッ!!!!!?????」

 

って即決だったので、おそらくディスコは定番なのだと思います。笑

 

「クラブ」じゃなくて「ディスコ」と言っていたので、どこか違いがあるんですかね。

日本で「ディスコ」って言ったら「バブルか」ってツッコミ入りそうですけど、オーストラリアではちゃんと使われてました。

 

体に響く重低音に合わせて全力で踊る子どもたちを見てひしひしとウエスタンカルチャーを感じましたね。

 

しかも、4歳や5歳の子でもちゃんと踊れるんですよね、ポップなミュージックに合わせて。

しかも踊りがめちゃくちゃ上手い。

 

日本みたいに、子どもたちに「みーぎ、ひだり、まわってパッ」とかって教えなくても、ノリの良い音楽が流れ始めれば肩を揺らし手を動かし、HIP HOPを踊り始めます。

オーストラリアの子どもは小さい時からいろんな所でパーティーがあって、そこには音楽と踊りがセットになっているから自然とできるようになってるんですねきっと。

環境の力恐るべし。

保護者が扮するサンタもいました。

 

職員の役割分担は当日決まる

日本の保育園で働いていた時は、園内行事の際は職員の誰がなにをするかを明確に決めていました。

司会は誰か、食べ物を用意するのは誰か、案内役は、写真係は、などなど。

P園は全然違いました。

 

クリスマスパーティー開始1時間前になって、「あなた今日どこやりたい??」とマネージャーがそれぞれ職員に聞いて周り、「じゃあそこで」と次々に決定していきます。

 

ちなみにその日ぼくは食べ物の係になりました。ただ、ぼくが事前に聞いたのはそれだけ。

食べ物をキッチンで用意する人なのか、
子どもたちに配る人なのか、
どんな食べ物があるのか、
他に誰が担当なのか、
そーゆう周辺情報は一切なし。笑

思わず「アバウトだなー。この適当さがオーストラリアらしさだなー」って感心。

 

いざ会場に移動してみるとすでにディスコが始まっていてガヤガヤしてました。

ぼくはどうしていいかわからず、とりあえず近くにいた先生に「あなたは何の担当??」って聞いたら、「私、食べ物担当なんだけど、どこに行ったらいいかわからないわ」って。

 

ほらーーーー(笑)

 

で、キッチンに行ったら違う先生に「とりあえずコレ運んで」ってお菓子を渡され、
そこからパーティー終了までずっと食べ物運んでました。

ぼくの担当は食べ物を運ぶことだったみたいです。笑

 

こうやって適当にやりながらもなんだかんだ進んでいくのがオーストラリア流(笑)

手際が悪くても、効率が良くなくても、それで怒り出す保護者もいません。みんなが「こういうもんだ」って思っているからそれでオッケーみたいです(笑)

悪く言えば、適当。

良く言えば、おおらか。

それがオーストラリアらしさだと思います。

さいごに

オーストラリアの保育園で働いた期間で1番大きな行事だったクリスマスパーティー。

始まる時間や、ディスコというメインイベント、役決めの適当さなど、随所にオーストラリアらしさが散りばめられていて本当に面白かったです。

子どもたちからも「ティ〜チャ〜、プレゼントフォ〜ユ〜」ってお菓子やプレゼントをたくさんもらいました。

 

そんな中、1番印象的だったこと、それは「保護者の行事への参加の仕方」です。これが日本と全然違ったんですよねぇ。

今回の記事は長くなってきたので、そ次回の記事に書こうと思います。

行事の参加の仕方が日本と一味違う親たち【オーストラリアの保育園で学んだこと】

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