この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
起床時間、深夜2時
アジア1人旅も14日目である。
2016年2月21日深夜2時、起床。
就寝ではない、起床だ。
なぜなら今日は早朝のフライトに乗らなければならず、空港までの距離やチェックインの時間を考えると深夜2時に起床しなければならなかったのだ。
ちなみに眠りについたのは同日の0時。前日の21時にはベッドに入ったのに「深夜2時に起きなきゃ飛行機に乗り遅れる」というプレッシャーで全く眠りにつけず。
深い眠りに入りかけでiPhoneのアラームに起こされ、半目でバックパックに荷物を詰めた。
眠い目をこすりながら宿のロビーへ降りると、あきらかに夜型のライフスタイルな5、6人のヨーロピアンたちがソファに座って、酒のビンを片手に楽しそうにしていた。
眠たくてしょうがないぼくは静かにその横を通り過ぎようとした。
その時である。突然、そのヨーロピアンたちに日本語で話しかけられたのだ。
「こんばんは」
「こんな時間に出発??」
「これからどこ行くの??」
最初、
「ん??彼らヨーロピアンだよな??日本語喋ってるのか?」
「あれ、もしかして頭の中で英語が日本語に瞬時に翻訳されてる??こんなにスムーズに??」
「俺の英語レベルもついにここまできたのか」なんて思ったのだが、一応「日本語喋れるの??」と聞いてみると「うん」と頷く彼ら。やっぱり流暢な日本語を喋っている。
不思議だなぁと思って少し話をしていると、理由がわかった。
その若者たち、
ヨーロッパから東京大学に留学中の現役東大生だったのだ。この時期ちょうど大学の冬休みだから、留学生仲間でマレーシアに旅行に来てるんだと。
そら日本語ペラペラですわなぁ。
自分の英語力を過信して大変申し訳ございませんでした。寝ぼけていた私がわるぅございました。
「もし名古屋に来ることがあればぜひ連絡してね〜」(こういう場合は社交辞令と言う。東大に通うほどの彼らなら理解しているだろう)と東大留学生たちに別れを告げ、ぼくはタクシーとバス乗り継いで空港へ。
今日のフライト時間は朝6時30分出発。
マレーシアのクアラルンプールから、同じくマレーシアのコタキナバルまでの国内移動である。
クアラルンプールの空港はめちゃくちゃ大きくて乗り継いだりするのにはすごく便利な空港なのだけど、
街から離れているのが難点。バスで1時間以上かかるのだ。
もうちょっと街に近かったらクアラルンプールはもっと栄えるだろうなって余計なお世話を胸に抱きながら、エアコンガンガンの激寒大型バスに揺られ空港に到着。
無事フライトには間に合った。
早朝のフライトは空が綺麗である。
今日の目的地は、コタキナバル!!
コタキナバルはマレーシアのボルネオ島にある都市。
なぜコタキナバルに行こうと思ったか。
「あるうわさ」だ。
どんな「うわさ」か。
「コタキナバルいいよ」
コタキナバルに実際に行ったことある人たちが口々に言うのだ。
「コタキナバルいいよ」って。
なにが良いのか。
それはよく分かっていない。笑
あんまり詳しく聞いちゃうと勝手にイメージ作り上げちゃって自分の枠にハメちゃうから、とりあえずクアラルンプールのあとはコタキナバルに行くと決めたのだ。
日本にはこんな人がよくいる。
「映画はネットの評価レビューを参考にして、星1つや2つの映画はあんまり観る気しない。」
「最近はなんだかんだ話題の映画や評価の高い映画を観ることが多い。」
ぼくはこれと真逆のタイプなんだ。
良いかどうかは自分で観てから分かるものだから、見ず知らずの人が書いたレビューに影響され過ぎないように気をつけている。
というわけで、今回のコタキナバル訪問も、同じ理由である。
「コタキナバルいいよ」と言われたことは事実だが、「コタキナバルに良さを求めて来た」というよりは、「自分に合うかどうか確かめに来た」という感覚が強い。
まぁ、自然が好きなぼくは、自然が豊かな場所へ行けば高確率で「良い」と思うのは間違いないのだが(笑)
情報は現地調達
行くと決まれば宿を予約して、グーグル先生で「コタキナバル 観光」を検索。
上位のページだけをざっと見たら、あとは現地で。
宿の人に聞いたり、ツアー会社とかに行けば良い情報は教えてくれます。
事前にネットから得た情報は「コタキナバルは島がいくつもあって海が綺麗」というイメージをだけだったので、コタキナバルに到着したあとは散歩がてらとりあえず港へ行ってみる。
案の定、船乗り場にはたくさんツアー会社が並んでいた。
カウンターの近くを歩いているとツアー会社のおじさんたちがものすごい勢いで誘ってくる。だからわざわざ自分から聞かなくても、こんなツアーがあるよってたくさん教えてくれる。
値段はいきなり言われても相場がわからないから、他のカウンターにもいくつか行って似たようなツアーを聞いてみて相場を判断する。
何かのツアーに申し込もうと船着き場には昼頃行ったのだけど、
カウンターのおじさんたちが、
「今日行きたいのか!?」
「まだ間に合うぞ!!」
「こっちのツアーはどうだ!?」って、
睡眠時間2時間で長距離移動を終えたあとの体調にはちょっと当たりが強い。
睡眠不足解消のために今日はゆっくり過ごして早く寝ようと思い、カウンターのおじさんに「明日朝イチの船で島に行くつもりだから、何時に来たらいいか教えてくれ」って質問したら、
「よし、じゃあ7時に来てくれ!!最初の船は7時30分発だから、明日7時にこのカウンターに来てくれ!!」って英語で言われた。
しかし、次の日の朝、言われた通り7時に行ったらそのカウンターは誰もいなかった!!!!
うぉい!!!
(翌日、結局別のツアー会社でチケットを買って島に行くことになった。)
街をぶらぶら
ツアー会社で得た情報によると、コタキナバルの周辺には気軽に行ける距離(船で15分くらい)に4つくらい島があって、そこに行くのがコタキナバルでのスタンダードな過ごし方だということだった。
本当はキナバル山にも行きたかったんだけど(もっというと登りたかった)、値段と日数の関係で今回は断念。
でも、とりあえず明日の予定だけは決まったから良し!!
そのあとはコタキナバルの街をブラブラした。
コタキナバルのタクシーはつづりが「TEKSI」。テクシ。
夕方くらいから眠くて仕方なくなってきたからその日は早めに就寝することにした。
ちなみにコタキナバルで泊まった宿は中国人のオーナーが経営する宿で、泊まってるのも中国人ばっかりだった。
6人部屋には、5人が泊まっていて、ぼく以外は全員中国人だった。
一気にチャイニズムが高まる。
部屋では中国語が飛び交っていたが、まぁ眠たけりゃぐっすり眠ることができるから問題ない。笑
翌日は船で近くの島へ行き過ごそうと決めてその日はベッドに入った。
カメラに保存された写真を眺めながているうちにまぶたが重くなり、、、コタキナバル1日目が終わっていった。
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保育士のアジア旅2016Day15@マレーシア【サピ島とマムティック島】
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