この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
コタキナバルで迎える夜明け
偶然、あい部屋になった中国人の誰かが朝方にエアコンの電源を切ったようで、真夏の気候のマレーシアで締め切った部屋、汗が体にまとわりつくようなあの嫌な感じで目を覚ました。
セットしたアラームが鳴る前のことである。
もう1度寝ようかと思ったが、部屋は蒸し暑くてとても寝られなさそうだ。
とりあえず体を起こして今日は何をする予定だったか思い出そうとした。
あ、そうだ!!今日は離島に行くんだ!!マレーシアの首都クアラルンプールから、わざわざ国内線に乗ってコタキナバルまできたのは自然に癒されるため!!
今日は離島に行くと決めていたことを思い出す。
そうだった!!こりゃあ二度寝なんてしてられない!!
大自然がぼくを待っている!!はず!!なのだ。
朝の支度を済ませ、意気揚々とチケット売り場のある港へ向かう!!
いざ船に乗って離島巡りへ!!
今日は、コタキナバルの近くにある4つある島のうち、2つの島に行こうと思っている。
1つだけだとなんかもったいない気がするし、欲張って3つも行くとおそらくゆっくりできない。だから午前と午後で1つずつ行くことにしたのだ。
予定通りの船に乗れず!!
昨日も話を聞きに来たツアーデスクが並ぶこの場所。
たまたま聞いたツアー会社のおっちゃんが「明日の朝イチの船は7:30に出るから7:00に来なよ」と言うもんだから、その通り朝7時に同じ場所に行ったぼく。
そして、昨日情報をくれたあのツアー会社の窓口におっちゃんが、、、
おらんやないかっ!!
すでに開いていた隣の窓口ののおっちゃんに「船は7:30に出るって聞いてるんだけど??」と聞いてみたら「俺は知らねぇよ!!」ってちょっとキレられた。
そしてそのおっちゃんは間髪入れずに、
「ウチのボートは出発8:30だけどどうだ??」ってめちゃくちゃ優しい笑顔で。
おいおいツンデレか。
まぁどのツアー会社でも値段同じくらいだし、このツンデレオヤジが隣に座っていたのも何かの縁だと思い、そのおっちゃんの会社の船で行くことにした。
そして目的地は、
午前中にサピ島
午後にマムティック島にした。
行程は、
コタキナバルの港
→サピ島
→マムティック島
→港へ戻る
値段は50リンギット(約1,300円)だった。
サピ島
時間通り8時30分に船着き場を出発し、一路サピ島へ向かう。
ライフジャケットを着る理由は船に乗ったら分かった。ジェットコースター並みにめちゃくちゃ揺れるのだ(笑)
そして15分くらいでサピ島に着いた。
まず驚きは海の色。
透明度が高いというよりも、色合いがとてもきれい。
船着き場の足元にはたくさんの魚。
桟橋を歩いて島の入り口へ
朝一番の船だったので人も全然いなくて、ほとんど人のいない海でプカプカしてのんびり過ごすことができた。
そう、これなんですよ、ぼくが求めていたものは。前回の記事でも書いたのだが、ぼくは都会がニガテで自然や田舎が大好き。
おととい首都クアラルンプールで見たペトロナスツインタワーみたいな近代的な建造物は一瞬「すげぇな」と思うものの、すぐ飽きてしまう。
しかし、こうやって、砂浜に座って波がザザーンってなってるのを観ているのは全然飽きない。素晴らしき自然環境である。
でも、1時間2時間と経つうちにどんどん人が増えてきた。
ぼくはサブビーチ??みたいな所でプカプカしていたのだが、気づいたらメインのビーチは人がいっぱい。
しかもほとんど中国人と韓国人のツアー客だ。オーストラリアのケアンズといい、シンガポールといい、中国人は世界中どこにでもいる。まぁ地球人口の7人に1人は中国人なんだから、よく観るのは当たり前か。
コタキナバルの街中を歩いていても思ったのだが、コタキナバルは中国人と韓国人に人気の??有名な??観光地のようです。
自撮り棒を持ったコリアンガールをたくさん見かける。やっぱり観光地は人が多いもんだ。
散歩して見つけた絶景
朝イチの船で到着し、人がいない静かな海を一足先に楽しんだぼくは、新たな場所を探して海沿いに散歩することにした。
そしたらあったあった!!
岩がゴロゴロしてあきらかに人を寄せ付けない雰囲気を出している場所を越えた先に!!
人が全然いないビーチ!!
ツアー客はここまでは来ないみたいで、ぼくのように人混みを避けたと思われる数人のヨーロピアンらしき観光客が岩に腰掛けて過ごしていた。
ぼくは断然こーゆう所が好き。
小さい島の割にツアー客が多かったが、海もキレイだし、サピ島、すごく良かった。
アクティビティの一つで、隣のガヤ島からジップラインもできるようだ。
値段は約1,600円くらいだったと思う。
次はマムティック島へ
サピ島の次はマムティック島へ移動する。
サピ島から小型ボートに乗って20分くらい。
マムティック島はコタキナバル周辺にある4つの有名な離島の中で1番小さく、団体ツアー客は来ない島とのことで人が少なく、静かに過ごしたい人向けだとツアー窓口のおっちゃんから聞いていた。
ボートが水しぶきをあげながら進むうちに、小さな島が見えてくる。
もうね、島の周辺の海の色が、、、
透き通っております。
サピ島よりも透明度高め。
サピ島よりも長いビーチなのに、サピ島ほど人もいなくて、、、とっても静かだった。
ぼくはこういうトコロを求めていた!!
大正解!!
静かなビーチにキレイな海、
キツ過ぎない日差し、
そして心地いい波の音、
そうきたら、
やることなんて1つしかない!!!
昼寝ッ!!!!!!!
直射日光の下はさすがに暑いから、木陰に場所を確保して、、、
帰りの船の時間まで爆睡!!笑
太陽の下はジリジリ暑いけど、湿度は全然高くなくて蒸し暑さも無し!!
日陰にいれば風が気持ちよくて過ごしやすい気候。
日本のジメジメした夏にもぜひ参考にして欲しいですねこの気候。
周辺にはもう2つ島がある
今回訪れたサピ島とマムティック島は2つの島とも海が抜群にキレイで感動した。
コタキナバルの周辺にはもう2つ島がある。
今回は行けなかったが、ガヤ島とマヌカン島だ。
ガヤ島は、地図を見ればわかるが周辺で一番大きな島。リゾートホテルもあってホテル宿泊するような観光客向けの島らしい。
マヌカン島はホテルやレストランが整っていて、「リゾート」といった雰囲気らしい。
きっとサピ島やマムティックと同じようにキレイなんでしょう。
今回は4つのうち2つしか行けなかったが、すべて行ってしまっては今後の楽しみがなくなってしまうから、残り2つはまた次回ということで、、、
夜はナイトマーケット
コタキナバルの街に戻ったあとは海沿いで毎日オープンしているナイトマーケットへ。
漁師さんたちが昼間に採った新鮮な魚介類を調理して売っていて、気軽にご飯を食べることができる場所だ。
地元の人も観光客も集まって食事やコミュニケーションを楽しんでいてとても賑わっていた。
お酒の販売はしてなかったようだが、仮設テントの下にテーブルとイスがたくさん並べてあって、日本のビアガーデンみたいな雰囲気だなと思った。
ぶらぶら歩いていると、無邪気な子どもたちが。
写真を撮ってカメラのディスプレイを見せてあげると大喜び。
兄弟なのか友達なのかもわからなかったが、
子どもの笑顔は世界共通で、大人を笑顔にする。
さいごに
今日は朝早くから離島へ行ってキレイな景色と自然に癒されて、
夜はナイトマーケットで地元の雰囲気を味わって、
コタキナバルはぼくの感性に合う場所だった。
今まで出会った旅人たちが、口を揃えて「コタキナバルいいよ」と言う理由がよくわかった。
ぼくもこれからは同じように言うだろう。
やっぱりぼくは都会よりも田舎の方がいい。
シドニーよりもタスマニア、
ジャカルタよりもジョグジャカルタ、
クアラルンプールよりもコナキタバル、
名古屋市よりも愛西市(ぼくの地元)なのだ。
さて、実は、今日午前中に訪れたサピ島で、偶然同じ部屋に泊まっている中国人たちに会った(別のボートで来ていたらしい)。
そして、話の流れで翌日のアイランドツアーに誘われたので一緒に参加することにした。
それがまたなんとも素晴らしい島で、、、
ぼくが今まで訪れた中で1番キレイな場所だったかもってくらいに。
その島の名前は漢字で書くと「美人魚島」。
現地の読み方で「マンタナーニ・アイランド」と言うのだが、この島の名前を見た時にぼくはまずこう思った。
「美しい人魚がいる伝説がある島」なのか、
「美人の魚がみられる島」なのか、
どっちだ!!
できれば、前者であって欲しい!!
心の中でそう願ったことは内緒である(笑)
というわけで次の記事は、圧倒的な美しさを持つ「マンタナーニ島」を訪れた記録だ。
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保育士のアジア旅2016Day16@マレーシア【美人魚島!!マンタナーニ島(コタキナバル)へ】
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