この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
渋滞より安全な朝食
ジャイプルで迎える2回目の朝。
今日は午前中のうちにアーグラという街まで移動することになっている。アーグラはあの有名な「タージマハル」がある街だ。
昨晩、ドライバーのアジャユが「アーグラまでは5時間もかかるし午後は暑くなるから、明日朝5時にジャイプール(今いる街)を出発する予定だから準備しておいてね」と言ってきたのだが、ぼくは今泊まっている4つ星ホテルの朝食のことが頭から離れなかった。
(このホテルの朝食はかなり安全性が高い=価値が高い。インドについてからずっとお腹を下し続けているぼくには移動に時間がかかっても美味しい食事の方が重要だ。)
(そんなホテルの朝食は朝の7時から。朝5時に出発したらあの安全な朝食が食べられないじゃん。それは困る。)
というわけで、駄々をこねて出発を8時にしてもらった(笑)インドで外食して散々お腹を壊しているので、なるべく危険は侵したくないのだ(笑)
約束通り朝7時にホテルで朝食を済ませ、後ろ髪引かれながらも4つ星ホテルをあとにしてアーグラへと向かった。
ハエ、何百匹いるんだろう
車はアーグラへ向けてひた走る。
相変わらず、車窓がとても新鮮である。
ハイウェイ(高速道路)なのに牛がいたり、自転車が走っていたり、バイクが逆走してたり、なんでもあり。
ぼくのあたまの中にある「ハイウェイ」とは次元が違う(笑)
アーグラへ向かう途中、休憩のために何度か道路脇の屋台へ車を寄せてチャイを飲んだ。
こんな感じの場所なのだが、
写真じゃ伝えきれないのが非常に申し訳ない!!
この屋台や果物の周り、
ものすっごいハエの数だった!!
バナナやブドウに近づくと、一斉にブワッて(笑)背筋が凍る。
もうね、ほんとにしんどい!!笑
しかも気温が35℃以上の屋外に何時間(もしくは何日)置いてあるのかわかならい果物たち。
絶対に不衛生。
インド人にこれ食べて大丈夫なの!?と聞くと、
「全然平気だよ」っていうインド人と、「食べる前に洗わないと体壊すぞ。運悪いと死ぬから気をつけなよ」って言ってくるインド人がいる。
両手を挙げて全力で後者に賛成である(笑)
インドの屋台のものは絶対に手を出してはいけない。教訓である。
そんなことは重々頭に入っていたぼくと友人のアイなのだが、今日の休憩の時、ドライバーが「大丈夫だから」としつこく言うのでブドウを2粒だけ食べた。アイは3粒くらい食べてたいた。
その結果、ぼくはその日の夕方、友だちはその日の夜、2人揃ってお腹くだした。
ブドウだけが原因じゃないと思うが、、、。原因がはっきりわからないから周りにある食べ物・飲み物全てに恐怖を覚える、それがインドの怖さである。
屋台で使われているこの油だって、何ヶ月同じものを使ってるのか想像もつかないくらいどす黒い。最初、重油かと思ったくらいだ。
インドは今まで訪れた国とは確実に次元が違う。笑
入場ゲートで止められる
ジャイプールを出発してから約5時間、予定通りにアーグラへ着いた。
アーグラへ来た目的は、「インドといえば??」の回答に必ずランクインする左右対称の超巨大なお墓、タージマハルを訪れるためだ。
入場ゲートまで歩いてる途中にラクダのタクシーがたくさんいた。
ラクダ、近くで見るとデッカイ。
これがタージマハルのチケット売り場。
外国人観光客は750ルピーかかります。約1,260円。
インド人は20ルピー(約33円)くらいなので、すごい差です。
でもインドの観光地はどこもこう。
タージマハルの外国人用のチケットに含まれているのは、
- 優先入場ペットボトルの水1本
- タージマハル内用のシューズカバー
- タージマハル内のトイレ使用料
- 入場ゲートから駐車場までの帰りの無料タクシー
だった。
この辺りにはガイドがたくさんいるので、歩いていると次から次へとネームタグを見せながら「タージマハルのガイドはどうだ??」「自分はオフィシャルガイドだ!!」って日本語やら英語やら代わる代わる話しかけてくる。
トラブルを避けるために、ここで声をかけてくるガイドにははっきりノーを伝えた方がいい。
特に気をつけた方がいいのは、寄ってくるガイドで「ガイド頼めばあの列に並ばなくてもすぐ入れるように手配できる」と言ってくる人がいます。
確かにチケット売り場から入場ゲートの方をみると長蛇の列ができているのが見えるのですが、それはインド人用の列で、高い入場料を払っている外国人はそもそも優先入場が含まれている。
列の中に入って観るとこんな感じ。
外側がインド人用の男女の列、内側が外国人用の男女の列。
この列を外からみると、すごく並ばなければいけないように見えてしまう。
ここで「私にガイドを頼めば優先で入れる」と言って寄ってくるガイドに言われてここを通されて「ほらね」と言われて「この人は信頼できるガイドかも」と感違いしてしまうにはもってこいの列の作り方である。
ちなみにガイド料金は、揃って高額である。
列の先には身体検査と持ち物チェックがあるのだが、タージマハルは大きなカバンやリュックは持ち込み禁止なのでなるべく身軽に訪れなければならない。
だからぼくも最低限必要な荷物として、一眼レフのカメラとGoproだけを入れたボディバッグだけで行った。
な、の、に!!
その時ぼくは、スムーズに通過することができなかった。
原因はGoProカメラの自撮りスティックに内蔵されていた三脚。「これはダメだ」と言われ、「ただの三脚だよ、ほら、こうやってカメラを支えるんだ」って必死に粘ったんですが警備員も全然譲ってくれず、
結局1度ゲートを出て、200mくらい離れたロッカールームへ行って預けるはめに。。。
結局なぜあの三脚がダメだったのか分からず終いで、、、そのあとタージマハル内で三脚を見かけなかったから、三脚がダメだったのかな。。。
タージマハルに行く際は三脚にご注意を。
タージマハル!!
ロッカールームまでの一往復を終えて、なんとか入場ゲートをくぐることができた。
そして、人の波に合わせて歩いていくと見えてきたのは、、、
今は4隅の柱の工事中で、足場が組まれていた。正面からみると本当に左右対称だ。
タージマハルはムガル帝国皇帝が愛する王妃のために莫大な費用と22年という月日をかけて作らせたというお墓。
タージマハルは建物の中にも入れるのだが、中にあるのは本当に棺のみ。
彫刻やら使われている大理石やらを考えると、相当な権力と資金力だったことが伺える。遠くから見ても近くから見ても、精巧に作られた本当に美しいお墓だった。
インドの観光地といえば、という問いの答えに必ず上がってくるこのタージマハル。
インド人の観光客も多く、(むしろ外国人観光客よりもインド人の方が断然多かった)色とりどりのサリーを来た女性がすごく映えるなぁと思った。
正面入り口で上を見上げるとこんな姿をしている。
観光ガイドにはあまり乗っていない別角度のタージマハル
帰り道もラクダがたくさん。
初の列車移動
さて、今日はこのあとアーグラにある駅に向かい、ガンジス川で有名なバラナシへと向かう夜行列車に乗ります。
列車移動は好きだが、インドの長距離列車、どうなんだろうか、、、笑
楽しみではあるけど、、、
ちなみにタージマハルを観光し終えた時、まだ列車のチケットが手元に届いておらず、「本当にチケットくるのか??」「今日、予定通りに移動できるのか??」って不安が続いていた、、、
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保育士のアジア旅2016Day44-2@インド【夜行列車、しれっと4時間遅れ。】
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