この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
ホーリーフェスティバル
インドのホーリーというお祭りを知っているだろうか??
近年、全世界で流行りのカラーラン。日本でも頻繁に行われているので参加したことある人も多いのではないかと思う。そんなカラーランの起源と言われているお祭りがインドのホーリーです。
ホーリーの由来は、いろいろな起源があるらしいのだが、現在は農耕祈願と性別や階級を越えて平和な世界を、といった意味合いが強いらしい。
ホーリーの当日には年齢も性別も関係なく色水や色粉を掛け合いながら「ハッピーホーリー!!」と声を出す、そんなお祭りだ。
ぼくが今回の2ヶ月のアジア旅で、なぜこの時期にインドに来たのか。
そう!!
このホーリーフェスティバルに参加するためである!!
結果から先にお伝えしておこう!!!!
ぼくらはガンジス川で有名な街、バラナシでホーリーに参加する予定だった。
しかし列車でバラナシに着いたとき、すでにホーリーは終わっていたのだ!!!!泣
なんのためにこのタイミングでインドに来たと思っているのか。。。
事前に調べたところによると、2016年のホーリーは3月24日の午前中が本番らしかった。デリーでツアーを組んだときも、オフィスの人たちは「ホーリーは24日が本番だから」と言っていた。
それらの情報は間違いではなかった。事実、デリーやアーグラなどの他の都市では24日にホーリーが催されたらしい。
なのに!!
バラナシだけ23日の午前中に開催したみたい。。。
なんでバラナシだけ個性出しちゃったか(笑)
しかも、もしバラナシへの到着が定刻通りだったらギリギリ間に合ったはずなのに、電車4時間も遅れるから!!笑
悔しい!!
インドに来たのはホーリーに参加するって理由がかなり大きかったから非常に悔しい!!
ぼくたちがホーリーが終わっていたことに気づくまで
ぼくたちがバラナシの駅に着いたのは3月23日のお昼12時頃。
バラナシが近づいて窓から外を眺めると、色水や色粉によって色とりどりに変化した服を着込んだ子どもたちや大人たちが見えていた。
そのときはまだ「本番は明日」と思い込んでいたぼくと友だちのアイは、「前日から盛り上がってるんだね」「前夜祭みたいな感じかな」って翌日のホーリー本番(だと思っている)に向けて気持ちを高ぶらせていた。
そして駅についてすぐ、ぼくたちをホテルまで連れて行ってくれるドライバーと合流し、車でホテルに向かった。
車から見えるバラナシの街は、道路に色水を掛け合ったと思われる跡がいたるところにあったり、車や野良犬までもがカラフルな色に染まっていました。
もちろん道行くインド人たちも、シャツを色とりどりに染め、顔も赤や黄色•青•緑といったカラフルな色合いに染まっていた。
「おーおー前日から盛り上がってんねぇ!」「前日からこんなんだったら明日の本番どうなるんさ!笑」って車内から意気揚々と外を眺めていた。
、、、まさに本番直後だったんだから街がカラフルで当たり前なのだが(笑)
明らかに日本人慣れしている送迎のドライバーも「ホーリーネーッ!!」「カラーフェスティバルネーッ!!」ってぼくらの気分を盛り上げてくる。
ドライバーはこの日が本番だって知ってたはずなのだが。
ホテルに荷物を降ろしたあとは、
バラナシと言えば!!??そう、ガンジス川へ行くことにした。
ぼくとアイは、「たぶんホーリー前日で街全体が盛り上がってるから、いつ色水とか色粉とかかけられてもいいように、財布とかもビニールに入れて最低限だけの荷物で行こうぜ」という話になり、手ぶらの身軽な格好でガンジス川へと向かった。
生まれて初めて見るガンジス川。
人も少なく、建物を背にして川を見るとどこにでもある普通の川だなぁというのが第一印象だった。
しかし、明日はきっとここでカラフルな色水の飛び交う中「ハッピーホーリー」と言いながらインド人たちとホーリーを祝うことになると思うと、ウキウキが止まらない。
しかしよく見ると、この写真の時点ですでにみんな祝い終わって体を洗っているのがわかる。
ひと通りガンジス川沿いを歩いたあと、オートリキシャのドライバーに「色粉の買える場所へ連れてって」とお願いし、ガンジス川をあとにしようとしたところ、偶然、日本人男性2人組に会った。
2人は春休みを利用してアジアを旅行中の大学生。アーグラからぼくたちと同じ電車に乗っていたようでバラナシの駅でも一度会っていたので、偶然の再会ということになります。
その2人はホーリーの色粉を軽く浴びていた。「どこで色つけたの??」とホーリーのこと来て見ると、
そこで衝撃の返答が!!
「バラナシのホーリー今日もう終わったらしいっすよ!!」って。
うそやんッ!!?
全然信じられない。
学生は続ける。
「ぼくらもさっき知ったんですけどね」と大学生が言いかけたところで、その大学生2人と一緒にいた甲高い声のインド人の若者がしきりに日本語で訴えている。
「ホーリーキョウオワッタネッ!!」
「アサロクジカラ!イチジマデ!!」
「アサロクジカラ!イチジマデ!!」
「アシタワ!!ナイヨ!!」と甲高い声で教えてくれる。
うそやん!!
ショックがデカい。
どーりで街がカラフルなわけだ。
どーりで人がカラフルなわけだ。
どーりで色粉が売ってないわけだ。
そんな経緯を経て、ぼくと友だちはホーリーが既に終わってしまったことを知ったのだった。。。
諦めきれない
ただ、ぼくとアイは諦めきれず、「もしかしたら明日も余韻みたいなのがあるかもしれないからとりあえず色粉だけは買っておこうよ」と、帰り道で色粉を購入してホテルへと戻った。
そして翌日、ぼくたちは先ほどの大学生2人組と偶然再会し、ホーリーを諦めきれない4人の日本人とインド人ドライバーでプチホーリーを開催することになる。
せっかくインドにホーリーに来たのに、ホーリーができないなんて!!悪あがきするのだ(笑)
明日はまず、朝イチでガンジス川の朝焼けを見に行く。
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保育士のアジア旅2016Day46@インド【ガンジスの夜明け】
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