この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
ガンジス川でサンライズ
今日はデリーで予約したツアーに含まれているガンジス川のボートライドとバラナシ観光の日だ。
昨日、残念ながらバラナシでのホーリーフェスティバルがすでに終わってしまったことを知ったぼくとアイは、「今頃デリーやコルカタでは色水掛け合いながら『ハッピーホーリー』っつってエンジョイしてんだろうなぁ」という寂しさと悔しさ混じりの思いを抱きながら、日の出を見るためにガンジス川へ向かった。
車を降りて約15分ほど歩き、ガンジス川に着いた。
河岸に着いた時にはちょうど対岸から朝日が昇り始めたところだった。
川の色が金色に染まりすごく神秘的な景色。
昨日も夕方にも一度来たけど、その時とは全然雰囲気が違った。
沐浴する人、声を出してお祈りする人、お香を焚いている人、さまざまな人がいて、神聖というか厳かというか、独特の雰囲気を感じた。
有名なガンジス川の沐浴。この川、日本人が入ると結構な確率で下痢になるらしい。肛門から大腸菌などが入るからなのだとか、、、。
「ガンジス川でバタフライ」はぼくには出来なかった(笑)
そうだ、川へと続く階段を歩いていると衝撃的な後ろ姿が目に入った。
彼は全裸。時々立ち上がってはなにか呪文のようなものを唱えながら太鼓を鳴らしていた。
これがインド。
さすがインド。
それぞれの人が、それぞれのことを、真剣に取り組んでいる。
日本で見たこともないような格好で、日本で見たこともないようなことを。
インドという国はたった一度訪れただけでは「分かった気」になれない奥深さがある。インドにハマる人がいるのも頷ける。
ボートライド
サンライズを観たあとはガンジス川のボートライドへ繰り出す。
ここでも昨日会った日本の大学生2人組と一緒になった。
どうやらこの2人もデリーでツアーに申し込んだようで、バラナシでのボートライドと市内観光というプランが含まれているとのこと。
しかも同じ運転手が担当だった。せっかくの出会いなのでこのあとの市内観光も一緒に周ることになる。
さて、話はガンジス川のボートライドだ。
ボートに乗り込んだのは他の観光客も含めて9人。船を漕ぐお兄ちゃんを入れて10人である。
しかし乗り込んだ木造の船がボロくてボロくて。誰かがちょっと動いただけでめちゃくちゃ揺れる。
なんならすでに船内には3、4センチくらい水が入っていて朝日に照らされてキラキラ光っている。
「大丈夫かコレ」
不安は募るばかり。
そんな不安をよそにお兄ちゃんは船を漕ぎ続ける。
ボートはガンジス川沿いに建っているガートと呼ばれる建物に沿って進んでいく。
火葬場の景色
途中で火葬場も通った。
インド中から運ばれてきた人間の遺体が24時間休むことなく燃やされている火葬場だ。
写真を撮ることは禁止されているわけではないのだがあまり気が進まず撮らなかった。火葬場の写真はこの1枚しかない。
火葬場は、大量に積み上げられた薪、数カ所から立ち上る炎と煙、遺体を運ぶための竹の担架、遺体の周りに供えるためのオレンジ色の花がとても印象的で、他には野良犬、野良牛、そこら中に散らばるゴミ。
耳から入ってくるのは祈っているような声と、どこからともなく聞こえてくる鐘の音。
鼻を突くのは、捨てられたゴミと動物の糞尿の混じった匂い。
遺体が燃えている匂いも混じっているのでしょうが、正直それがどの匂いなのかはっきりわからないくらいたくさんの匂いが混じっていて判別はできない。
ほんの少しの時間だったが、日本とは違う葬い(とむらい)の仕方を目の当たりにしてかなり衝撃を受けた。
燃やされる遺体は布に丁寧に包まれているとはいえ、こんなにも堂々と火にかけられるんだなって。「ものすごく神聖な場所」と言われているけど、こんなにもゴミが落ちていて動物たちの糞尿もたくさんあるんだなって。
「神聖」と聞くと「きれいな場所」をイメージしてしまうので、インドでは「ゴミ」と「神聖」というのは結びつかないものなのかなと思った。
30分以上は乗っていたが、気づけばボートライドはあっという間に終了し、一度ホテルに戻って朝食を食べることに。(火葬場を見たり、ゴミや糞尿の匂いの影響からか食欲は全く出なかった笑)
さいごに
そのあとは、出会った大学生2人と一緒にバラナシ市内観光へと出かけた。
本番に参加できなくて未練が残っていたホーリーも、この日の午後に無理矢理??楽しみむことができた笑
その様子は次回の記事で。
続きはこちら
ブログ内の他の記事は子育てママの為になる記事ばかり揃えておりますので、ぜひ読んでみてくださいね。