この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
挨拶代わりの色粉
早朝にガンジス川で日の出を見たあと一旦ホテルに戻り朝食を食べて準備万端!!
今からバラナシ観光に出発する!!
「ホーリーフェスティバルの本番には参加できず終いだったけど、今日はまだフェスティバル翌日、もしかしたら余韻を感じることくらいはできるんじゃないか。」
そんな期待を込めて、ぼくは汚れてもいい服に身を包み、右手には昨日の夕方調達した色粉を持ってホテルを出た。
ホテルの外にはすでにぼくたちを迎えに来たドライバーが待っていて、周りには数人のオートリキシャドライバーがちらほら。
ぼくが「ほら、色粉持ってるんだよー!!」とドライバーに見せると、よこせ!と言わんばかりにおもむろにぼくの手からもぎ取られた。
そして、いきなり「ハッピーホーリーネーッッ!!!!」って顔中をムラサキの粉だらけにされてしまった。
友だちのアイも同じく顔も服も粉をかけられ、たまたま同じ車に乗る予定だった真っ白いシャツに身を包んだイギリス人カップルも一緒に粉まみれ(笑)
こやつが破天荒なインド人ドライバー。
加減という言葉を知らない彼も粉まみれにしてやって、ハッピーホーリー第一弾終了。
街を走るタクシー
イギリス人カップルを旧市街へ送るため、そしてバラナシで出会った大学生2人組を迎えに行くため、車は街をひた走る。
街を見ながら思ったこと。
今日のバラナシの街、ホーリー感が全くない!!
道路を見ても色はないし、色水を掛け合ってる様子も一切なし。
シャツや体が色まみれになっている人はきっと昨日シャワー浴びていないだけ。
昨日までのカラフルな感じはどこへ行ったの??
それどころか車に乗っている5人のカラフルなぼくたちを見て、街を歩くインド人は「こいつらまだホーリーの気分引っ張ってんのか」とでも言いたげな顔をしている、、、
え、1日経っただけでもうこの温度差??
インド人って気持ちの切り替えこんなに早いの??
第2回戦、開始
そうこうしている間に、日本人大学生2人の宿泊しているホテルに到着。
カラフルな顔したぼくとアイと運転手の3人で出迎えると、2人とも驚いた顔して「え、今日まだホーリーあるんスか!?」って。
いや、この3人だけホーリー(笑)
事情を説明してドライバーが彼らに色粉をつけようとすると、「ちょっと待って!!そのつもりじゃなかったからまず着替えたい!!」と言って一目散に部屋に戻って着替えてきた。
さすが大学生、フットワークが軽い(笑)
というわけで、ホテルの前の駐車場でプチホーリー開始!!インドのバラナシで日本人4人とインド人運転手の1人が色粉をつけ合う。
一通り楽しんだたらこんな感じに。
途中で色粉がなくなっちゃって地面に落ちた色粉を拾うと必死(笑)
ただ、この最中、現地の人たちと温度差を感じたのが、
近くで数人のインド人がぼくらの様子をずっと見ていたのだが、誰一人参加してこようとしない(笑)
「今日は汚れたくない」と顔に書いてある(笑)
子どもですら、「一緒にやる??」って誘ってみても後ずさりをするばかり。笑
挙げ句の果てに、そのホテルに泊まってたインド人の団体さんに「写真撮ってもいいかね??」って記念写真を求めらる始末。
ホテル前を散らかしてすみませんでした(笑)
バラナシ観光
プチホーリーに満足したぼくたちは全身色粉だらけでバラナシ市内観光へ向けて出発した。
ホーリーをひとしきり楽しんだことで仲も深まり車内はとても賑やかだった。
そんな中、ドライバーがしきりに「ホーリーはビールだ、ホーリーはビールだ」って言いながら運転してる。
チップとしてビールおごってもらいたいアピールなのかなと思いながら、「ビール飲みたいの??」って聞いてみた。
そしたら、でっかい声で「オールレディーネーッッ!!」って。
Already・・・(意味)「すでに」「とっくに〜済み」
仕事中に飲酒運転してんじゃねぇよ!!笑
その後も、「今日は街でホーリーやってる人全然いないね」ってドライバーに言ったら、急にシリアスな顔して「俺は昨日仕事が忙しくてホーリーができなかったんだ。お酒も飲めなかったし。」「だから俺は今日がホーリーなんだ。」って。
勝手な理由つけて酒飲んで仕事するんじゃないよ!!笑
ホーリー感の薄れた街中で、ふと通り過ぎるタクシーを覗き込めばカラフルな顔したジャパニーズ。
そりゃみんな凝視するわな。
ハッピーホーリーッッッ!!!!!
観光は2ヶ所に連れて行ってもらった。
モンキーテンプル
最初はモンキーテンプル。
荷物はロッカーに預けなきゃいけない場所だったらカメラも預けちゃって写真がない。
ただ、大丈夫。写真がなくても様子は伝えられる。
ポイントだけまとめると、
モンキーテンプルにいたのはいたのはびっくりするくらい大量のサルと呼吸したくなくなるくらい大量のハエ。
そして、本殿は靴を履いたまま入れない。しぶしぶ裸足で本殿に入ったが、太陽光で熱せられた大理石が驚愕の熱さだった。
「このお寺、どんなお寺なのか全く分からないけどいろんな意味で修業できそうだね」って話しながらすぐにタクシーに戻るぼくら。
ドライバーには1時間くらい観て来ていいよと言われていたが、30分くらいで戻ったら、なんとドライバーは車内で爆睡中。
叩き起こして「戻ってきたよ」と伝えたら、「ベリーハヤイネー」ってちょっと不機嫌。
いやいや、自分が勝手にお酒飲んだんじゃん(笑)
飲酒運転が気になりながら次の目的地へ向かう。
ドゥルガー寺院
次はドゥルガーという赤いヒンドゥー教寺院に連れて行ってもらった。
バラナシでは有名なお寺だそうです。
寺院内で「お祈り」「ご利益がある」といって手首にヒモを結びつけてくれる僧侶みたいな人たちがいたが、近寄って来て一方的にヒモをつけてくるのに、付けたあとでお金を請求してくるので最初にちゃんと確認したほうがいい。
さらに寺院の出入り口でおでこに赤い印をつけてくれる人がいますが、それもお金を取られる。
本来その印はお祈りをした印としてつけるものなので、お金はいらないはずなのですが観光客とみるとすぐお金を取ろうとするのがインド。
納得して払うぶんには良いが、不本意な支払いは思い出の良し悪しにも影響し得るので注意したほうがいい。
2つ目のお寺を見終えて車に戻るとドライバーはまたもや爆睡している。
再度叩き起こすと、「これでツアーはおしまい。ホテルにゴーネ。」って超眠そうに言う。
ちゃんと仕事してよ(笑)
そのあとドライバーに言って一度ガンジス川まで行ったが、まだ日が高く暑かったのでそのままホテルに戻ることにした。
結果
今回の旅では3月23日のホーリー当日には間に合わなかったが、翌日にプチホーリーができて良かった!!
一緒にやってくれた2人の大学生と運転手、友だちに感謝。
そしてこの翌日、、、
インドに来て以来最大のピンチが、、、
ぼくを襲うことになる、、、
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保育士のアジア旅2016Day47@インド【腹痛ノックアウト】
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