この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
桃園空港到着
深夜1時、台湾の首都、台北にある桃園国際空港に到着した。
今回の台湾旅行は宿を予約せずに来た。最初の夜は空港で寝ようと思っていた。
どこの国でもそうだが、夜というのは危険がいっぱい。
夜中に眠い目こすりながらに知らない街をフラフラするより、空港の中にいた方がよっぽど安全なのだ。
SIMカードを買う
というわけで、空港に着いてすぐSIMカードを買うことに。
ぼくが欲しかった一番安い300NTドル(約1,000円)のSIMカードは売り切れで、仕方なく音声通話がついた500NTドル(約1,680円)のSIMカードを買った。
台湾のSIMカードがすごいのはデータ容量が無制限だということ。
どの国でもだいたい3GB,5GB,7GBと容量が上がるにしたがって値段が上がっていくのだが、台湾はどのSIMを買ってもデータ通信は容量無制限だった。
ひとまずこれで屋外にいてもネットが使えるようになった。
どこで寝よう
SIMカードを買ったあとは、寝床探し。
そんなに広くない桃園国際空港の到着ロビーを端から端まで歩いてみる。
見つけた!
カフェと土産物屋の近くにある休憩スペースだ。
体を伸ばして寝れる広さではないが、イスに座って寝るよりもよっぽど楽なので今日はここで夜を明かすことにする。
先客もチラホラ。
これはぼくではありませんが、ぼくもこんな感じで寝てました。
このアジア旅行を経て、「より良い寝床を探す知恵」と「最悪どこでも寝れる力」を手に入れたぼく。たくましくなった。笑
そうだ、九份(ジョウフェン)へ行こう
夜中の2時頃に空港のソファで横になり、起きたのは5時半くらい。
横になって寝れたからかアタマはスッキリしていた。
今日すでに決まっている予定は1つだけ。
台湾人の友だちと合流してそのまま家に泊めてもらうこと。
それまでは特に予定無し。
友だちと合流するのが夜7時の予定だから、まだ12時間以上ある。
初の台湾。
よし!!台北観光だ!!
そう思い立ったものの、観光の本も地図もなにも持っていない。
この2ヶ月間、10ヶ国を駆け足で進んできたものだから、次の国の情報を調べる時間も満足になく、もちろん台湾の観光情報もほぼないままやって来ていた。
しかし、そんな中でも過去の記憶を辿り、「台湾といえば、、、」と考えた結果、、、「あ、千と千尋の映画の舞台に似てる場所!!」
思い出した。
さっそく台湾SIMカードの入ったiPhoneで調べてみると、「千と千尋の映画の舞台に似てる場所」は「九份(ジョウフェン)」といい、台北市内からは離れるけど日帰りで行ける距離だということがわかった。
行き方も、グーグル先生に聞いたらすぐ見つかった。
便利だね〜。
バスと電車で行く方法があるらしいが、ぼくは電車を使う方法を選んだ。
でも、まずはバスに乗って空港から台北駅へと向かう。
空港から台北駅までは約1時間15分で着き、値段は90NTドル(約310円)。
そこから電車に乗り換えガタンゴトン。
瑞芳(ルイファン)という駅に着いた。
(台北駅〜ルイファン駅 片道約50円)
そこからまたバスに乗って約20分。バスは片道7NTドル(約25円)だった。
九份に着いたのは午前10時頃。
山の斜面に立つ商店街といった街並みで、細い路地にたくさんの商店が並んでいた。
脇道に一歩入るとそこはもう住宅街で、日本とも他のアジアの国とも違う独特の雰囲気があった。
そしてココが「千と千尋の映画の舞台に似ている」と言われている建物。
ネットで九份の写真を探すと、夜、提灯に灯りがともった写真が多い中
ぼくが訪れたのは、午前中、しかも天気は曇りと霧。笑
しかしそれでもなかなかい良い雰囲気だった。
そのあと、近くで食べた角煮の脂にちょっと気持ち悪さを覚えつつ、九份をあとにした。
観光客でいっぱいなのかと思ったけど、人通りも少なく、ガラガラだった。
あとで台湾人の友だちに聞いてみたら、「平日で午前中だからだよ」と。
その友だちいわく、九份は「休日の午後」が一番混んでいるらしい。
温泉に入ろう
九份から台北市内に戻ったあとはカフェでのんびりしていたのだが、「夜までまだ時間あるし、もう1ヶ所くらいどこか行こうかな〜」と思い始め、またグーグル先生。
台湾は温泉が豊富だと以前聞いたことがあったので、「台北 温泉 日帰り」で検索。
そしたら電車で30分くらいの距離に有名な温泉地があることが判明した。
名前は北投温泉。
北投、、、読み方は「ベイトウ」。
というわけでベイトウ温泉に行ってきた。
台北駅の一つ隣の駅(台北駅から歩いて10分の)中山駅から電車で約30分。
北投(ベイトウ)駅で乗り換えて新北投(シンベイトウ)駅が目的地だ。
ここは街全体に温泉宿が点在していて、日帰り入浴ができる温泉もたくさんあるようだ。
そんな中ぼくが選んだのはココ!
【水美温泉ホテル】
まさか海外で温泉に入れるなんて。
久しぶりの大きなお風呂に感動する。
なにせアジア旅行中はシャワーしかなかったから。
全身で浸かれる水といえば海か池か川だったから。
あったかいお湯に全身で浸かれるって最高だ。
しかし、なんと言っても場所は海外の温泉。
台湾流の入浴方法みたいなのがあるのだろうか。ぼくは気になっていた。
浴室にはぼくの他に台湾人が3人ほどいたのですが、そのなかの1人のおじさんが水風呂で立ったり座ったり、体を前後に動かしたりを繰り返しながら「ウーッ、ハッ、ウーッ、ハッ」とずーっと言っていた。
これが台湾流の入浴方法なのか??
面白かった(笑)
値段は600NTドル(約2,000円)となかなかいい値段だったが、設備もしっかりしていたし、ほのかに香る硫黄の匂いに温泉好きのぼくは嬉しくなった。
とても満足の日帰り入浴になった。
コンとの再会
夜になって、仕事終わりのコンと合流しました。
コンは今晩家に泊めてもらう台湾人の友だちである。
コンとの出会いは、ほんの2週間前。
ぼくがインドのコルカタにあるマザーハウスでボランティアをした時に、コンも同じ施設でボランティアをしていて知り合ったのだ。
ボランティアの日は数時間しか一緒にいなかったのだが、ぼくがコンの住んでいる台北にも行くことを話したら「じゃあうちに泊まりにおいでよ」と言ってくれたので、「よろしくお願いしまーす!」ってその時に連絡先を交換していたのだ。
ぼくがあの日違う施設にボランティアに行っていたら出会うことはなかったから、これもまた巡り合わせ。
士林夜市(ナイトマーケット)
コンに台北のナイトマーケットに連れて行ってもらった。
士林夜市(シリン)という台北で一番大きなナイトマーケットだそう。
ここで夜ご飯を食べ、タピオカ入りのミルクティーを飲み、台湾の夜を満喫した。
やっぱり現地の人しか知らない場所や物があるので、現地の人と一緒にいるとガイドブック片手に旅行しているのとは違う「その国」を知ることができる。
士林夜市のあとはコンの家におじゃました。
コンは親元を離れて自分一人で住んでいる。
というよりコンは37歳。しっかりした大人だ。
家は5階建てのマンションの5階にあって、賃貸なのかと思ったら「この部屋は買ったからもうぼくのだよ」って。
おぉー。
というわけで、コンの家に一晩泊めてもらった。
台湾新幹線の乗り放題パス
家に帰ってから、ぼくが「台湾新幹線の乗り放題パスを買いたいと思ってる」と話したら、なんとネットで調べて問い合わせ窓口に電話してくれたり、予約なども全部やってくれたコン。
その日も夜まで仕事をして次の日も朝から仕事だったのに、ありがたい。本当に助かりました。
で、シャワーも浴びてぼくが荷物の整理をしていると、「ぼくは今からゲームをやるから、好きにくつろいでね」と言って黙々とゲームを始めるコン。
翌朝も、近所のものすごくローカルな食堂?に連れてってもらい台湾流の朝ごはんを食べさせてもらって。。。
コンとの出会いはほんの2週間前。
しかも今回会うのが2回目。
なのにこんなにもよくしてくれる。
本当に感謝。
コンの優しさに心がポカポカになったところで、台湾1日目が終了しましたとさ。
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