この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
台湾新幹線に乗る
台湾2日目の早朝、昨日家に泊めてくれたコンが駅まで送ってくれた。
平日の朝でこれから仕事だというのに、本当に良い人だ。
ほんの2週間前に、インドのコルカタでマザーハウスへボランティアに参加したときにたまたま同じ施設に行くことになった台湾人のコン。
その時の出会いがなければ今回のこの状況は無かった。
もっと言えば、あの日マザーハウスでぼくが最初に希望してた施設に行ってたら、コンと言葉を交わすこともきっと無かっただろうから、出会いって不思議なもの。
出会う人•出会う場所•出会う時間、人生はその全てが面白い。
さて、昨日コンが予約してくれた台湾新幹線(高鉄)の周遊パスを引き換え、今日は台湾中部の都市、台中(タイチュン)へと向かう。
台湾には日本と同じように新幹線が走っていて、外国人観光客向けにお得な乗り放題パスを販売している。
3デイズパス、5デイズパスなどいろいろな種類があり、期間内は高鉄が乗り放題です。しかも指定席で!!
3日以上台湾に行く場合、そしていろんな都市に効率良く行きたい場合にはオススメのパスなのだ。
台北から台中まではたったの40分。
日本の新幹線の技術を使っているから、乗り心地も日本のとほぼ同じ。
静かに快適な移動が楽しめた。台湾滞在中はこの後もこのパスにお世話になる。
科学博物館
あっという間に台中に着いたはいいんですが、天気は雨。
朝から土砂降りで、一向に降り止む気配がない。
まぁ、なにせ天気予報は今週1週間ずっと雨だといってるからね。もうしょうがない。
雨でもできる観光ってなんだろう??
そうだよね、インドアだよね。
ということで、台中では国立自然科学博物館に行ってきた。
高鉄の台中駅から博物館行きのバスが出ている。
この博物館、思っていたより規模が大きくて、しかも面白くて、結局半日以上滞在してしまった。
テーマ別にいろいろなエリアがあるのだが、
- 宇宙
- 恐竜
- 食事
- 中国•台湾の歴史
- 農業
- 動物
- 原始人
- 人間
- 病気
- 老化
- 死
など、多岐にわたるジャンルが展示されていた。
正直、ジャンルがあっちこっち跳びすぎて戸惑いましたが、だからこそいろんな物が観れて面白かった。
いくつか写真で紹介しておこう。
【食事】
台湾の伝統の食事や食卓が食品サンプルで再現されていた。
ぼくが一番テンション上がったのがこれ↓。
ジャッキー・チェンがカンフー映画で敵から投げられるやつだー!!(笑)って。
【恐竜】
まさに恐竜博物館。映画『ナイト・ミュージアム』感が満載だった。
↑こういう作り方をするところ、遊び心があって良い!!
【中国・台湾の歴史】
映画や歴史の教科書に出てくるような物がたくさん置いてあった。
↓この巻物は、えんま様があの世に来た人に「お前は天国、お前は地獄」とやっているところ
孫悟空みたいな服もあった。
【人間】
めちゃくちゃリアルなサピエンスたちがたくさんいた。
いわゆる、「ぼくたちの祖先人」だ。
この人たちが何万年も頑張って生き抜いてくれたおかげで今の生活があると思うと、目に涙が浮かびそうになる。(実際には浮かんでいないが。)
【死】
どの国に行っても「死」というのは大きなテーマ。
人間誰もが必ず持っているものは「死」。
興味が出るのも当然だ。
写真はないが、このブースにはミイラや頭蓋骨はたくさん展示してあった。
こんな装置もあった。
人間の冷凍保存技術らしい。
人間は本当にいろんなことを考える。
他にもいろんなブースがあって、ぼくは駆け足で回ることになった。
ゆっくり見たい場合は、丸一日空けておくことをオススメする。
1年ぶりの再会
さて、博物館の見学を終え、雨が降り止まない中、いつも間にか辺りは暗くなった。
現地の人々が1日の仕事を終え、帰宅ラッシュが始まる時間帯、ぼくは今日も台湾人友だちと合流する。
今日会うのは、ぼくがオーストラリアのタスマニアで働いていた時に一緒の家(シェアハウス)に住んでいたナオミ。
日本人の名前みたいだが、台湾人だ。
数日前に台湾に行くことを伝えたら「是非ウチに泊まりに来たらいいよ」って言ってくれ、どんなに嬉しかったか。
約1年振りに会うことになって本当に嬉しい。
ナオミは当時付き合っていた彼氏と数ヶ月前に結婚したそうで、合流したあとは旦那さんのケルビンも一緒に、3人で夕飯を食べに行った。
途中、寄り道して台湾名物「臭豆腐」を食べに連れてってくれた。
臭豆腐を食べるのはこれが初めてだったが、、、
いやいやびっくり、これ超くっせぇの。
あの匂い、どう表現すればいいのか、、、
目隠しした人が間違えて「大量のニンニク」と「納豆」と「そら豆」を一緒にボウルに入れて混ぜたあとに生ぬるく温めた食べ物って感じ。
とにかく鼻をツーンとつく、強烈な匂いだった。
台湾人のナオミたちですら、連れて行ってくれたこのお店以外の臭豆腐は食べれないという危険食材。笑
食べてみると、味はニンニクの一人勝ちだった。
日本の納豆が可愛く思えてきた。
臭豆腐を食べた屋台から移動するほんの数分間に車内を臭豆腐の匂いでプンプンになりながら、ご飯屋さんに着いた。
今回連れって行ってもらったのはココ!!
なんて書いてるのか看板読めないけども!
店内のコンセプトは「ひと昔前の台湾」だそう。
レストランだけど、レイアウトが映画のセットみたいで写真撮ったりして楽しかった。
これ↓は映画館のチケット売り場だそう。
ナオミとケルビンも楽しそう
料理も、ナオミとケルビンが「これは食べたことあるか??これがまた美味しいんだ!!」っていろいろ注文してくれた結果、最終的にテーブルの上はこんな感じに。
台湾で食べる台湾人オススメの台湾料理。こんな贅沢ないね。どれも美味しかった。
お腹いっぱいになった後はナオミとケルビンの住んでいる愛の巣へ。
台湾では、結婚しても親元で住むことが多いみたいで、ナオミ夫妻もケルビンの実家に住んでいた。
棚も家具も作りが中華な感じ、神棚もでっかくて中華な感じ。
生活感あふれる台湾のローカルの民家に入れてすごく新鮮だった。
素朴なことですが、台湾は家に入る時に日本と同じように靴を脱ぐ文化だから好き。
ぼくが今回の旅で訪れた他のアジアの国では靴のままというのが普通だったから。
器の大きい優しい人になりたいと思った
今日も楽しい1日だった〜。
ナオミは相変わらず気遣いと優しさの塊だったし、ケルビンもナオミと波長のあった優しさを持っていて良い夫婦だな〜としみじみ思った。
ぼくの理想とする夫婦像に、また一つ良いイメージが増えた。
ナオミとケルビンには、いつか2人で日本に来て欲しいな〜と思いながら、その日はナオミたちが用意してくれたエアーベッドで爆睡させていただきました。
この2日間、台北ではコンに、台中ではナオミ夫婦に有り難い優しさをたくさんもらって、台湾に来てから雨続きで全然太陽を見てないけど、ぼくの心は快晴でございます。
コンもナオミ夫妻も30代。
ぼくも彼らのように心の広い30代を迎えれるように、今から意識していこうと刺激を受けた。
さて、明日は朝イチで台湾新幹線に乗って高雄へ移動する!
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