13〜18歳 7〜12歳

子どもが「優れた観察眼」を身につけるために親ができる3つのこと

かんかん

今回は、子どもの思考力を支える「観察眼」についての話です。

「観察」と聞くと理科の実験や夏休みの自由研究のようですが、実はこの「観察する力」というのはビジネスの世界でも大変注目されています。

その理由は新しい発見や良いアイディアというのは、優れた観察によって生まれてくることが多々あるからです。

なぜ優れた観察眼を持つことが大切なのでしょうか。そして、子どもが優れた観察眼を持つために親ができることは一体何があるのでしょうか。

この記事を読むとその答えが分かります。

 

なぜ優れた観察眼を持つことが大切か

そもそも、「観察」とは

物事の様相をありのままに見極め、そこにある種々の事情を知ること

とあります。ちょっと分かりにくいですね。

 

ぼくたちは目で物事を見ますが、そこには「見ている」という状態と、「観察している」という状態の2つがあります。

例えば

丘の上にAさんとBさんがいました、2人は木からリンゴが落ちるのを見て、

Aさん:「木からリンゴが落ちたなぁ。」
Bさん:「どうしてリンゴは下に向かって落ちるのだろう?」

と思いました。

この時2人は同じ現象を見ていましたが、Aさんの場合はただ単に「見ている」、Bさんは「観察している」と言えるでしょう。

(この時のBさんは、万有引力の法則を発見したアイザック・ニュートンです。)

つまり、優れた観察眼を持つことは「課題の発見」や「新しい気づき」を得る力に直結するということなのです。

 

観察眼を磨くために親ができること

では、子どもが優れた観察眼を身につけるために親が出来ることには何があるのでしょうか。

今回は3つ紹介したいと思います。

  • 同じ場所に何回も行く
  • アナログゲームで遊ぶ
  • 1日の出来事を聞く

同じ場所に何回も行く

子どもたちが観察眼を磨くためには、外(特に自然環境)に出掛けて様々な発見をすることが望ましいと言われています。

しかし、現実問題として自然が豊かな場所に頻繁に出掛けることは難しかったりしますよね。

そこで逆転の発想をするのです。近所の公園や散歩で行ける遊歩道や河原などがあれば、何回も同じ場所に行くのです。

そうすると、特定の場所だからこそ、季節や時間帯によって木や草花は変化します。その変化に気づくことこそが観察眼を磨くことに繫がります。

 

アナログゲームで遊ぶ

室内で観察眼を磨くこともできます。例えばアナログのボードゲームです。

ボードゲームで自分が勝つためには、自分の状況だけではなく、相手の状況を含めたゲーム全体を広い視野で把握して作戦を考える必要があります。

これが観察眼を養うことに繫がります。

ボードゲームは言うまでもなくゲームですので、子どもたちも楽しみながら取り組める点もオススメです。

 

1日の出来事を聞く

子どもに今日1日の出来事を聞いてみます。自分が見たことを人に伝えることで、意外と知らないことがあることが分かってきます。すると、それが気になって翌日「観察しよう」と思うようになるのです。

大人でも、「あなたの家から職場まで信号機はいくつありますか?」と質問されてパッと答えられる人はほぼいないと思います。

道を渡る時には信号機を必ず「見ている」はずですが、その数がいくつあるかと「観察する」ことがないからです。(そして、気になると次の日観察したくなるのです。)

子どもにも今日1日の出来事を聞くことで、「観察しよう」という意欲が湧いてくるでしょう。

 

まとめ

というわけで今回は、「なぜ優れた観察眼を持つことが大切なのか」と「子どもが優れた観察眼を持つために親ができること」を紹介しました。

幼い頃から観察眼を磨くようにして目の前の出来事を「ただ見る」だけではなく「観察する」ように育った子どもは、いつか世紀の大発見をするかもしれませんね!

 

参考書籍

「この本は、子育て参考本の永久保存版です!」

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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