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【子どもが将来困らないために】親がしてあげられるたった1つのこと

かんかん

「子どもになにを教えてあげればいいのか、、、」

子どもを持つ親御さんなら一度は迷ったことがあるのではないでしょうか。

今回の記事では、ぼくが保育士になってからずっと考えている「子どもが将来困らないために大人がしてあげられること」を紹介します。

 

「将来困らない」ってどういうこと?

まず最初に、あいまいな部分を明確にしておきたいと思います。

それは「将来困らない」という言葉です。子どもを持つ多くの親御さんが「我が子には将来困らない子になって欲しい」と願っていると思います。

では質問ですが、

はてな

  • あなたは今、「困っていること(悩み・心配ごと・不安など)」が1つもありませんか?
  • あなたの周りに「全く何も困っていない人(悩みが皆無の人)」がいますか?

おそらく答えは「いいえ」ですよね。

もちろん「(親である)私が困っていることが多いから、子どもにはそうなって欲しくない」という思いがあるとは思います。

しかし残念なことに、誰しも大人になってからも何かに困りながら日々を送っているんです。

つまり、

「何歳になっても、どんな環境にいても、困ったことは起こる」

このこと↑を前提に人生を歩む必要があると思います。

 

「困りごとは起こるもの」だとするなら、、、

「将来困らない」というのが無理であれば、できることは1つです。

具体的に言うなら、「将来困ったことが起きた時に、上手く対応できる力が身についている」ということではないでしょうか。

それが親が子どもに本当に願うことではないでしょうか。

というわけで今回の記事でお伝えしたいおおまかな内容はこうです。

要点

(親の願い)「(子どもが)将来困らないで欲しい」

(現実)大人になっても困ったことは起こる

(目標)困ったことが起きた時に上手く対応できる力が必要

(知識)どんなことで困る可能性が高いのか知っておく

(親ができること)困ったことが起きた時に対応できる力を身に着ける環境を用意してあげる

 

ヒントは「多くの大人が困っていること」

khamkhor / Pixabay

では、子どもは将来どんなことに困る可能性が高いのでしょうか。具体的に何をしてあげればいいのでしょうか。

ここでの考え方はシンプルです。

「多くの大人が困っていること(悩んでいること)」

これにフォーカスすれば答えが見えてきます。

例えば「人間関係」のことがあります。

「人間関係で悩んでいる大人はとても多いです。職場・家庭内・親族、、、何かしらの人間関係で悩む確率って99%くらいじゃないでしょうか。」

ということが分かっていれば、「じゃあ我が子が将来困らないために、人間関係のことを学ばせてあげた方がいい。」と判断できますよね。

子どもが将来困ることをあらかじめ知っておくことで、それに対応する力を身につける環境を用意してあげることができます。

では具体的に、「多くの大人が困っていること」をみていきましょう。

 

子どもが将来困る可能性のある、5つのこと

schuldnerhilfe / Pixabay

人が大人になって困っていることには大きく分けて5つあります。

多くの大人(ぼくもあなたも含めて)は、次↓のどれか(または複数)で困っているのではないでしょうか?

5つの悩み

  • お金
  • 時間
  • 人間関係
  • 心の健康
  • 体の健康

 

お金

「給料が低い」「欲しい物が買えない」「貯金ができない」

お金の悩みは現代の日本人にとって最大の困りごとかもしれません。

借金があったり無駄遣いしてしまったりする人もいれば、最近では消費税増税や老後2000万円不足問題など、将来的な不安も増すばかりです。

それなのに子どもの頃にお金のことをしっかり勉強する機会というのはなかなかありませんよね。

 

時間

「時間がない」「忙しい」「やりたいことができない」

時間の悩みを抱えている人も多いと思います。「朝起きれない」「スマホを見続けてしまう」「仕事が遅い」といった時間の使い方が悩みになる人もいます。

逆に「仕事以外の時間が暇すぎて困っている」なんて人もいるかもしれません。

時間の上手な使い方を知っている人とそうでない人では、平等に与えられている24時間の価値に雲泥の差が生まれてしまいます。

時間の上手な使い方について知っておくことも大切ですよね。

 

人間関係

多くの人は人間関係で悩みを抱えています。

「あんな人と顔も合わせたく無い」「話が通じなくてイライラする」「恋人ができない」「初対面の場が苦手」

悩みのタネは上司・先輩・同僚・後輩・お客さん・家族・姑・友だち、、、挙げ出せばきりがありません。有名な心理学者のアドラーは、「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と言い切っているくらいです。

逆に人間関係が円滑な人は周りからの信頼も厚く、尊敬されている場合が多いです。うまい人間関係を身につけられるかどうかは子どもの将来に大きく影響します。

 

心の健康

「自分に自信が持てない」「すぐ落ち込んでしまう」

心の健康というのはいわゆる「メンタル」のことで、「精神衛生」や「メンタルヘルス」と呼ばれている分野です。

心が健康であれば「お金がないからもっと稼ごう」とか「時間が無いけど毎日楽しい」というように他の要素にも良い影響を与えることもできますが、心が不健康だとネガティブなことばかり考えてしまったり行動するための一歩が踏み出せなかったりしてしまいます。

最近話題の「自己肯定感」も心の健康の話だったりします。

 

体の健康

「体型が気になる」「足腰が痛い」「姿勢が悪い」「血糖値が高い」

「体の健康」も、大人になってから困っている人が多いですよね。

学生時代は部活で体を動かしていた人も、大人になってからは運動の習慣が無くなり、体型の変化や体調の変化に悩んでいることが少なくありません。

男女問わず、体に関する悩みを持っている人が多いと思います。

 


どうでしょう。あなたにもいくつか当てはまる「困りごと」があったのではないでしょうか。

ぼくは子どもが大人になるまでに身につけた方がいいことは、この5つの悩みを乗り越えられるような「困難打開力」みたいなものだと考えています。

 

学校では学べない

「今、多くの大人が困っていること」=「我が子が将来困る可能性の高いこと」です。

5つの悩み

  • お金
  • 時間
  • 人間関係
  • 心の健康
  • 体の健康

さて、ここまでくると子どもが将来困らないために親がしてあげられるたった1つのことが分かります。

それは、

これら5つのことを学べる環境を用意してあげること。

 

そうすれば、子どもは

  • 困ったことにならないように事前に上手く対応しておけるようになったり
  • 困ったことに直面した時に上手く対応できる力を身につけられたりできます。

 

では次に「環境を用意する」とは具体的にどういうことか考えてみます。

例えば学校はどうでしょう?これらのことを学校で教えてもらえるでしょうか?

残念ながらここで挙げた5つの要素は学校ではあまり学ぶことができません。

それが証拠に、今、多くの大人がお金や人間関係、健康のことで悩んでいます。

日本人はほぼ全員が義務教育で9年間も学校に通っているわけで、人によっては高校・大学と含めればそのあと7年間も学校に行っているわけですから、学校でちゃんと学んでいるのであればこれらのことで困っている人がもっと少なくてもいいはずです。

 

ここから分かるのは、将来子どもが困らないようになることを学校に頼り過ぎてはいけないということだと思います。

 

「読書」が有効

Pexels / Pixabay

ぼくが考えている有効な手段があります。

親が子どもにしてあげられることでオススメする有効な環境は「読書」です。

本にはさまざまなジャンルがあり、ニーズにあった内容を見つけることができますし、年齢や時期に合わせて幅広く知識を学ぶことが可能です。

読書が全てではありませんが、あまりお金もかからず今日から気軽にできる有効な手段の1つです。

※ただし一つだけ注意点があります。

いくらあなたが「将来困らないために」とお子さんに尽くそうとしても、おそらくお子さんはその意味をまだ理解していない可能性が高いです。

例えば自分が小学生の時に、親からいきなり「効率的な時間の使い方の本」や「健康的な食生活の本」を渡されても興味が持てないと思います。

重要なのはお子さんの興味・関心がどこにあるかです。

本でも習い事でも、環境を用意してあげる時にはお子さんが興味を持っているかどうかをしっかり見極めることが重要だと思います。

このこと↑を踏まえた上で、お子さんの興味がイマイチ分からないorコロコロ変わる場合には電子書籍なんかがオススメですよ。

アマゾンのキンドルならライブラリの家族共有もできますし、読み放題サービスのKindle umlimitedを使えば月額980円でお子さんが自分の興味に合わせたさまざまな情報に触れることができます。(30日間の無料お試し期間あり

紙の本だと「積ん読(つんどく)」になってしまう可能性も高いですが、スマホやタブレットに慣れ親しんでいる今の子どもたちなら、電子書籍を入り口にするのがハードルが低いと思います。

 

まとめ

子どもに何をしてあげられるのだろうと考えた時、「私がなにか教えてあげなきゃ」とプレッシャーに感じている親御さんも多いかもしれません。

しかし、親が直接教えてあげることだけが全てではありません。直接教えてあげられることは教えてあげ、直接教えてあげられないことには「学ぶ環境を用意してあげる」のがいいと思います。

どんなことを学べせてあげればいいのかは、「多くの人が大人になってから困っていること」です。

5つの悩み

  • お金
  • 時間
  • 人間関係
  • 心の健康
  • 体の健康

この5つの悩みを目安にして学ぶ環境を用意してあげることが、「子どもが将来困らないために親ができること」の1つだと思います。

そして、有効な手段の1つとしてぼくは「読書」がオススメだと思います。現代なら定額読み放題の電子書籍が便利で最適(ぼくのオススメはAmazonのKindle)ですね。

 


今回は、多くの親御さんの願いである「子どもが将来困らないで欲しい」という願いに対する具体的な行動方法を紹介しました。

この記事にたどり着いた親御さんは、子どもの未来を真剣に考える親御さんだと思います。子どもの明るい未来のために、今日からできることやってあげてください!

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

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