「子どもが生まれて幸せなはずなのに、最近なぜか人生の幸福度が下がっている気がする、、、。」
そんな悩みを抱えるママさん、実は多いと思います。
ただこれってなかなか周りの知り合いには言えない悩みだと思うので、この記事を読んでコッソリ解決しましょう!
幸福度が下がる理由
あなたが「幸福度が下がった」と感じるようになったのはいつからでしょうか?
はてな
子どもが生まれてすぐですか?
それとも子どもがイヤイヤ期に入ってから?
もしかしたら旦那さんと結婚してから幸福度が下がったと感じている人もいるかも、、、?
そんなあなたが「最近幸福度が下がってるかも」と感じる理由の1つに、「人は普段の生活でどのくらい自己決定しているかどうかが幸福度に影響する」という話が関係しているかもしれません。
人は自分で決めたことが実際にできると、幸福度が上がるんです。
「自分の人生を自分でコントロールできている」という思いがあると人は幸福感を持てるのですが、
結婚すると旦那さんと生活リズムを合わせなければいけなかったり、育児が始まると子どもが生活の中心になってなかなか自分の思い通りに時間を使えなかくなったりと、自分のペースで物事を決められなくなりますよね。
そういったことの積み重ねで幸福度が下がっている可能性があるわけです。ママになってから幸福度が下がったと感じている方は、自分で決めたこと(やりたいこと)を自分のペースで出来なくなってモヤモヤしているのかもしれません!
自分で決めたことを実行できてますか?
自分で決めたことを実行するというのは、「やろうと思ったことができたかどうか」です。
例えば、
「週末は買い物に行こう」
「来月は旅行に行こう」
「今日は10時には寝よう」
そう思ったとしても、旦那さんの都合やお子さんの都合によって思った通りに実行できなかったとすると、それはあなたにとって「やりたいと思ったことができなかった」と感じるきっかけになります。
逆に、「やりたくないと思ったことをやらなければいけなくなる」といった状況も同じようにモヤモヤを感じてしまうでしょう。
「休日の朝は早く起きたくないのに子どもが5時に起きてきた」
「週末は出かけたくないのに子どもが公園に連れてってとせがむ」
などなど。子育てが始まってから「そんな予定じゃなかったのにそうしなければならなくなった」という状況が増えているのではないでしょうか。
もっと言うと、育児が始まると生理的欲求の解消すらなかなか思い通りになりませんよね。
- 食事(ご飯の時間はいつも旦那さんやお子さんに合わせている。)
- 排泄(トイレに行きたくてもお子さんの機嫌が悪くて後回しに。)
- 睡眠(もっと早く寝たいのに子どもが寝てくれない。)
このように、自分で決めたことが思い通りにできないとあなたの幸福度はどんどん下がってしまいます。
自己決定ができなくなる悪循環
このように自分で決められないことが多くなると、次第に周りの人への依存度が高くなります。
週末の予定や外食の店選びを旦那さんにお願いしたり、仕事で上司や同僚の意見を優先するようになったり。
一見すると優しさにも見えるこの行為の背景には「どうせ自分で決められないのだから相手に決めてもらったほうが楽だわ」という思いがあり、「自分では決められなかった」というネガティブな思いを感じてしまうのです。
なぜそうなってしまうのかと言えば、これは一種の防衛本能で、「どうせ思い通りにいかないのなら最初から人任せにしちゃえば気が楽になる」と考えてしまうからです。人に決めてもらったことであれば失敗してもうまくいかなくても、相手の責任に出来てしまいますからね。
逆に幸福度が高い人は同じ状況に対して、
- 週末の計画を旦那さんにお願いすることを(自分で)決めた。
- 上司や同僚の思いを優先すると(自分で)決めた。
と感じています。そうなると自分で決めているので幸福度は上がりやすくなりますし、
結果うまくいかなくても自分で決めたことなので簡単に誰かのせいには出来なくなります。
ということは、繰り返しになりますが幸福度を高めるために重要なのは「自分で決めたことを実践すること」です。
「子育て」は誰が決めたこと?
「ママになってから幸福度が下がった」と感じている方は,お子さんが生まれてから
「子どもが私を振り回してくる」
「旦那が私の時間を奪ってくる」
と無意識のうちに感じてしまっているのかもしれません。
しかし、ここで一旦考えて頂きたいのですが、お子さんはあなたの決意によってこの世に誕生したのではないでしょうか。子どもを産むことも子どもを育てることも誰かに強制されているものではありません。
ということは、子どもを産むと決めたのはあなた自身のはずです。(子育てに関してはもちろんあなただけではなく旦那さんも同じく決めているはずなので負担がママだけにいかないように覚悟を持ってもらわなければいけませんが)
というわけで、今、あなたに必要なことは、「旦那さんに育児への協力を今まで以上に依頼する」、、、ことも大切ですが、それよりも幸福度を上げるには「物事を自分で決めて実行すること」です。
幸福度を上げる方法
では、何を決めて何をすればいいのか?具体的には次の2つです。
- 自分で決めたことを実行する機会を増やす
- 子育てをしている理由を改めて考える
自分で決めたことを実践する機会を増やす
「自分で決めたことが思い通りにできないから幸福度が下がってるのにそれをやれってどういうこと、、、」と思うかもしれませんが、実はこれは難しいことではありません。考え方を変えてみて欲しいです。
例えば「週末は買い物に行こう」と思った時に
【予想されるリスクと代替案】
- 「もしかしたら子どもが熱を出すかもしれないから、そうなったら再来週行こう」
- 「週末に急に他の予定が入るかもしれないから、最悪月末までには行こう」
と、あらかじめ予想されるリスクと代替案を同時に頭に思い浮かべておきます。
すると、もし週末に買い物に行けない状況になったとしても、「他の日に行こう」とあらかじめ自分で決めているので、ある意味で「自分で決めたことを実践している状況」になります。
「こうなるかもしれない」とあらかじめ考えておくことで実際にそうなった時に心にかかる負担を減らすことができるんです。(「こうなるかもしれない、そしたらこうしよう」とあらかじめ自分で決めておけば、実際にそうなっても「自分で決めた通りにはできた」と感じることが出来るので幸福度が下がりくくなります。)
子育てをしている時は、「こうなるかもしれない」とあらかじめ予想されるリスクと代替案を考えておくとが幸福度を高めるコツです。
子育てをしている理由を改めて考える
もう1つの方法は、今あなたが置かれている状況をゆっくり考えてみることです。
モヤモヤしている時は、あなたが子育てをしている理由をしっかり考えてみてください。
- お子さんが生まれた瞬間にお子さんに対して感じた感情を思い出す
- 「子どもにはこんな風に育って欲しいと思っている」
- 大きくなったら一緒にこんなことをしてみたい
こういったことを考えることで、あなたが今子育てをしている理由を思い出すことができます。実はこれはものすごく大切な作業です。
できれば子どもが寝ている時間や学校や保育園に行っている時間にお気に入りの飲み物を飲みながらゆっくり考えるのが良いと思います。
ここで出てきた答えが育児をする上であなたにとってとても重要な内容です。お子さんのことでモヤモヤした時には、それを思い出すようにしてみてくださいね。
まとめ
ママになったことで幸福度が下がるなんてほとんどの人は考えもしないと思います。なのに気づいたら自己決定できることが減って幸福度が下がっている。。。
悩んでいるママさんはそのギャップに疲弊してしまうんですよね。
こういうことを誰かに相談できれば良いのですが、日本の風潮は「子どもが生まれたのだから幸福でいなければならない」みたいなのがまだまだ強いです、、、。
だからママも気軽に「子どもが生まれてから毎日が楽しくなくて、、どうしたらいいんでしょう、、、」なんて言えない訳です。
こんなことなら「ママになると子どもの時間が優先になるからママは自分で時間をコントロールしにくくなって幸福度が下がることがあるよー」って高校や大学で教えといて欲しいですよね。
という訳で今回は「ママになると幸福度が下がりやすくなる理由と解決法」の話でした。
最後まで読んでくださってありがとうございました。