今回の記事は、家族や友だちなど人間関係に不満がある人や、仕事やプライベートに不満がある人にとても良い刺激になると思います。
なぜなら、
今のあなたの周りにいる人・仕事・悩みの全てが、今のあなたにちょうどいいからです。
あなたの周りには良い人が多いですか??
それとも、嫌な人が多いですか??
どちらにしても、その人たちはあなたに必要だから
今、あなたの周りにいると考えてみてください。
お釈迦様の言葉
言わずと知れたお釈迦様。仏教を広めたことで知られるお釈迦様。ブッダとも呼ばれていますね。名前くらいは聞いたことがあると思います。
お釈迦さまは生きていた時代にこんな詩を残しました。
『すべてが、あなたにちょうどいい。』という詩です。
すべてが、あなたにちょうどいい
すべてが、あなたにちょうどいい。
今のあなたに、今の夫がちょうどいい。
今のあなたに、今の妻がちょうどいい。
今のあなたに、今の親がちょうどいい。
今のあなたに、今の子どもがちょうどいい。
今のあなたに、今の兄弟がちょうどいい。
今のあなたに、今の友人がちょうどいい。
今のあなたに、今の仕事がちょうどいい。
死ぬ日も、あなたにちょうどいい。
すべてが、あなたにちょうどいい。
この詩は『ありがとうの神様』という本で紹介されていました。
物事が上手くいかない時、周りのせいにしちゃうことってありませんか??
「私は人や仕事に恵まれてない」と感じてしまうことはありませんか??
お釈迦様いわく、
「それが今のあなたにちょうどいい」なんだそうです。
だから、そういう人たちが周りにいて、そういう状況が訪れているんだよということらしいです。
お釈迦さま、ちょっと失礼な感じですよね(笑)
自分を否定されてる感じで嫌な気分になりそうです。
でも、その通りだなって感じる部分もあるんです。
『ありがとうの神様』には、詩の説明として
人の悪口を言わない人には、「悪口を言わないあなた」にちょうどいい「悪口を言わない仲間」が集まってきます。
人の悪口ばかり言っている人には、「悪口を言うあなた」にちょうどいい「悪口を言う仲間」が集まってきます。
「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ツイてる」と言い続けていると、
「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ツイてる」仲間が集まってきます。
と書いてありました。
ぼくはこれを読んだ時、「類友」みたいなものなのかなと思いました。
確かに、芸能人の周りには芸能人が多いでしょうし、お金持ちの周りにはお金持ちが多いと思います。
それと一緒で、優しい人は優しい人同士で仲良くなり、性格にクセのある人たちはクセのある人同士で固まりやすいってことなんでしょうね。
重要な部分
この詩で大事な部分は「今」のあなたにちょうどいいと言っていることです。
決して「この先の未来もずっと」と言っているわけではありません。これがもし、「今世のあなたにちょうどいい」だったら、お先真っ暗生きる気力もなくなってしまいます。笑
きっとお釈迦様が言いたかったことは、
「今の生活は、全部あなたが今まで選んできたことの結果なんだよ。もし今の生活に不平不満があるなら、きっと今までの選択が間違っていたんだ。でもね、これから先は変わっていけるよ。
あなたが満足できる生活を手に入れるためには、あなたはどんな人になればいいんだろう?あなたの理想の人になるためにふさわしい選択を繰り返していけば、未来は変わっていくよ」
ってことなんじゃないかと思います。
物事が上手くいかないことを「周りの人や社会が悪い」と思っていたら、あなたは人や社会を変えなきゃいけなくなります。
社会を変えるのって大変ですよ。この記事を読んでいる人のほとんどは革命家を目指したいわけではないと思います。
じゃあ、物事が上手くいかないことを「自分に悪いところがあるのかも??」と思ってみたらどうでしょう??
もしあなたに未熟な所が見つかったら、あなた自身がその部分を変えれば済みますね。
社会を変えるより、自分を変える方が簡単そうじゃないですか?それなら「あなたがどうやるか」だけの話ですもんね。
ちなみに、これを話すと勘違いしてしまう方が多いのですが、自分を変えるというのは「嫌いな相手に合わせる」ってことじゃないですよ。「嫌いな相手が寄ってこないような人になる」ってことです。
どんな人になりたいですか??
正直、この詩はぼく自身にも耳が痛い話です。
今まで「あの人が悪い」「運が悪い」と思っていたことが、実は自分の内側に原因があるんだよってことですから、耳を塞ぎたくなりますね。さすがお釈迦様。何千年もの間、人類に影響与え続けているだけのことはあります。
ここまで読み進めてしまったみなさんも、せっかくのこの機会に一度自分自身を振り返ってみてはいかがでしょうか??
そしてぜひとも、自分の周りに「良い人」や「良い話」がたくさん集まってくるような存在を目指して、日々の選択を変えていきましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
この本、サラッと読めてホントに面白かったです。
最後にもう一度。
『すべてが、あなたにちょうどいい』
すべてが、あなたにちょうどいい。
今のあなたに、今の夫がちょうどいい。
今のあなたに、今の妻がちょうどいい。
今のあなたに、今の親がちょうどいい。
今のあなたに、今の子どもがちょうどいい。
今のあなたに、今の兄弟がちょうどいい。
今のあなたに、今の友人がちょうどいい。
今のあなたに、今の仕事がちょうどいい。
死ぬ日も、あなたにちょうどいい。
すべてが、あなたにちょうどいい。