先日友人と話していて、
物事に対して「なんとかなる」って考える人と「なんとかする」って考える人がいるんだね。この差って大きいよね
という話になりました。
あなたはどちらでしょう?
この思い方の差は大きな違いを生むと思ったので、記事にまとめてみました。
とある会話から
今回の話、きっかけは、とある友人との会話です。
久しぶりに会った友人と話しているうちに"好奇心と行動力"の話になり、こんな会話をしました。
友だち:「公務員を辞めて英語も喋れないし貯金も十分にない中で海外に行ったんでしょ?不安とか無かったの?」「私もそういうこと出来たら良いなって思うし、楽しいだろうなって思うんだけど一歩が踏み出せないんだよね。」
ぼく:「う~ん。不安はあったけど、海外に行った自分と海外に行かなかった自分と比べた時に、どっちが後悔するかなって考えたら海外行かなかった時の自分は後悔するんじゃないかって思ったんだよね」
友だち:「そうなんだ。きっと意外となんとかなるものなんだよね?」
ぼく:「わかんないけど新しいことに挑戦する時や何か決断して選択する時って"なんとかする"って思ってるから、どうやったらできるかを夢中で考えたりはしてるかな」
友だち:「それだ!そこが違う!」「私、"なんとかなるかな"って思っちゃうもん!」「"なんとかする"って思ってる所が違うんだ」
ぼく:「(あ~、確かに「なんとかなる」と「なんとかする」って全然違うかも)」
といった感じの何気ない会話の中で出てきたのです。
「なんとかなる」と考える人と、「なんとかする」と考える人の2タイプがいるなぁという話なのですが、違いが気になったら考えてみたくなるのがぼくです。ちょっと考えてみました。
そして最近のぼくは口に出す言葉として「なんとかなるでしょ」と使うこともありますが、その意味としては「なんとかする」として使っていることに気がついたのです。
そして、「なんとかする」と「なんとかなる」と考えることの大きな違いも見つけることができました。
あなたにも思い当たることありませんか?日常の中で、新しい環境に飛び込む時や始めてのことに挑戦する時に「なんとかなるかな?不安だなぁ」と考えてしまうこと。
家事・育児、収入、仕事、人間関係などの将来についても「なんとかなるでしょ」と思っていませんか?
「なんとかなる」と考えていた頃もあった
なんだか偉そうに書き出してしまいましたが、もちろんぼくも小さい頃からずっと、新しい環境や挑戦する物事に対して「なんとかすればいい。だから大丈夫」と勇ましく考えていたわけではありません。
「なんとかなるかなぁ、不安だなぁ」と考えていた頃があります。(いまだにそう思う時ももちろんあります"苦笑")
ここで1つ質問です。
あなたは、普段の生活の中で「ま、きっとなんとかなるでしょ」と思うことってどのくらいありますか?
家事・子育て、友人関係、恋人関係、仕事、将来、人生、お金のこと、、、「なんとかなるでしょ」とさまざまな場面で思うかと思います。
「(今は恋人がいなくても)そのうちなんとかなるでしょ」
「(職場の人間関係に不満があるけど)そのうちなんとかなるでしょ」
「(給料上がっていかないけど)そのうちなんとかなるでしょ」
「(将来のことあんまり考えてないけど)ま、なんとかなるでしょ」
ぼくも数年前までは、人生に関わるいろんなことに対してそう思っていました。
でもいつの間にか「なんとかなる」と思わなくなっていたのです。
結果を願うだけの楽観思考はダメだった
なぜぼくの考え方が変わっていったのか。しばらく考えてみて気がつきました。
そのヒントは昔どこかで聞いてなんとなく冗談半分で使っていた言葉にありました。
沖縄で使われている「なんくるないさ(なんとかなるさ)」という言葉です。
ぼくはその言葉を「物事は流れに任せればなんとかなるから気楽にいこうよ」みたいな意味で使っていました。人生もそんな感じなんだろうなぁと。
でも違ったんですよね。
「なんくるないさ」は省略された形で、もともとは「まくとぅーそーけー なんくるないさ 」という言葉なんだそうです。
その意味は、
「まくとぅーそーけー」→くじけずに正しい努力をすれば
「なんくるないさ 」→自然とあるべき様になるものだ
だそうです。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、
「人事を尽くして」→やることはきちんとやって
「天命を待つ」→あとは流れ(運命や宿命)に身を任せる
「まくとぅーそーけー なんくるないさ 」と似ていますよね。
どちらにも共通しているのは、「流れに身をまかせるのはいいけど、必要なことはきちんとやった上でね」ということ。
でも昔のぼく、「なんとかなるっしょ」と思ってたぼくは、いつもただただ天命だけを待っていたんですよね。必要なことを十分にやってないのに、です。
誰かがやってくれるだろう、時間が解決してくれるだろうって環境や周りに任せるだけになっていました。
つまり、昔のぼくが「なんとかなる」と考えていた時って、ただただ無責任に周りに任せるだけだったんですよね。それで「なんとかならなかった時」には周りのせいにしていたんです。
「なんとかする」と考えるようになってから
おそらく20代の前半で、挑戦する物事に対して「なんとかする」と考えるようになりました。
そうなってからは、挑戦することへの不安がとても少なくなりました。
ぼくができることは「自分ができることをやるだけ」だと分かったからです。その結果については「天命」であり「自然とあるべき様になる」わけですから。
そういう意味で、何か行動を起こす時や未来のことを考えるときに、「なんとかなるよね」ではなく「なんとかすればいいもんね」と思うようになったんです。
たいていの物事は、自分が努力すればなんとかできることばかりです。
そう考えると気がすごく楽になります。挑戦することへのハードルがものすごく下がります。
だからぼく自身、英語も喋れないのに公務員を辞めて海外に2年間も行こうと思えたりしたんだと思います。
これは、ぼく自身の経験談ですが、自分の力で変えられることをきちんと変えていくようになると、もし仮に上手くいかなかったとしても後悔が少なくなります。
むしろ「上手くいかなかったこと」が自分にとって必要なことであり、さらなる成長のきっかけになるので、ある意味では正解なんだと思えるようにもなります。
とにかくまず「人事を尽くすこと(やれることをやること)」にまず力を注ぐのです。
そこから先は「神のみぞ知る」世界です。
さいごに
日々あなたのもとに訪れる「誘い」や「挑戦の機会」に対して、「なんとかなるかなぁ、不安だなぁ」と思った時にはぜひ今回の話を思い出してみてください。
「なんとかなるかなぁ」ではなく、「なんとかする!」んです。
それが、人生をより良く変えていける人と、いつも1歩が踏み出せずにモヤモヤしてしまう人との違いです。
「なんとかする!」そう決意したらたいていのことは出来ますよ!
自然と「どうやったらできるだろう」と考えるようになりますから!
あとは行動あるのみです!
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。