前回の記事では、「ママが男の子の子育てを大変に感じてしまう理由」を書きました。
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【ママ必見】なぜママは男の子の子育てを大変だと感じてしまうのか。
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今回の記事では「男の子を育てる時にとても効果的な方法を3つ」紹介したいと思います。
男の子は厳しく言ってしつけないとダメ?
「男の子をしつけるためには厳しく言わないと効かないのかなあ」
そう考えているお母さんは多いと思います。なので、大きな声や強い言葉で繰り返し言ってしまいがちです。しかし、毎回大きな声や強い言葉で同じことを注意しているのだとすると、もしかしたらその方法には効果がないからかもしれません。
というのも、実は大きな声出したりとかしなくても男の子と関わることは可能なんです。話もちゃんと聞いてくれるようになります。
今から紹介することを実践すると、ほんとに男の子の子育てが楽になると思います!
しからなくてもしつけができるようになりますよ!
男の子がみるみる変わる3つの関わり方
人を変えようと思うならまずは自分を先に変えてみる。よく言われることですが、これは子育てにももちろん当てはまります。
ここを変えよう
- 「2年後までに変わってればOK」と思う。
- 具体的な言葉で伝える
- 罰で従わせようとしない
「2年後までに変わってればOK」と思う。
男の子を叱るお母さんに共通してありがちなのが、今、目の前で起こっている"して欲しいこと"や"して欲しくないこと"を、今、この場で"すぐにやって欲しい"もしくは"もう金輪際やらないで欲しい"と言う強い思いを持って伝えていることです。
どうしても、「今」に目が行きがちなんです。
でも、人はすぐには変わりません。特に子どもは時間が必要です。
変化するまでに何回も同じことを繰り返してしまうので結局また1分間2分前に言ったことや朝言ったことをまた夜に伝えて、、、ということになってしまいがちです。
ただし、人はすぐには変わりませんが、確実に変わっていきます。
そこで男の子と関わる時にオススメなのは、「2年後までに変わってればオッケー!」と思うことです。
2歳であれば4歳までに、4歳の子だったら6歳小学校に上がるまでには変わるでしょうと、ある種の楽観的な思いを持って関わる事はすごく大事です。
もう少し長い目でみれば小学校5、6年生になる頃にはひらがなどころか漢字も読めるしトイレだって自分で行きます。悪ふざけは相変わらずするかもしれませんが友達に優しくしたりもしているはずです^_^
「具体的な言葉で伝える」
次はお母さんが今日からできる具体的なアクションです。
それは、「具体的な行動を伝えましょう。」というものです。
子どもはまだ推測する力を養っている途中です。
例えば、
「いつまで起きてるの!」
「なんでまだお風呂に入ってないの!」
「どうしてそんなことしてるの!」
と怒ってしまう場面。
こう言われても子どもの気持ちとしては、
「いつまで起きてるの!」
→「眠たくなるまでかな」
「なんでまだお風呂に入ってないの!」
→「だって今遊んでるこれ楽しいし」
「どこ行くの!」
→「こっちだよ」
と思うだけだったりします。
中高生くらいになれば「あ、早く寝なさいってことか」「あ、お風呂に入れってことか」「こっちに行っちゃダメなのか」と推測できるようになりますが、乳幼児期の子どもにはなかなか難しいのです。
そこで伝えたいことは具体的に
「もう寝る時間だよ」
「もうお風呂に入る時間だよ」
「それは危ないことだからしてはダメだよ」
と伝えることで、子どもは「あ、そうなんだ」とすんなり納得することが多いです。
乳幼児期の子どもが言うことを聞いてくれない時は「親の言うことに反抗している」のではなく、ただ「言われたことを理解できていない」と考えましょう。
より具体的な言葉を使ってみてください。
「罰で従わせようとしない」
3つ目です。無意識的にやってしまいがちなしつけ方法に「罰をチラつかせて言うことを聞かせようとする方法」があります。
例えば
「片付けしないなら、もう捨てちゃうからね」
「自分で準備しないならもう公園行くのやめるよ」
「ご飯の時にふざけるならあとでテレビ見るの禁止だからね」
といった「◯◯するなら、▲▲するよ」「◯◯しないなら、▲▲だからね」というテンプレートにはまる文章のことを言います。
そして▲▲には子どもが嫌がること、つまり「罰」が入ります。これはしつけというよりは一種の脅しですよね。
大人でも「私の言うことを聞かないなら来月の給料なしだからね!」とか「家事を後回しにするならスマホ触らせないからね」と誰かに言われたらイラッとするか悲しくなると思います。それくらい力のある言葉を子どもにかけてしまっている場合があるのです。
なぜこういった言葉を使ってしまうかというともちろん理由はありまして、それは、一定の効果があるから(子どもが言うことを聞くから)だと思います。
しかし、この言い方ではその場しのぎの行動にしかならず、子どもの気持ちとしては、「理由はよく分からないけど言われたからとりあえずやっとく(やめとく)か」にしかなりません。生徒指導の先生にスカートの丈を注意されてその場だけ長くする女子高生のマインドと同じです。
このやりとりが積み重なっていくと、子どもは「お片付け」という言葉を聞くのが嫌になり、「お支度」という言葉を聞くのが嫌になります。
でも大丈夫です。今日から変えていけばいいのです。
簡単に解決できる良い方法があります。それは、「▲▲を期待が持てる言い方に変えること。」
例えば
「片付けが終わったら公園に遊びに行こう」
「トイレに行って手洗いしたらおやつを食べよう」
「準備が早く終わったらそのぶん長くテレビが見れるよ」
このように、「◯◯をするといいことが起きるんだよ」という伝えることで子どもの気持ちも明るい方に向きます。
ただし、この時の注意点は「物で釣るようなご褒美」になってしまうと、ご褒美が設定されないと動かなくなってしまう場合があるので注意が必要です。
特に生活習慣に関することにご褒美をつける時は要注意です。
注意ポイント
「トイレに行ったらジュースをあげるよ」
「ご飯を食べたらゲームをしていいよ」
「はみがきしたらYoutube観ていいよ」
生きていくために毎日しなければいけないことに対して「ご褒美がもらえる」という概念はなるべく持たせないようにした方が子どものためになります。
何事もバランスが重要ですね。
さいごに「男の子の興味は意外とすぐに満たされる」
さいごに男の子を育てる時に意識しておくと良いことを1つ紹介して終わりにします。
そのポイントとは、「男の子の興味は意外とすぐに満たされる」です。
男の子の「見てみたい」「やってみたい」という気持ちは意外とすぐ満たされます。
例えば、家で手洗いをする時に蛇口を全開までひねって勢いよく水を出そうとする子どもに「もったいないからやめなさい」とすぐに水を止めてしまう場面などがあると思うのですが、そういう時は一度でいいので10秒くらい出しっ放しにさせてあげてもいいかもしれません。
お子さんは毎回水道でふざけているというよりも「どうなるんだろう?」と気になっているだけのことが多いので、「へぇ〜こうなるんだ」と分かればそれ以降はやらなかったりするものです。
ところが全開の水道を見る前に「もったいなから」と言われて水を止められてしまうと気持ちが不完全燃焼になってしまいます。そうすると次の日も水をたくさん出そうとしてまた止められて、という繰り返しになってしまいます。
大人も同じですが、禁止されると余計に「見たい」「やりたい」という気持ちが強くなってしまうので、「男の子の興味はすぐに満足することが多い」と覚えておくと良いと思います。
というわけで今回は、男の子を育てる時に意識したい3つの関わり方を紹介しました。
ここを変えよう
- 「2年後までに変わってればOK」と思う。
- 具体的な言葉で伝える
- 罰で従わせようとしない
最後まで読んでくださってありがとうございました。