生き方(人生)

【シンプル・イズ・ベスト】人生のモヤモヤを消す魔法の質問

かんかん

 

「シンプル・イズ・ベスト」という言葉

聞いたことありますか?

 

「シンプル・イズ・ザ・ベスト」と言ったりもしますが、

海外では「シンプル・イズ・ベスト」の方が一般的です。

 

ぼくはシンプルな生き方に憧れていてよく考えているのですが、
シンプルな生き方というのは「引き算」だと思っています。

 

でも日本で暮らしていると、どうしても「足し算」が多くなる。
その難しさをまとめてみました。

 

シンプルを見つけるための魔法の質問も最後に紹介していますので、
ぜひ活用してみてください。

 

「シンプル」とは

「シンプル」という言葉はとってもいい響きを持っていると思います。

 

シンプルの意味は「単純明快」「素朴」

余計な物が含まれていない感じです。

 

 

「シンプル・イズ・ベスト」の意味は、
「単純素朴なことが1番良い」ってことですね。

 

シンプルが1番良いのでしょうか??

 

日本は多機能が大好き

日本では
「多機能であることが魅力的」という風潮があります。

日本人は多機能が大好きなんです。

 

例えばテレビのリモコン

何個ボタン付けたら気が済むんですかMade in Japanは。

iPhoneでおなじみのアップルが出してるTVのリモコンとかコレ↓ですよ。

https://www.apple.com/jp/tv/

めっちゃシンプルじゃないですか。

 

Yahoo!JAPANのトップページと
Googleのトップページを比べて見ても
日本人の多機能好きは一目瞭然ですよね。

コンビニもそうですね。
夜中まで開いていて、食材から日用品まで揃っていて、
チケットの購入や宅配の受け取り、お金の払込もできてしまう。

なんて多機能なんでしょう。

 

東南アジアを旅した時、
各国にコンビニはありましたが、
だいたい飲み物と食べ物とちょっとした日用品だけでしたよ。

 

しかも20時とかに閉まる。

 

開いてなきゃ開いてないで、
みんなそれに合わせて生活するんですよね。

シンプルです。

 

多機能というのは確かに便利だし、簡単です。

ただ、

日本で暮らしているとそれが当たり前になって、
大切なことを忘れそうになります。

 

多機能ばかりでいいのか?

多機能は確かに便利だし簡単ですが、
本当にそれでいいのかなってたまに疑問に思います。

 

なぜ
「シンプル・イズ・ベスト」という言葉はあるのに、
「マルチファンクション(多機能)・イズ・ベスト」と言わないのか
「イージー(簡単)・イズ・ベスト」と言わないのか。

 

きっとそれは、ベストではないからだと思います。

 

ぼくはシンプルというのを「生き方」に当てはめた時にすごくしっくりきました。

シンプルな生き方ってどんな生き方だと思いますか??

 

高学歴だったり、
たくさん資格を持っていることは多機能ですよね。

ハイテク家電に囲まれて、
スマホを駆使して便利な生活を送るのはラクですよね。

でもそれはシンプルなのか??と思ってしまいます。

 

 

シンプルな生き方

Free-Photos / Pixabay

多機能な生き方というのは、
重ね着をたくさんしているみたいなものだと思います。
たくさんの服を着て、アクセサリーもそこらじゅうに付けている。

「あれも持ってるし、これも持ってる」「あれもできるし、これもできる」

そうやってたくさん着飾って、「素敵でしょ??」って。

 

でも、
シンプルな生き方というのは、
重ね着しているものを全部取っ払った時に残るものだと思います。

ファッションで言えば、デニムに白Tシャツ1枚みたいな。
さすがに裸はまずいから、最低限必要なものをは身につける。

 

その最低限の物に何を選ぶかがその人らしさではないでしょうか。

 

 

ぼくが今までの経験の中で、

「シンプルな生き方してるなぁ〜」と

心から感じた出来事を2つ紹介したいと思います。

 

ネパールの山岳民の少年

1つはネパールでヒマラヤトレッキングに出掛けた時の出来事です。

約12日間の行程だったのですが、途中の山々には山岳民族が住んでいて
夜は彼らが営む宿に泊まります。

 

ある宿に14 歳の少年がいました。宿主の息子です。
彼は小学校こそ行ったものの、それ以降は学校には行っていないとのことでした。

 

14歳の今何をやっているかと言うと、家の手伝いです。
隣の集落までは山一つ離れているような場所で、男の子は家を継ぐことが多いようです。

 

ガイドさんに通訳をしてもらい、1日の生活を聞いてみると、

  • 朝、火を起こしてお湯を沸かしてからニワトリのエサやり。
  • 宿の宿泊者に朝ごはんを作ってから、洗濯や掃除をする。
  • お昼は自分で勉強したり、兄弟や近所の子の子守。
  • そして夕方からまた家の手伝い。
  • 夜ご飯食べたあとは、シャワーして寝るだけ

と。それを毎日繰り返していると。

 

ぼくはその話を聞いて、
自分が14歳(中2)だった頃と比べながら、

「なんてシンプルな生活なんだ」と

心から思いました。

 

その少年が何の迷いもなく、
笑顔で話していたことがさらに印象的で、

「自分の生活に納得してるんだなぁ」と感じました。

 

昔の日本人もこういう生活をしていた時代があったと思います。
現代よりもシンプルだなぁと思いました。

 

 

タスマニアの牛

もう1つは、オーストラリアのタスマニアという島に住んでいた頃の出来事です。

ランニングや散歩が好きなぼくは、
当時住んでいた家の近所に出かけていました。

タスマニアは牧場がそこらじゅうにあって、
放牧されたウシやヒツジがたくさんいます。

 

ある日のランニング中、
少し休憩しようと腰を下ろした場所がちょうど牧場の目の前だったので、
小一時間、ウシたちをぼーっと眺めていました。

時間が分かるものを持っていませんでしたが、
そよ風が気持ちよかったので昼寝も含めて
1時間以上そこにいたと思います。

 

その間、ウシさんたちは何をしていたかというと、

 

彼らはずーっと草を食べてました。

顎を左右に揺らしながらムシャムシャムシャムシャ、、、

 

他のウシさんたちはと言えば、寝てるか排泄してるか。

 

食べる、寝る、排泄する。とってもシンプルな生き方です。

 

時計も持たずに何時間もランニングして、
疲れたといって小道で1時間以上も休憩しながらぼーっとしてるぼくもそこそこシンプルだったかなの思いますが、

ウシさんたちの姿からは、
当時のぼく以上に、生物の究極のシンプルを間近で見た気がしました。

 


 

と、シンプルな生き方を感じつつ、
その時にぼくが同時に感じたのは、
「そんな生活してたら日本で生きていけないよぉ〜」
というジャパニーズマインドでした。

 

学歴だって大事だし、資格もたくさんあった方がいいし、
お金はたくさん欲しいし、娯楽もたくさんあってやりたいことたくさん!!

なんて思いです。

 

しかし、こうも思いました。

日本という高学歴主義の競争社会に身を置いて、
たくさん勉強して毎日忙しく過ごしてきた結果、
文句や不満を抱えながら日々を暮らしている人たちのなんと多いことか。

 

日本に暮らす人たちは、
「多機能が良い」と思い、
多機能を追い求めた結果、
文句や不満を感じている。

 

そんな矛盾を感じました。

 

やっぱり、シンプル・イズ・ベストなんですね。

 

シンプルを見つけるための魔法の質問

Free-Photos / Pixabay

シンプルな生き方は
"引き算"した先に出てくると思います。

重ね着し過ぎて動きが鈍くなっている状態から、
1枚1枚、服を脱いでいくイメージです。

最後に残ったものが、
本当に必要なもの、
本当に大切なものです。

 

シンプルな生き方がしたいなと思ったら、
一度「本当に大切なこと」を考えてみる必要があります。

 

最後にその方法を1つご紹介します。
とっても簡単です。

 

悩んでいる言葉の最後に「とは?」をつけて考える。

これだけです。

 

  • 「シンプルな生き方とは??」
  • 「子育てとは??」
  • 「仕事とは??」
  • 「お金とは??」

今あなたが悩んでいることに「私にとって、◯◯とは??」と
考えてみてください。

 

ポイントは、1回きりではなく、
出てきた答えに対して3回は「とは??」を繰り返すこと。
そうすると、本当に大切なことに気づくことができます。

 

たとえば、

①「シンプルな生き方とは??」

「必要最低限の状態」

②「必要最低限の状態とは??」

「いらない物を持っていないこと」

③「いらない物を持っていないこととは??」

「自分らしさや自分の価値観がしっかりしていること」

 

となり、
「ということは、シンプルな生き方のためには、自分らしさと自分の価値観がしっかりしていること」が大事なんだなって思えるわけです。

 

そしてもし、「自分らしさ」がわからないのであれば、
「自分らしさとは??」で3回自問自答を繰り返す、、、。

 


 

たぶんほとんどの人は、こめんどくさいと思ってこれをやりません。笑

やりたいと思った時にやるのが1番いいと思います。笑

 

現状に満足していない、
けど何にモヤモヤしているのか分からない。

そんな人は知らぬ間に重ね着し過ぎてしまっているのかもしれません。

自分がどんな服を着ているのか、
果たしてその服は本当に必要なのか、

 

「とは??」を3回繰り返して自分発見してみてはいかがでしょうか。

 

 

シンプル・イズ・ベストでした。

役に立つ記事だと思ったら
ポチッ!とお願いします。

-生き方(人生)
-, ,