あなたは今、どんなことで悩んでいますか??
仕事のこと、家族のこと、人間関係のこと、お金のこと、健康のこと、
きっと悩みは尽きないと思います。
悩みを抱える多くの人は、「こんな苦しい思いはしたくない!!」「願わくば悩みがすべて無くなればいいのに」と思っていることでしょう。
そんな方に最初にハッキリとお伝えしなければいけないことがあります。
それは、
残念ながらあなたが悩みが無くなることはありません!!
という事実です。
この記事を読むと、
- なぜ「悩み」は無くならないと言えるのか
- そんな「悩み」とどう付き合っていけばいいのか
がわかります。
もしかするとこの記事を最後まで読んだあなたは「悩み」についての考え方が180度変わってしまうかもしれません。それくらい影響力のある話です。なにせ、2000年以上語り継がれている考え方ですから…。
有無同然(うむどうぜん)とは
『有無同然(うむどうぜん)』という言葉を聞いたことがありますか??
これは読んで字のごとくなのですが、
意味は「有っても無くても同じ」
なにが同じなのかといえば、それは"悩むこと"です。
なにが「有っても無くても」なのかといえば、それは"あなたが欲しいと望むもの"です。
つまり、「あなたが欲しいと望むものが、まだ手に入ってない時も、手に入ったあとも、どうせ悩むんですよという意味です。
これは四字熟語として広まっていますが、もともとは仏教から来た言葉だそうです。2000年以上前にお釈迦様はこんなことを言っていたんですね。
有っても無くても結局は悩むんです
もう少し詳しく言うと、こういうことです。
人がよく持つ悩みには、
- お金
- 地位・権力
- 人間関係
- 健康
- 恋愛・結婚
- 子ども
などがありますが、これらは有っても無くても悩みが生まれます。
恋人がいなければ「素敵な人と出会いたい」「自分には魅力が無いのかも」と悩み、
恋人ができれば「彼氏から連絡がない」「こんなこと言ったら嫌われるんじゃないか」「浮気されやしないか」と悩む。
職場で仲の良い人がいなければ「自分は孤立している」と悩み、
職場で人間関係の距離が近すぎると「あの人の性格が合わない」「疲れる」と悩む。
マイホームがなければ「庭付き一戸建てが欲しい」「タワーマンションの高層階に住みたい」と悩み、
マイホームがあれば「ローンが、、、」「固定資産税が」「ご近所さんが、、、」と悩む。
お金が無ければ「もっとお金が欲しい」「全然お金が貯まらない」と悩み、
お金があったらあったで「何を買おうか」「盗られやしないか」と悩む。
たいていの人は「無いこと」を悩み、「有ること」が良いと思っています。
だからお金持ちになりたいし、結婚したいし、家や車を持ちたい。
痩せたいし綺麗になりたいわけです。
でも、有無同然の考え方によると、有っても無くても悩みは生まれるんですよね、結局。
お金持ちも考えもの??
たとえば、
多くの人が「お金持ち」になりたいと思っていますが、お金が有りすぎるのもきっと考えものですよ。
最近でいえばZOZOの前澤社長。あの方はぼくが一生かかっても稼げないような金額(約70億円)をたった1年のうちに、しかも税金として納めるんですから、いったい年収いくらですかって話です。
そんな大金持ちの前澤社長。お金持ちであるがゆえの悩みって絶対ありますよね。
恋人のことをあーだこーだ言われ、
バイオリンや絵を買ったら「もっと他のことに使え」と叩かれて。
自分の恋人や結婚相手のことを周りからあーだこーだ言われたら良い気分しないですもんね。自分がコンビニで買った食べ物に対して「もっと健康的なものを買え」「もっと安い店で買え」とか会ったことも無い人から言われたら絶対イヤですもん。
べつに前澤さんの肩を持つ訳ではないですが、お金持ちはお金持ちできっと大変なんですよね。
もつ1つお金の悩みで言えば、Facebookの創始者の話があります。
世界で22億3000万人(2018年現在)のユーザー数を誇るFacebook。それを学生時代に作って大金持ちの仲間入りをしたマークザッカーバーグさん。
彼は今、資産が7.7兆円くらいあるらしいのですが、2017年の警護費用はなんと約8億円だそうです。1年間、自分と家族の警護をするだけの費用で8億円かけるって、、、。しかも24時間体制でボディーガードが自分の周りにいる生活です。
資産が7.7兆円あっても、絶対なにかしら悩みありますよね。「1人きりになりたい」とか「子どもが事件に巻き込まれないか」とか。
ちょっと極端な例ですけど、お金が無い人もお金が有る人も結局は何かで悩むわけで、それが有無同然(うむどうぜん)の考え方です。
悩みは消えないのだから
「有っても無くても悩む」という有無同然こと、なんとなく分かってもらえましたでしょうか。
ぼくはお坊さんではないし、仏教を世に広めたいわけではないのですが、「悩み」について考えるのにこれ以上いい話を知らないので今回は使わせてもらいました。
悩みは無くならない、ということは、ぼくたちが考えることは、「悩みの無くし方」ではなく、「悩みとどう向き合うか」だと思います。
そもそも「悩みを無くしたい!!」とか「悩みたくない!!」とか、もうそれ自体が「悩み」ですからね。
無くならないものを無くそうとするのは、相当なストレスです。
そんな無理難題に挑戦するよりも、自分が感じている「悩み」とうまく付き合っていく方法を考えた方がよっぽど前向きかなって思います。
「悩み」は無くそうとするのではなく、具体的な解決策(答え)を見つける!!
これに限ると思います。
まとめ
記事中に何度もお伝えしましたが、「悩み」はなくなりません。いつだってどこだって何をしててもぼくたちは悩むように出来ています。
でも、それが分かっているだけで少し気が楽になりませんか??
「大金持ちのあの人も、素敵な性格のあの人も、どうせみんな悩むんだ。自分だけじゃないんだ」と思えれば、「悩みがあることに悩む」という無限ループからはひとまず抜け出せます。
そこからがスタートです。
というわけで、「悩み」についてのアイコトバは
「さて、この悩み、どうすれば解決できるか」
どうせ悩むんですから、良い悩み方ができるといいですよね。
今回の記事のポイント
ポイント
- 有無同然(うむどうぜん)という言葉がある
- ぼくたちは欲しいものが「有っても無くてもどうせ悩む」
- お金持ちも大変
- 悩みが有ることに悩まないようにしよう
- いやでも結局悩むのだから、解決策を考えよう
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。