大人の人で、
「なんか楽しいことないかなぁ」
「最近あんまり楽しいことないなぁ」
と口癖のように言う人がいます。
しかし、これは非常に残念な事実ですが、「楽しいことないかなぁ」と言っているだけの人に「楽しいこと」はやってきません。
なぜなら、知らず知らずのうちに自分自身で、「楽しいこと」を遠ざけてしまっているからです。
そこで今回は、
- 大人になるとなぜ「楽しいことがない」と言う人が増えるのか
- そしてどうすれば楽しいことが見つかるのか
についての話をしようと思います。
「楽しさ」を勘違いしている
いきなり核心の話をします。
「楽しいこと」イコール「笑えること」だと思ってはいませんか?
「楽しいこと=笑えること」だと思っている人は、いつも笑えることを探しています。
例えば
テレビでお笑い番組を観たり、
面白そうなアクティビティに参加してみたり、
新しい出会いがありそうなイベントに参加してみたり。
しかし、楽しそうなことを探してイベントなどに参加してみるものの、その場は笑えるし楽しいとも思えるのだけど、なんだかスッキリしない
そんな状態ではないでしょうか。
「楽しい」を勘違いしてしまっている大人が多いのです。
子どもの頃の「楽しい」って??
「楽しい」とは何かを学ばせてくれる1番の相手は、子どもです。
子どもっていつも楽しそうじゃないですか?特に保育園児〜小学校低学年くらいまでの子どもは、砂場で遊んでいても文字の勉強をしていても鬼ごっこをしていても、すごく楽しそうにしています。
大人になった今、あなたは「鬼ごっこ」を全力で楽しめますか?勝ったら賞金がある訳でもない、なんなら子どもたちは勝敗すら付けてないですよね。
自然に始まって自然に終わる、そんな鬼ごっこを全力で楽しめるのが子どもたちのスゴさです。
楽しいこと=没頭していること
ぼく自身、子どもの頃に楽しかったことを思い返してみると、プラモデル作りや秘密基地作り、友だちとサッカーをすることなどでした。
これ、今になって冷静に考えてみると実は「○○自体が楽しかった」というよりも、「○○に没頭していたら段々楽しくなってきた」とも捉えることができるんじゃないでしょうか。
子どもたちも、文字を覚えることや鬼ごっこだから楽しいというよりは、目の前にやってきたことに没頭しているから楽しそうなのではないかという気がします。
ここから分かることは、「楽しいという感情は、何かに没頭することで生まれる」という可能性です。
大人になってから「夢中になっていること」はありますか?
「没頭」という言葉を言い換えれば「熱中」とか「夢中」といった言葉になります。
「楽しいことがない」という大人は、大人になる過程でいつのまにか、「楽しい」と「没頭すること」の順番が逆になってしまったのかもしれません。
子どもの頃は「何かに没頭するから楽しさが生まれる」ことを無意識で知っていたのに、大人になるにつれて変な知恵をつけたことで、「楽しいことが見つかるからそれに没頭できる」みたいな真逆の思考になってしまったのではないでしょうか。
そう考えると、子どもの頃は良かったんですよね。目の前のことに没頭する力があって、学校では勉強や行事や遊びや習い事が定期的に提供されていたので。
しかし大人になるにつれて目の前のことに没頭する力を失い、学校を卒業したことで自分でイベントや遊びを探さなければいけなくなります。
大人は「損得」を考え過ぎる
ちなみに、「なぜ大人になるに従って目の前のことに没頭する力を失うか」の答えは明白で、
自分で損得つけるようになるからです。
仕事で、
「これくらいやればまあ大丈夫だろう(これ以上やったら割に合わない)」
「この仕事ならだいたいこのくらいエネルギーを使えばいいか(これ以上エネルギーを使ったら損だ)」
遊びで、
「新しく何かを覚えるのがめんどくさい(かける時間がもったいない)」
「新しく人間関係作るのがだるい(仲良くなるまでが大変)」
そう思っていませんか?
大人になって人生の要領みたいなものが分かると、かけるエネルギーに対して見合う対価がないと行動すらしなくなる現象が起こります。
そうやって「損をしないように損をしないように」と生きているうちに、何かに没頭することを辞めてしまいます。
何かに没頭して没頭して時間とエネルギーを注いでも、万が一「楽しさ」とか「やりがい」が得られなければ損だと思ってしまうんです。
その点、子どもたちは「損ウェルカム」です。というより損か得かなんて考えてないと思います。
だから子どもたちは
- やりたかったらやる
- やりたくなかったらやらない
- やると決めたらとりあえず没頭してみる
- 没頭してたらなんだか楽しくなってくる
そして「ママー!これ楽しいよー!すごく面白いー!」
となるわけです。
さて、あなたはどのくらい損得を考えて生きていますか?
大人が「楽しい」を見つける方法
楽しいこと=没頭することだとすれば、その没頭することをどう見つけるかが重要ですよね。
もちろん方法はあります。
ぼくのオススメは、「とにかくまずやり続けてみること(一生懸命に)」です。
英会話でもジムに通うことでも1日10分読書をすることでも。
あなたが1ミリでも良いから興味のあることを、とにかくまずは1年間くらいやってみることです。
そしてその時に、その結果どうなるかなんて気にせずに、一生懸命やってみることです。
「えー、だって楽しさ感じられないかもしれないよ」
「うーん、でも、続かなかったらどうしよう」
「周りから最近付き合い悪くなったとか思われたらどうしよう」
そんなことを理由に足踏みしていたら、いつまでも
「なんか楽しいことないかなぁ」
「最近良いことないなぁ」
って言い続けて終わる人生になりますよ。
「なんか楽しいことないかなぁ」って言葉、まるで「楽しいこと」は誰かが用意してくれるからそれを待ってるんだよねみたいな言い方ですが、それは幻想です。
学生時代はそうだったかもしれませんが大人になったら自己責任。
「Act before think(考える前に行動する)」
損得を考えるのは一旦お休みにして、まず気になっていることを始めてみましょう!
始め方すら分からなければ、始め方を調べる所からスタートすれば問題ありません!
くじけそうになった時のコツ
そうは言っても、何かを始めても没頭するまでに時間がかかることもあります。やり始めて見たけどなんだかぎこちなくて違和感を感じることもあります。
そんな時にどうすればいいか。
まず、知っておいた方がいいのは、あなたが違和感を感じる理由はたった1つしかないと言うこと。それは、
「まだ慣れていないから」です。
慣れてないから感覚が分からないのです。自転車の乗り方だって、車の運転だって、初めて1人で乗った時って「これでいいのか?大丈夫かな?」って思ったんじゃないでしょうか。
そんな時には良い方法があります。くじけそうになった時は、次のことを実行してください。
それは「それが上手く出来ている自分の姿を強く強くイメージすること」です。
- 英会話なら、英語が話せるようになって海外旅行を思い切り楽しんでいる自分
- ジムなら、たるんでいた体が締まりシルエットが良くなって、街を歩いているとすれ違う異性が振り返ってしまうような自分
- 読書なら、知識が増えて仕事でも応用が利くようになり、今まで以上に職場の人に頼りにされている自分
そんな素敵な自分の姿を目を閉じて妄想するんです。
「そんな子どもだましみたいなことで」と思われるかもしれませんが、一回騙されてみてください。めちゃくちゃ効果ありますから。
損得を考えない。とりあえず没頭する。
これが重要です。
まとめ
というわけで、今回は「大人になってから楽しいことがない」と悩む人のために、その理由と、対策を紹介しました。
損得を考えるのはやめて、まずは没頭してみましょう!!
はじめの一歩が肝心ですよ。
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最後まで読んでくださってありがとうございました。