この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いています。
はじまりの朝
2016年2月8日の月曜日、
ぼくは実家にある自分のベッドの上で目を覚ました。
アジア1人旅に出発する日の朝である。
この日の日程は、愛知県愛西市にある実家から関西国際空港に移動し、オーストラリアのケアンズ行きの飛行機に乗ることだ。
月曜日ということで世間は普通の平日。ぼくが起床した時には母と弟は仕事に出ていてもう家にいなかった。
今日からバックパック2つだけを持って長期の旅に出るということで、万が一のことがあればもう二度と実家に帰れないかもしれない。そんな不安も少しばかりあったので当日は母と弟に「いってきます」を言いたかったけれど、
ニートのぼくに、社会人2人は時間を合わせてくれません。笑
ぼくが早く起きすれば良いだけなのだけど、それをしないニート魂全開のぼく。
実家を昼12時頃に出ればフライトに間に合う予定だったので、ベットを出てからはダラダラと荷物の最終パッキングを済ませ、「まだもう少し時間あるなぁ」と思いながらいつもはしない散歩をしたり、用もないのに家の中をフラフラと歩き回ったり、リビングの机の上に置いてある物の位置をちょっとだけずらしてみたり、
ようは、
出発前のドキドキで全然落ち着きがなかった。笑
父の送迎で駅へ
今回の旅の荷物はバックパックが2つ。
移動する時は、背中に大きい方のバックパック、おなか側に小さい方のバックパックを背負うという、いわゆる「おんぶに抱っこスタイル」
さて、旅の最初の難関はどうやって最寄り駅まで行くか。
なにせ重いんだなぁ荷物が。
今回は移動の多い旅行だからと、荷物はだいぶ軽くしたつもりなんだが、
それでも、
大きい方が16kg
小さい方が7kg
合計で23kg。
23kgといえば小学1〜2年生の子どもの体重と同じくらいである。
まぁ約2ヶ月間の旅路となると荷物も多くなるのはしょうがない。
しかし、それでも両方背負った時に肩にかかるあの重み、なるべく長時間歩くのは避けたい。
当日は、実家に誰もいなければ最寄りの駅まで歩いて行くつもりだったが、なんとその日たまたま仕事が休みだった父が車で駅まで送ってくれることになった。
ほんとうにありがたい。
時間なり車に乗り込んでいざ、駅へと向かう。
仲が悪い訳ではないのだが、普段から必要最低限の会話しかしない父とぼくは駅に向かう車内でも会話はほぼなし。
ただ、車に乗り込む時にボソッと一言だけ父が言った。
父「お前そんな大量の荷物抱えてどこ行くの??」
ぼく「知っとけや!!笑」
2ヶ月間のアジア旅行に行くって何回も言ったじゃん!!笑
ぼくの父は、海外には新婚旅行で行ったきり、パスポートも期限が切れて棚にしまったまま。海外に全く興味のない父には「2ヶ月間のアジア1人旅」というワードは全くもって響かないらしい。
「今度、◯◯城行くよ」って言うと「ほんとか!?いいな!!」って即レスするくせに(笑)
しかしまぁ今は駅まで送ってもらう身。機嫌を損ねぬようするのが最優先だ。
そんなこんなで駅に到着。乗車予定の電車の発車時刻は12時35分である。
駅に着いたのは12時23分。
余裕を持って家を出たのもあって、少し早く着いた。まだ12分もある。
とりあえず無事に駅に着いた安心感も手伝って、ぼくはあることを思いつく。
息子の立場を利用した「甘え」を発動することである。なにせ季節は2月。寒空の中、田舎の駅のホームで待つ時間を少しでも減らしたかった。
そこで、ぼくは父にこう尋ねた
「時間ギリギリまで車にいてもいいかな??」
父の即レスはこう、
「えー、
はよ降りてホーム行けや〜、俺帰ってやりてぇことあるし〜」
父つめた。
2月初旬の北風くらい冷たい。
ただそこは駅まで送ってもらっている身、わがままは言えず。
誰もいない真っ昼間の名鉄勝幡駅のホームで、寒空の中電車を待った。
バスで大阪へ
無事に名古屋駅に着いたぼくはバス乗り場へ。
大阪への移動は新幹線が一番早いのだが、ニートのぼくにはお金の節約は重要事項なのでバスで大阪へ向かうことにしていた。
名古屋駅〜大阪梅田バスターミナルまでは片道2,000円。
安い。とてもありがたい。
所要時間は約3時間。本1冊読んでる間に梅田に到着。
そこからは、バスを乗り換えて空港へのリムジンバス片道1,550円。
名古屋駅から関西国際空港まで新幹線と在来線を使えば片道約8,000円。バスで行けば片道3,550円。
4,500円の節約。貧乏旅行者には少なくない金額だ。
そんなこんなで順調な移動を経て無事に空港までついたぼくはこれから始まる一人旅にワクワク感が強くなり始めていた。
そんな矢先、最初のトラブルが起きる。
ヘアジャム大爆発事件
「空港という場所は、なんて人をワクワクさせるエネルギーを持った場所なのだろう。」
関西国際空港チェックインカウンターに向かいながらそんなことを考えていた。あとはチェックインして飛行機に乗り込むだけ。
そんな時に今回の旅、最初のトラブルが起きる。
トラブルを起こしたのは、今回の旅行用にと購入しカバンに入れていた整髪料、ギャツビーのヘアジャム(黒)。
ジェル状のヘアワックスである。2ヶ月のアジア旅、どんな出会いがあるかわからない。海外のクラブやイケイケなパーリーにも参加する機会があるだろうと予想して地元の薬局で購入しておいたのだ。
関西国際空港に着いて休憩がてらバックパックを下ろしてみると、そんなヘアジャムの入っていたポケットの外側が濡れているではないか。「どこかから水滴でも落ちて来たのか?」と一瞬思ったけれど、すぐに気がついた。
濡れているポケットを開けてみると案の定、
ヘアジャムのフタが開いていてポケットの中がヘアジャムだらけ。
もちろん一緒に入ってた物たちにも被害が。。。
「まさかこんなことがあるなんて、マジかよ」と早々に思ったぼくだが、それ以上に、アジアの国々でトイレに紙が無かった時に活躍するはずだったポケットティッシュたちも、まさか日本出国前に整髪料の拭き取りに使われるなんて全く思ってなかっただろう。
ごめんね、ティッシュたち。笑
ちなみに、トラブルを引き起こした当のヘアジャムは未使用だったはずなのに、すで容量が半分以上減っていて、ケース自体もヘアジャムまみれでネチャネチャが取れなかったので関西国際空港でお別れする決意した。
実家から関空までのお供をありがとうヘアジャムくん。
という旅の始まりにふさわしい?プチトラブルだった。
いざ出国
さて、ヘアジャム事件もなんとか乗り越え、ジェットスターのカウンターでチャックインを済ませます。
最初に向かう国はオーストラリア。
日本からオーストラリアへ出国するのは今回で4回目。実はぼくはワーキングホリデーというビザを使って約1年8ヶ月生活していたのだ。2年間で3回も日本に帰ってきていた当時の自分に驚くばかり。
でも、半年に1回くらい帰りたくなってしまう。
日本大好きなんです。
チャックインのあとは手荷物検査、出国審査を済ませます。4回目ということもあってそこは慣れたもの。
ぼくが初めてオーストラリアへ飛び立った時も今いるこの関西国際空港からだったのだが、あの時とは段違いの余裕がある自分にちょっと感動。人間、回数こなせば成長するものだ。
というわけで、2月8日20時55分発のフライトでケアンズへ!
余談ですが、夜便でオーストラリアへ行く時は、機体左翼側の席がオススメです。朝方に綺麗なサンライズを見ることができます。
さて、こうして始まったぼくのアジア1人旅。
1ヶ国目はオーストラリアのケアンズです。
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保育士のアジア旅2016Day2【ケアンズ到着】
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