普段の生活の中で旦那さんにイライラすることはありますか?それはどんな内容でしょうか?小さなことの積み重ねもあれば最近になって悩み始めたこともあるかもしれません。
今回は、そんな旦那さんに対してイライラしなくなる方法を紹介します。
さらに今回紹介する方法を使えば旦那さんにイライラしなくなるだけでなく、イライラの元となっている旦那さんの行動すら変えることができる可能性が高いのでぜひお試しください。
コミュニケーション方法の確認
まずはじめに、重要なことを確認しておきます。
それは旦那さんとのコミュニケーション方法です。
この記事を読んでいるほとんどの方は普段、日本語という言語を使ってやりとりしていると思います。
「うちはテレパシーを使って交信し合ってます」とか、「お互いの言葉が分からないのでボディランゲージのみでやりとりしています」といった夫婦はほぼいないと思います。
イライラを無くす上で「普段、日本語を使ってコミュニケーションを取っている」ということはとても重要です。
理想の夫婦関係は?
次に、理想の夫婦関係について考えてみて欲しいのですが、あなたにとって「理想の夫婦関係」とはどんな関係でしょうか?
【例】
- 笑顔の絶えない関係
- お互いのことを許しあえる関係
- 明るくて仲睦まじい関係
いろいろあると思いますが少なくともネガティブな関係を求めている人はいないと思います。
そりゃそうですよね。
例えば、
- お互いの欠点ばかり指摘し合う夫婦
- どちらもが一歩も譲らず常に平行線の夫婦
- どちらかの権力が強すぎて立場の弱い方は自分らしさが出せない夫婦
こういったネガティブな関係を理想の夫婦関係としている人は珍しいはずです。
[言葉の使い方]が重要
では、ここからが本題です。
まず答えを先に言いますが、旦那さんへのイライラを無くして夫婦関係をより良くする方法、それは[言葉の使い方]にあります。
夫婦間でどんな言葉を使っているのかで夫婦関係は大きく変わりますし、旦那さんに対して普段どんな言葉を使っているかでも関係は大きく変わります。なぜなら、ぼくたちの生きるこの世界は、言葉によって成り立っているからです。
気持ちを伝えるのも言葉。
感情を頭の中で整理時に使うのも言葉。
言葉を聞き取った相手が頭で理解する時に使うのも言葉。
相手から返ってくるのも言葉。
当然、あなたが心の中で思っていること(言葉)も影響します。
たとえば、旦那さんに対して「あの人は全然変わってくれない」と思っていれば旦那さんはいつまでも変わりません。逆に「私の旦那は優しくて思いやりがある」と思っているとその言葉通りの現実が訪れます。
「私たちは夫婦仲がギクシャクしている」と思っていれば夫婦関係は絶対に良くなりません。
それくらい言葉って重要なんです。普段、意識して使っているでしょうか?
感情と言葉が一致している人
少し話が変わりますが、人間には感情があります。怒りや悲しみ、喜びや期待などです。
「感情と言葉が一致している人」と聞くと、どんな印象を受けますか?
- 嬉しかった時に「嬉しい」と言える。
- 困った時に「困っています。助けて欲しいです。」と言える。
- イラっとした時に「なんでそんなことするの!?もっと◯◯してよ!」と言える。
なんだか良さそうな感じがしませんか?自分に芯があるというか、価値観がしっかりしているというか、そんな気がしますよね。
なので一見すると、「もっと家事を手伝ってよ!!」「もっと子どもの面倒見てよ!!」とハッキリ旦那さんに言える人はなんだか良さそうな気がします。
でも、感情と言葉を一致させる時には気をつけなければいけない問題が1つあります。
感情のおもむくままに感じた気持ちを言葉にして相手に伝え続けている人、例えば「あの人は良くも悪くも思ったことをズバッと言う人よね」と噂されるような人が人間関係上手くいっているかというと必ずしもそうじゃなかったりしませんか?
そうなんです。
どうやら、感情に従った言葉をズバズバ言うだけでは理想の夫婦関係
- 笑顔の絶えない関係
- お互いのことを許しあえる関係
- 明るくて仲睦まじい関係
になることは難しい場合があるようなんです。
具体的にそれがどんな場合かと言うと、「マイナスの感情をマイナスの言葉で伝えている場合」です。
マイナスの感情ってなに?
感情にはプラスの感情とマイナスの感情があります。
一般的には嬉しい、楽しい、面白いはプラスの感情、悲しい、寂しい、悔しい、怒りはマイナスの感情になります。
不思議なもので、ぼくたちはたいていマイナスの感情を言葉にすればマイナスの出来事を引き寄せ、プラスの感情を言葉にすればプラスの出来事を引き寄せるようになっています。
旅行先で「曇ってるけど楽しいね!」と言えば楽しい出来事が、「天気も悪いし、なんか微妙だね」と言えば楽しくない出来事が引き寄せられるようになっているということです。
これは「私はいつもついてない」と思っている人と「私って結構ついてる」と思っている人のとの違いにも繋がります。
いつもニコニコしている人はプラスの言葉を使っていることが多く、いつもイライラしていたり暗い顔をしている人はマイナスの言葉を使っていることが多いんですよね。
マイナスの感情ってダメなもの?
ここまで聞くと「マイナスの感情」ってよくないもので、「感じちゃいけないもの」のような気がするかもしれません。
怒っちゃダメ?イライラしちゃダメ?悲しんじゃダメ?いやいや、そんなの無理です。人間ですから。
感情はあります。プラスの感情もマイナスの感情も、両方あって人間です。
だからマイナスの感情を感じることは悪いことではありません。
夫にイライラする、子どもに怒れてくる、これはある意味正常です。
ということは、ぼくたちの課題は、マイナスの感情が生まれた時にどう対処するか、ですよね。
その対応の仕方で夫婦関係が、もっと言えば人間関係全体が良い方向に進んでいきます。
マイナスの感情の時にマイナスの言葉を使う人
マイナスの感情になることは悪いことではありません。人間ですからイライラすることもあるし、悲しくなったり落ち込んだりすることもあります。
ただ、そんな時にそのマイナスな感情をそのまま言葉にして吐き出してしまうと人間関係は良くなりにくいということも分かりました。
ということは、ぼくたちが気をつけるのは「マイナスの感情になった時にどんな言葉を選ぶか」の一点になります。
たとえば、
とある平日の夜、夕飯を作って待っていたのに夕飯の時間になっても夫は帰って来ず、何の連絡もない。
「私、明日も早朝から仕事なのに」と思いが頭をよぎりつつ、仕事が立て込んで帰って来れないのかなぁと思いながら夫の帰宅を待っていたら、日付が変わる頃になってベロベロに酔っ払った夫が上機嫌で帰ってきた。
そして風呂場に続く廊下に服を脱ぎ捨てながらシャワーを浴びたかと思えば、風呂上がりに開口一番「まだ起きてたのかぁ?早く寝ないと老けるぞぉ!とりあえず水くれぇ!」と言い出した。
この状況、おそらくあなたの毛細血管15本は切れますよね。プッチンて。
この状況でイラっとしない人は、仏様のような心の持ち主なのではないかと思います。
何時間も待った挙句に「水くれぇ!」と言われたら「自分で用意しろアホたれぇ!」と言い返してしまいそうな所ですが、そう言ってしまうと火に油を注ぐようなもの。その言葉のやりとりの先に「明るくて仲の良い夫婦」という理想は見えません。
マイナスの感情の時にプラスの言葉を使う人
ではマイナスな感情になった時にどんな言葉を使えばいいのでしょうか。
それは、プラスの言葉です。
マイナスの感情の時にプラスの言葉を使う
先ほどの例でいえば、「水くれぇ!」と言われた時に、例えば「いつも仕事頑張ってくれてありがとう。お酒飲んでちょっとはストレス発散できたかな?はいどうぞ、お水。」と言えるかどうかなんです。
はい、今この言葉↑を聞いて「この状況でそんなこと言えるかいっ!」と思った方、背筋がぞわぞわッとした方、大丈夫です。ほとんどの人はそうなるはずですから。その理由はこうです。
夫婦関係は勝ち負けの関係ですか?
マイナスの感情の時にプラスの言葉を使うことはとても抵抗あるかもしれません。
その理由は単純で、「相手に負けた気がするから」なんです。
ムカついている相手に対して素直な言葉や褒める言葉を発するって抵抗感がありませんか?
会社で上司が理不尽なことを言って怒ってくることに対して「申し訳ありません」と言うのって抵抗ありますよね?
自分勝手ワガママに振る舞う夫に対して、「いつもありがとう」と言うのってめちゃくちゃ抵抗ありますよね?
自分がイラっとした原因が相手のせいだと思っているのに、自分から「ごめんなさい」「ありがとう」という言葉を伝えるのってものすごく抵抗があると思うんです。なんだか負けた気がしてしまうんですよ。
人間は自分の領域に踏み込んでくる相手がいると、どうしても勝ちたくなってしまうという習性があります。それはある種の防衛本能でもあるのですが、、、。
しかし考えてみてください。夫婦関係って勝ち負けの関係でしょうか?その勝負の先に「理想の夫婦関係」はありますか?
もちろん勝ち負けが重要な関係もあります。
例えばスポーツは勝ち負けを決めることが目的の1つです。
だからボールを持って攻めてくる相手に「あら、いつも頑張ってますね。パスがお上手で感心しますわ。さ、どうぞどうぞ」とゴールまでのルート作ってあげたらスポーツにはなりません。気持ちの余裕では勝っているかもしれませんが試合はボロ負けです。
そんなスポーツの関係とは違って、夫婦関係は勝ち負けを決めることが目的ではありません。
じゃあ、夫婦関係の目的とは何でしょうか?目的の1つは「理想の夫婦関係でいること」ではないでしょうか。
- 笑顔の絶えない関係
- お互いのことを許しあえる関係
- 明るくて仲睦まじい関係
例えば夫婦で勝ち負けを争って、あなたが相手を負かしたとしても、じゃあその先に理想の夫婦関係でいられるかと言えばなかなか難しいと思います。
逆に旦那さんがガチガチの理論武装であなたを負かしたとしても、そのあとわだかまりなく過ごせるかと言えばそんなことはなく、心のどこかにシコリが残って次の戦いに火種となってくすぶる可能性が高いと思います。
となるとですよ、夫婦関係のおいて「相手に負けたくない」という気持ちは不必要なものになりますね。
違和感を越えるまでが頑張りどき
マイナスの感情の時にプラスの言葉を使うと、最初の頃は違和感しかないと思います。
人によっては口が開きにくくなる感じがする、言葉が喉に引っかかる気がするといった物理的な抵抗感もあるかもしれません。夫婦関係を「勝ち負けの関係」として捉えてしまっている人にはそれくらい抵抗感のあることなんです。
しかし、夫婦関係を「明るく楽しく仲の良い夫婦を目指す関係」だと捉えるようになると、マイナスの感情の時にプラスの言葉を使うことが苦ではなくなります。
むしろ、実際にやってみると「私って良い人だなぁ」とか「こんなことが言える自分、大人だなぁ」と思えるようになります。自分で自分を認めることができるのでその方が楽しくなってきます。
慣れないことをするのって最初は違和感があるものです。その違和感を越えるまでが頑張りどきだと思います。
これを続けていると、最初にも書いた通り、プラスの言葉はプラスの出来事を引き寄せるので、プラスの言葉を毎日掛けられれば旦那さんにも変化があると思います。
夫婦両方の考え方が「勝負の関係」から「理想の夫婦を目指す関係」に変われば、イライラの原因もいつの間にか無くなってくるでしょう。
注意点としては、プラスの言葉は意識的に使おうとしないと口からは出てきません。
感情は無意識の時でも感じるものなので怒りや悲しみは勝手に感じてしまいます。そして無意識のままでいるとマイナスの感情をマイナスの言葉で出してしまうので、マイナスの感情に気づいたらまずは一呼吸置いて、「よし、プラスの言葉で伝えよう」と意識すると上手くいきます。
重要なのは意識することです。
まとめ
というわけで今回は、旦那さんへのイライラを無くす方法を紹介しました。
ポイントは以下の通りです。
ポイント
- 夫婦間の基本のコミュニケーションは[言葉の使い方]。
- マイナスの感情をマイナスの言葉にする人は人間関係で困りやすい。
- 夫婦関係は勝ち負けの関係ではない。
- マイナスの感情の時にプラスの言葉を使うようにする。
- 最初は違和感があるかもしれないが、使っているうちにプラスの言葉を使う方が楽になる。
今回の内容が夫婦間の悩みの100%を解決してくれるわけではないかもしれませんが、意識することで旦那さんへのイライラの多くは解消していくはずです。
重要なのは意識することです!
まずは、
- マイナスの言葉を言い合わない関係
- 勝ち負けを意識しない関係
- 理想の夫婦像が一致している関係
を意識してみてくださいね!
最後まで読んでくださってありがとうございました。