この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
ケアンズ国際空港にて
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保育士のアジア旅2016Day4【「ラピュタ」の世界観の中で人間の「本気」に感動】
ケアンズでパロネラパークを見てものすごく感動した同じ日の夜11時、
ぼくはケアンズ国際空港のチェックインカウンターの前に立っていた。
理由は1つ。
次の目的地であるインドネシアのバリに向かうためだ。
バリまでは約4時間のフライト。
時差があるので到着はバリ現地時間の深夜2時頃になる予定だった。
トラブル発生!!
実はケアンズ空港でチェックインする時に一つトラブルに見舞われた。
トラブルといってもぼくの計画性の無さが原因なのだが、、、。
なにが起きたかというと、
チェクインカウンターで搭乗のチェックインをしようとしたところ、受付のブロンドのお姉さんに「このままではチェックインできない」と言われてしまったのだ。
理由を尋ねると、ブロンドお姉さんはこう言った。
「インドネシアに入国するには往復のチケットか別の国への出国チケットを持っていないとダメです。だからこのままではチェックインできません。」
「そうなの!!??」である。
今回の旅に関してはほとんどスケジュールを立てずに進めているので、インドネシアに何日滞在するかなど決めていなかったわけで、入国するチケットだけを取って出国のチケットは取ってなかったのだ。
でも、いざチェックインカウンターに行ったらジェットスターのお姉さんから「それじゃダメだよ。飛行機乗れないよ」って言われちゃいまして。
あちゃ〜知らなかったよ〜。
その時点で、乗る予定だったフライトは2時間後に迫っていた。
やばい。
予定していたフライトに乗れないとケアンズにもう1泊するか空港で夜を過ごす羽目になる、、、
もともとのチケットも無駄になるし、何より気分はもうバリなのだ。なんとしても解決せねば、、、。
一旦カウンターのブロンドお姉さんに別れを告げて、チェックインカウンターの片隅で一人で考えた。
こういう時は、
出国のチケットがないと入国できないことを事前に調べておかなかった自分を責めるよりも、
この状況をいかに切り抜けるかを考えるタイプのぼく。
ある種のアドベンチャーである。
考えた末、ぼくがどうしたか。
しょうがないから空港のFree Wi-Fi を利用してネットに繋ぎ、
「とりあえずこの日でいいや」ってフライトの安い日を選んでその場でインドネシア出国のチケットを取ることにした。
「インターネットがなかったら結構マズかった(笑)」と思いながら、便利な今の時代に感謝。
カウンターに戻ってお姉さんに30秒前に予約したフライトバウチャー(予約証明)を見せると、
「これなら大丈夫よ!!Have a nice trip♡」と笑顔で言ってくれた。
一瞬天使かと思った(笑)
そんなこんなで無事に飛行機に乗り込むことができた。
バリ到着、タクシーでボラれる
フライト時間は4時間、ウトウトしている間に予定通りバリのデンパサール国際空港に着いた。
デンパサール国際空港の正式名称は「ングラライ国際空港」だそう。
しりとりで「ん」が出ても続けれてしまう(笑)
さて、初めて訪れるインドネシア。
一体どんな出会いや経験が待ち受けているのだろうか。
とりあえずの驚きは通貨のややこしさ。
インドネシアで一番大きな紙幣がこれ
100,000ルピア(10万ルピア)です。
日本円に換算すると一番大きな10万ルピアで日本円だと840円くらい。
他には50,000ルピア紙幣や20,000ルピア紙幣などがあり、
小さいのは1,000ルピア紙幣や2,000ルピア紙幣がある。
算数がすこぶる苦手なぼくにはちょっと0が多過ぎる。
旅の最中は国が変わる度に金銭感覚も変えないといけないので大変だ。
で、ぼくはさっそく空港から宿に向かうタクシーでさっそく料金をぼったくられた(笑)
デンパサール空港の出口を出ると、青いシャツを着たタクシーの運転手たちが「(手を上げながら)タクシ?タクシ?、タクシタクシ、タクシ??」と、タクシという単語のみで会話を試みてきます。
その中の一人のおっちゃんと目を合わせ、ぼくの行きたい行き先を告げると「その場所ならわかるわかる、30万ルピアだ」と言ってくる。相場が全然分からなかったが、30万ルピアって日本円で2,500円くらい。
「30万ルピアって高いのか??安いのか??」
時刻はすでに夜中の3時近く、その日は朝からケアンズでツアーに参加して体力も消耗していたため、頭もぼーっとする。
どの国でも空港からの移動ってだいたい街中より割高なのだが、、、
眠気と疲れで意識も朦朧とする中ではあったが、「片道30万ルピア」と聞いて1つだけ気がついた。
「30万ルピアって、泊まる予定の宿の料金の4日分じゃん。」
いくらなんでも高すぎやろ。
というわけで、交渉開始。
ただ、すでに深夜3時ということもあり、ぼくは1分でも早く宿に着いて寝たかった。
そんなに強気で闘うつもりはなく。。。
相場が分からないのにこちら側が先に値段を言うと不利なので、とりあえず言うのは「30万ルピアは高過ぎるから安くしてくれ」
そしたら当然のように値段を下げて言ってくる。
最初に「じゃあ25万ルピアでどうだ?」って。
400円の値下がり。
それでもまだ日本円で2,100円くらいだったので拒否。
でも、その時にはもうぼくの頭には「もう1,500円くらいだったらいいや」なんて思いがあったので次にぼくから「じゃあ20万ルピアでどう?」って言うと、
運転手のおっちゃん、めっちゃ笑顔で「よし!それでいいぞ!」って。
おっちゃんのその笑顔を見てぼくは、
「この値段は確実に相場より高いんだろうな」と確信した。笑
しかし、もう深夜だし、初めての土地だし、とりあえず宿に着けば良いという欲の勝ち。
でタクシに乗り込み、終始ご機嫌なおっちゃんの運転で30分ほど乗っていたら無事宿に着くことができた。
衝撃のタクシー料金相場
宿でチェックインしている時。時刻はもうすぐ早朝4時になる。
ぼくは1秒でも早くベッドに入りたい気持ちでいっぱいだったが、それでもどうしても聞きたかったことを受け付けのおばちゃんに聞いてみた。
世の中には知らない方が良いこともあるってことは重々知っている。しかしどうしても知りたい欲求を抑えられなかったのだ。
ぼくは眠い目をこすりながら勇気を振り絞って尋ねてみた。
「この宿から空港までって、タクシーだと普通いくらくらい??」
完全な負け戦になると分かっていながらあえてリングに上がったぼくを誰か褒めてほしい。
答えを聞いたら自分が確実にガッカリするであろう自虐的質問をぶつけたのである。完全なMの仕業だ。
そしたら、おばちゃんから即答で返事が返って来た。
「だいたい7万ルピアかな」って。
桁がちげぇー。
ぼく、値切ったけれど、それでも相場の約3倍だったみたい。笑
てことはあのタクシーのおっちゃん、最初の30万ルピアって相場の7倍の値段を言ってたわけか。
日本でいえば、
仮にタクシー初乗りが450円だったとしたら、
観光客相手に「初乗り3,150円だよ〜」って言ってるのと同じってことじゃないか。
おそるべしアジアの強気(笑)
(、、、まぁ、ぼくが無知なだけか。笑)
とはいえ、何事も経験である。経験は学びになる。タクシー料金は多めに払ったが、それで身を持って学習したから次に活かせる。
海外旅行では良くあることだが、相場以上の分は勉強代みたいな気持ちで捉えれば気持ちも穏やかでいられます。それに、タクシーのおっちゃんも収入も増えて嬉しいはずなわけで。
Win-Winの関係、ここに成立(笑)
さいごに
チェックインを済ませた後は、洗顔と歯磨きだけして即爆睡。寝たのは朝の4時過ぎだった。
起きてからは、いよいよ本格的なアジア旅が始まることになる!!3日間のケアンズは準備運動みたいなもの。
いよいよ本番だ。
ちなみに数日経って気づいたが、インドネシアのタクシーは屋根の上のサインに『TAKSI』と書いてある。
だから空港のおっちゃんたちも「タクシ、タクシ」って言ってたのだ。
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