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都市よりも高時給!?ぼくがオーストラリアの田舎町でローカルジョブを見つけた方法。

かんかん

今回は、ワーホリでオーストラリアに来たぼくが、名前も聞いたことのないオーストラリアの片田舎で高時給(時給24ドル)のローカルジョブをゲットした時のことを書こうと思います。

この記事はこんな方におすすめ

  • オーストラリアワーホリ中の人
  • オーストラリアワーホリで高時給の仕事がしたい人
  • オーストラリアワーホリでローカルジョブがしたい人
  • オーストラリアワーホリに行きたい人

ぼくが仕事をしていた町

ぼくがローカルジョブをしていたのは、オーストラリアのウエスタンオーストラリア(WA)州の北東部にあるKununurra(カナナラ)という町です。

カナナラへのアクセスは、ノーザンテリトリー(NT)のダーウィンという町からグレイハウンドのバス、もしくはAir Northという航空会社がダーウィン-カナナラ間の航路を持っています。

また、カナナラはブルーム(月の階段で有名なWAの町)とダーウィンを結ぶ陸路の中間の町にあたるので、オーストラリアをラウンド旅行している人は降り立つ可能性が高い町だと思います。

どんな仕事をしていたか

そのカナナラという町でぼくがしていた仕事はカフェのキッチンハンドです。

主な仕事内容としては、

  • 野菜や肉の下ごしらえ
  • 皿洗い
  • キッチン内の掃除

正直めちゃくちゃ楽な仕事内容でした。

 

労働時間は1日8時間、月曜日から土曜まで働いていました。フルタイムジョブです。

そして時給はなんと24ドル

シドニーなどの都市にあるジャパレス(時給13〜16ドル)やファーム仕事(時給20ドル前後)と比べてもずいぶん高時給でした。

そのカフェはとても小さなカフェでしたが、オーストラリアの大手スーパーマーケット【IGA(アイジーエー)】直営のカフェでした。

 

ぼくにとってとても良かったのは、ぼく以外スタッフが全員オーストラリア人でバリバリの英語環境だったこと。

ただ、田舎だったからか、同僚たちの話す英語の"なまり"がものすごく強く、聞き取るのがめちゃくちゃ大変でした。(それよりもぼくの英語力の無さが大きな問題だったんですけど。)

 

どのように仕事を見つけたか

ぼくがどのようにしてカフェの仕事を手に入れることができたのか。

あの時のことを今振り返ってみると、ぼくが仕事を得ることができたのは、

「偶然と幸運の組み合わせ」が全てだったのかなと思います。

 

そもそもなぜカナナラへ??

ぼくがなぜカナナラに行ったかというと、最初はファームジョブを探してワーホリのセカンドビザを取得することが目的だったんです。

実はカナナラはファームジョブで有名な町

ただ、ファームの仕事ってタイミングとか運とかがすごく大事でして。

町について次の日にファーム仕事をゲットできる人もいれば、2週間、3週間待ってからゲットする人、待ったけど見つからず違う町に移動する人など、いろんなケースがあるわけです。

そしてぼくはどうだったかといえば、カナナラに来て1週間ほど待ったけどファームジョブを得ることができず、ぼくより後からカナナラに来た人が先にファームジョブをゲットして働き始めるなんてこともある状況でした。

 

また、カナナラに着いた時、ぼくの貯金、

というか日本の口座にあった金額も含めて全財産が500オーストラリアドルくらいだったんです。(今思えば、完全に人生をナメてましたね笑)

500ドルだと食費を極限まで切り詰めて3週間生活できるかどうかです。

だからその期間内にどうしても仕事を見つける必要がありました。

 

あの時は冗談抜きで、「3週間後までに仕事が見つかってなかったら、晴れて人生初のホームレス生活かぁ〜」なんて思いが常に頭の中にありました。

シティジョブも探し始める

というわけで、金銭的な問題があり、ファームジョブだけに頼ってる場合ではなかったので、ファームジョブを待ちながら、カナナラでシティジョブを探し始めました。

シティジョブ探しを始めたのはたしか、カナナラについて9日目くらいからだったと思います。

カナナラは小さい町ですが、スーパーマーケットやパブ、ホテルも何件かあります。

ぼくはレジュメ(履歴書)を作り、ビジターセンターで町の地図をもらい、手当たり次第にホテルパブ飲食店スーパーマーケットに自ら出向いて、「仕事を探しています。なんでもするから雇ってもらえませんか??」ってレジュメを配りながら声をかけまくりました。

 

1日目は10件近く周ったと思います。自転車やバイク、車など持っていないので全て徒歩です。

気温35℃以上のなか、ひたすら歩きました。

ただ、そんな頑張りも虚しく、行くところ行くところ、面白いようにその場で断られました(笑)

1日目に周ったところはどこも「人は足りてるんだ」って言われるばかり。

たまにレジュメを受け取ってくれて「マネージャーに伝えておくね」と言ってくれるところはあったけど、連絡は来ませんでした。

現実は甘くはないと思ってはいたけれど、やっぱり断られるとヘコみます。あの時もだいぶヘコんでいたなぁ。

生きてることを感じ始める

変な話ですが、ぼくはカナナラで仕事探しをしている時、現実は厳しいなぁって思うと同時に、「いま、生きてる」とものすごく感じてました。

たぶん、仕事が見つからなかったら生活ができないという、日本で味わったことのない危機感みたいなものをヒシヒシと感じていたんだと思います。

 

希望が見えた、、、??

そんなこんなでシティジョブ探しを始めて3日目の朝。

ぼくは新たな希望を見つけました。

それはぼくが泊まっていた宿の掲示板にあったのです。

「仕事を探してる人!受付に来てください。仕事の情報を提供します」

との貼り紙でした。

「おぉ!!」と思い、ぼくはすぐに受付に行きました。

受付にいたのは20代後半の女性のオーストラリア人。

 

ぼくが泊まっていた宿には受付係りが2人いて、一人がその20代後半のオーストラリア人のおねえちゃん、もう一人が20代中盤のオーストラリア人のにいちゃん。

で、そのおねえちゃんの方がすこぶる評判が悪かったんですよね。

仕事中、ネットしたりケータイいじりながら対応するし、調理器具の貸し出しのお願いとかしても足元に置いてあるのに「ないから貸し出しできないよ」ってあからさまにウソつくし。

 

逆にもう一人のおにいちゃんはめちゃくちゃ評判が良かった。

なにかお願いするとすぐ対応してくれたし、英語が苦手なぼくにゆっくり話してくれたり、宿の宿泊者からすごく人気がありました。

 

で、ぼくが掲示板で貼り紙を見て受付に行った時、受付にいたのが評判の悪かったおねえちゃんの方。

ぼくはちょっと嫌な予感がしました。

「貼り紙みたんだけど仕事の情報ある?」って聞いてみると、案の定、ケータイいじりながら即答で「ないよ」という返事が返ってきました。

紙貼ってあるじゃん!!って言いましたが、「そんな紙知らない」って。

ふぅ。なんだこのふてぶてしさ!!

捨てる神あれば拾う神あり、、、

不愉快さとがっかり感の合わさった気持ちを抱えつつ、この人に対して粘っても無駄だと思ったので、部屋に戻り、レジュメ配りする場所を考え、1時間くらいしてから「よし出発だ」って、また受付の前を通ると、

なんと受付係りがオーストラリア人のにいちゃんに変わってた!!!

さっきはねえちゃんに情報なんてないって言われたけど、聞くだけ聞いてみようと思ってにいちゃんに聞いてみたら、

「ん?仕事の情報?あるぞ!ちょっと待っとれよ」ってパソコンでなにやら調べ始めてくれました。

その時点でぼく、泣くかと思いました(笑)

 

で、その時にオーストラリア人のにいちゃんが教えてくれたのが、のちにぼくが働くことになるアイジーエーのカフェ。

「キッチンハンドを募集してるらしいから行ってみるといいよ」って。

その時はまだ、仕事がもらえるって決まったわけじゃないけれど、その情報を教えてくれたにいちゃんには感謝でいっぱいでした。

 

ぼくはさっそくそのカフェに行き、「ここでキッチンハンドを募集をしてるって聞きました」ってレジュメを渡したら、カウンターにいたスタッフに「今マネージャーいないからあとで伝えとくよ」と、どちらともとれる常套句を言われました。

「現実はやっぱり甘くないか」と思ってちょっとガッカリしながらも、それを引きずってる時間もないので近くのホテルにレジュメを渡しに行くために移動していました。

奇跡のTEL

町外れにあるホテルに向かって歩いていると、滅多に鳴らない携帯が鳴りはじめました。

しかも知らない番号から。

まさか!?と思って期待と不安混じりに電話に出てみたら、

さっきレジュメ渡したカフェのマネージャーからだったーーー!!

電話口でマネージャーが「今から面接したいからカフェまで来れる??」って聞くもんだから、「イェスイェスイェスイェスイェス!!!!!!」ってめっちゃ連呼しました。笑

恥ずかしいからしなかったけど、スキップしながらカフェまで向かおうかと思いましたね、ホントに。

カフェについて無事マネージャーとの面接(簡単な質問)を終え、その場で同意書みたいな書類を書き、「じゃあ来週からよろしくね」って。

 

そう言われて店を出た後の町の景色がなんと晴れやかで鮮やかだったことか(笑)

 

 

あきらめにずに行動することが大事

そんな流れでぼくは、オーストラリアのカナナラという小さな町でオーストラリア人だけが働くカフェの仕事をすることになりました。

あの時、シティジョブを探していなかったら、
あの時、掲示板の貼り紙を見逃していたら、
あの時、受付を再度のぞいていなかったら、
あの時、ぼくより先にカフェにレジュメを出している人がいたら。

そんなことを考えると、たくさんの偶然や幸運が重なって仕事を得ることができたのだと思います。

特に受付のにいちゃんには本当に感謝です。

その後ぼくはカフェでもらった最初の給料でにいちゃんの大好きなビールを一箱プレゼントしましたが、そんなんじゃ全然足りないくらい感謝しています。

 

ワーホリをしていると、こういった人との出会い、タイミングや偶然の出来事によって、進む方向が大きく変わってきます。

ぼく自身も今回のカフェのこと以外でも、あの人と会ったから、あの時これがあったからといったことがきっかけで良い経験をたくさんすることができました。

人との出会いと優しさに感謝です。

そしてなにより、そういうチャンスは「あきらめずに行動し続ける人」にしか訪れないとも思うようになりました。

 

自分がしてもらったことを忘れず、逆の立場になった時にはぜひとも困っている人の助けになってあげたいですね。そういう人間を目指し、これからも成長していかなければ。

 

と、いわけで、ぼくがオーストラリアのワーホリ中にWA州の田舎街で高時給のローカルジョブをすることができた時の話でした。

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