この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
出会いはおもしろい
ネパールで迎える初めての朝。
起きてロビーに降ると、昨日宿に着いた時にはいなかった宿のオーナーがいた。
そしてお決まりの質問を受ける。
オーナー:「何じん?」
ぼく:「日本人です」
オーナー:「日本のどこ?」
ぼく:「名古屋だよ」
(ワーホリでオーストラリアに住み始めてからというもの、「日本のどこからきたの??」「の人??」というポピュラーな質問には地元の地名(愛知県愛西市)を言ってもほぼ100%分かってもらえないから、いつも「名古屋」と言うようにしている。本当は名古屋市出身ではないのだけど。ただ、外国人だと「NAGOYA」すら分かってもらえないことが多い。)
ところがその宿のオーナーは、ぼくが「名古屋だよ」と答えると、「名古屋のどこ?」ってさらに突っ込んでくるではないか。
お!珍しいなぁと思いながらいろいろ聞いてみると、なんとその宿のオーナー、愛知県の小牧市にあるネパール料理屋で6年間働いていたことがあるらしい。
日本がすごく好きみたいで、自分も住んでいたことのある愛知県の人間が宿に来たことをとても喜んでくれた。
オーナーの名前はラジュさんといった。
ラジュさんはとてもおしゃべりで、日本にいた時の話をたくさん教えてくれた。そんなラジュさん、もちろん日本語も大丈夫。
たまたま選んだ宿のオーナーが日本滞在経験有りで日本語が話せるなんてラッキーだ。
出会いの面白さはこういうところにある。
そしてラジュさんは話しててすぐ分かる「良い人オーラ」をジャンジャン醸し出していた。
ぼくがトレッキングに行きたいという話をしたら、仲の良い旅行会社の人を紹介してくれることに。
シンハルツアー
そんな流れで、しばらくするとラジュさんが紹介してくれた旅行会社の男性が宿のロビーにやってきた。
やってきた彼の名前もラジュさん。
ぼくの目の前には2人のラジュさんがいる。
ややこしい。
兄弟とか親戚??って聞いたら、「ううん、ただ名前が同じだけ」って。
ネパールではよくあるのかな??
そして結論から先に言うと、紹介してもらったその旅行会社でトレッキングの話を聞いた結果、今回のヒマラヤトレッキングはその会社でお願いすることにした。
他にも数社候補があったが、どこも内容や金額は似ていたから、宿オーナーのラジュさんとの出会いという縁を取った。
そもそもその宿を選んだのも個室が安かったってだけなのだが、それでもラジュさんとは出会うべくして出会ったと思っている。
ラジュさんに紹介してもらった会社でトレッキングを申し込んで、そこで出会ったガイドと一緒にトレッキングして。
偶然のように思えることも、実は必然の巡り合わせなのかもしれないと、この数年は考えるようになってきた。全ては繋がっているのではないかと。
旅行会社のオフィスに行ったら、旅行会社の社長もいて、詳しい話を聞いた。(さすがに話も聞かずに「出会い」という直感だけで契約を決めたわけではない。)
ちなみにラジュさんも社長さんも日本語ペラペラ。
そこはなんと日本人向けのトレッキングツアー会社だった。会社の名前はシンハルツアー!
看板は安っぽくて、カタカナがいかにも怪しいが、、、日本人向けのちゃんとしたホームページもある。(シンハルツアー ホームページTOP)
ネパールでトレッキングをする際、日本語でやりとりできた方が安心だという方は是非シンハルツアーへどうぞ!!
タメルでお買い物
さて、トレッキングツアーに申し込んだはいいが、ネパールでの滞在日数は限られる。なるべく時間を有効に使いたかったぼくがトレッキングの出発日にしたのは、明日。
一気に忙しくなってしまった(笑)
というわけで、トレッキングに必要なものを調達しに街へ。
カトマンズにはタメルという地区がある。
安宿街であり、アウトドア用品店が山ほどある。
タメルを歩けば2〜3軒おきにアウトドアグッズのお店が。
そして驚くべきは値段。
アウトドアが道具も大好きなぼくは、日本でもオーストラリアでも事あるごとにアウトドアグッズの店をふらつき、装備や衣服の値段ならだいたい頭に入っているつもり。
ただタメルのお店で値段を聞くと、日本の定価の半分だったり3分の1だったり。めちゃくちゃ安いのだ。
かといって、売ってる商品は知らないブランドではなく、日本人も大好きな「THE N◯RTH F◯CE」や「Pat◯gonia」がたーくさん並んでいる。
これがネパールの物価か??アウトドア好きの天国じゃん。
しかしまぁ、美味しい話には裏があるわけで。
価格帯が怪しすぎるので、隣にいたツアー会社のラジュさんに(仲の良い店が何軒かあるからと、グッズ揃えるための買い物に同行してくれた)値段や製品のこと聞いたら「コレね、ぜんぶネパールでつくってるだよ。フェイクです。」と教えてくれました。
まぁ、そうでしょうねぇ。笑
でも正直言って服の生地とかダウンの軽さや温かさとか、触ってみても日本のお店に並んでるやつと変わんないと思ったから、「ネパールの技術力スゲー」って素直に思ってしまった。
しかもブランドのロゴなんて、ちょっと違うとかじゃなくて完コピしてるから「ネパール人の度胸もスゲー」って。
これで「本物だよ〜」って売ってたら悪どいなぁって思うけど、タメルのお店は「本物じゃないけど、良いクオリティだよ」って商売してるからまだいいのかな。
でも、ブランドロゴ入れちゃってるからダメだけどね(笑)
あれだけの技術力があるなら、誰か起業して新しいネパールブランド作れば良いのに。そしたら堂々と世界で売っていけますぜ。
ちなみにぼくが購入したのは、水を入れるボトル。服はそれなりに持っていたけど、さすがに水筒は持っていなかったから。
ちなみにタメル地区は観光客用のエリアだそうで、アウトドア用品店と並んで多いのが土産物屋。
伝統的な衣服や小物、布などを売っている。
たぶん、こーゆうのが好きな人にはたまらない。
言うなれば、「リアルチチカカ」です。
チチカカが好きな人がタメルに来たら、泣いて喜ぶんじゃないかなって思う。
種類も豊富だし値段も現地プライス。
チチカカで売ってる値段の50%〜75%OFFとかで買える。
チチカカ好きはぜひタメルへ!笑
ガイドとの顔合わせ
タメルでのお買い物を終え、オフィスに戻る。
明日から12日間、一緒に行動するガイドと顔合わせをするためだ。
ヒマラヤのトレッキングには個人で許可取って山に入ることもできるが、ガイドを雇うことが主流で、その方がトラブルが少ないし、歩きならがらネパールのことやヒマラヤのことがたくさん聞けるからおすすめだ。
必要であればポーター(荷物持ち)も雇えるのだが、「自分の荷物は自分で」という思いが強いぼくはポーターはお願いしなかった。(山に入って数時間ですぐ後悔しましたがね。笑)
今回トレッキング中のガイドをしてもらうことになったのは、サンタという名前のネパール人です。
もちろん呼び方は「サンタさん」に即決定。笑
ネパールでサンタさんに会っちゃった。
サンタさんは日本語も英語も話せるから行動中はずっと日本語でやりとりすることになる。
このガイドのサンタさんがなかなか面白い人だったので、トレッキングが何倍も楽しくなった(笑)
そんなサンタさんは明日以降の記事でバンバン登場してくるのでお楽しみに!!
ネパールに着いてまだ2日目だが、滞在時間も限られているので明日からトレッキングに出発です。
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保育士のアジア旅2016Day27@ネパール【トレッキング1日目[移動日]】
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