保育士のアジア旅2016Day42@インド【1泊2万円のホテルに3,500円で泊まれた話】

この記事は、
保育士のぼく（@kazukirin1989）が26歳の時に、合計60日間（2016年2月〜4月）でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。

せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。

さぁ、出発!!

インド滞在3日目。

昨日、旅行会社で申し込んだツアーが今日から始まる。街でたまたま話しかけてきたオートリキシャのドライバーに連れてってもらった現地のオフィスで申し込んだツアー。

本当に迎えが来てくれるのか、本当に電車や予約の宿は取れているのか。実際に目の当たりにするまでは半信半疑。なんたってここはインドだから。

朝、ぼくたちが泊まっていた宿まで、ドライバーが迎えにきた。時間も予定通りだった。そしてそのままオフィスに行って、旅行の行程表を受け取る。

別れ際、スタッフの一人サミュエル（写真左端）がこう言った。

「いいか、インド人には悪い奴がいっぱいいるから観光地で声をかけてくる奴は絶対に信じるなよ。そして絶対ぼったくるからそういうやつらから何も買うなよ」と。

いやいやいや、ちょっと待て。
インドのニューデリーという世界的に有名な観光地で、知り合ってすぐに現地オフィスのインド人を信じて7万円の観光ツアーを申し込んだ日本人があなたの目の前にいるぞ(笑)

そんなことを思いながらサミュエルたちに別れを告げて車に乗り込み、いざジャイプールへと向かう。

専属ドライバー

今回ぼくらが申し込んだツアーは、最初の3日間は車1台を貸し切って専属ドライバーが観光地、ホテルへと送迎してくれるプランになっている。

ニューデリーからジャイプールへは約250km。いきなり約5時間のドライブだ。途中で休憩を挟みながら車はどんどん進んでいく。

窓から外を眺めれば、牛が歩いているは道端で人が寝ているはで、なかなかインドらしい感じが出てます。

この人が今回3日間のドライバーを務めてくれるアジャユ。

アジャユ、25歳。旅先で知り合う同世代ってすごく親近感。彼は英語も話せるからコミュニケーションもちゃんと取れる。

インドの街並み、車窓も新鮮だ。

昼ごはんは途中のレストラン??みたいなお店で食べたこれ。

チャイ、激甘
パラタ、激辛

しかも、「お好みでどうぞ」と甘さと辛さの無料サービス。

いらんわっ!!!!笑

ジャイプール到着

予定通り、約5時間ほどでジャイプールに着いた。

このジャイプールはニューデリーとタージマハルのあるアーグラという街との位置関係がちょうど三角形の頂点を成していて、このトライアングルを回るのがインドへの観光ではひとつの定番のコースになっているらしい。

車で走っていると、ラクダの停留所が。

日本では絶対見られない光景だ。

まずはナガラフォート（Nahargarh Fort）という街を展望できる要塞を訪れた。

建物の色合いや形が乾燥した大地にピッタリ。

大人数で鬼ごっこかかくれんぼをしたら楽しいだろうなと思った。

要塞なだけあって、見晴らしがいい。

もうひとつ、湖に浮かぶ宮殿、「ウォーターパレス」も観に行った。

ジャイプールでの有名な観光地「風の宮殿」は明日また来るからという理由で車で通り越し、

そのまま今日宿泊するホテルへと向かう。

嘘じゃなかった!!

さて、今日泊まるホテルの話。

オフィスでツアーを申し込んだ時に、サミュエルたちが「もうちょっと料金を上乗せすればもっと良いグレードのホテルを用意できるよ」って声をかけてくれた。

でもぼくとアイは「お金も余裕あるわけじゃないから普通のでいいよ」と言って最初は断っていた。

するとサミュエルが、「せっかくインドにきたんだから良いホテルに泊まった方が良いよ!!ちょっと待ってろ!!」と言っておもむろにどこかに電話を掛け出した。

ヒンドゥー語での会話で内容は分からなかったが、数分後、電話を切ったと思ったらサミュエルはあるホテルのパンフレットを見せながら「ジャイプールで泊まるホテル、1泊あたり3,500円追加したらここを用意できる」と提示してきた。

そのホテルがパンフレットを見る限りめちゃくちゃ豪華そうで、でも疑い深いぼくたちはその場でホテル予約サイトのBooking.comでそのホテルを調べてみた。

するとなんと、Booking.comで予約したら1泊1万5千円〜2万円の4つ星ホテルだということが分かった。

サミュエルは今の旅費に3,500円足せばココにグレードアップできるという。

ぼくとアイはBooking.comの結果を見ても、「ほんとかよ笑」ってまだめちゃくちゃ半信半疑だった(笑)

インドで1泊2万円ていったら、日本だったらおそらく1泊10万円近いクラスのホテルと同じ価値である。そんなホテルを3,500円で用意できるのかなって。

そんなふうに思いながらも、サミュエルたちが「お前は話が面白いから、フレンドリープライスだ!!泊まっとけ!!」って言うもんだから、「じゃあ信じるよ」というわけで料金を追加してお願いした。

それが昨日の話。

そして今日、ジャイプール観光を終えてドライバーのアジャユが連れてってくれたのがこのホテル。

ジャイプールの郊外にあるシャープラハウス（Shahpura House）だ。

外観はこんな感じ。

内装はこんな感じ

なんてこった。本当だったじゃないか。豪華すぎて目がチカチカする。

こんな豪華なホテル、泊まったことがない貧乏旅行者だから、どうしていいか分からずドキドキしながらロビーで待っていた。すると、レモンティーが運ばれてきた。

「おぉー、こーゆーのウェルカムドリンクっていうんだよなー、おぉーすげぇー」って田舎者のぼくはテンション上がりっぱなし。

砂糖の味しかしないレモンティーを一気に飲み干し、なんとか気持ちを落ち着けようとした。

部屋も総大理石でピッカピカ。

プールもあるし、レストランもすごく高級そう。

こりゃたしかに4つ星ですな。

こんなところにバックパック背負って来てごめんなさい。家具や部屋の雰囲気とぼくの荷物がミスマッチすぎる(笑)

このホテルは、昔は王様（いわゆるマハラジャ）の邸宅で、それを改装してホテルにしたそうだ。

どうりで豪華なわけだな。

まだツアーの序盤だが、あのオフィスのサミュエルたち、本当にフレンドリープライスでいろいろと用意してくれたのかな、信じて正解だったかな、なんていう確信が少し強くなった。

このホテルには2泊する予定だが、通常料金の1泊2万を考えると、このホテル2泊分の通常料金は、今回ぼくが払ったツアー料金の半分以上になる計算である。

お得感がすごい。

オンボロ宿を渡り歩いてインド旅行をするつもりでいたからあまりのギャップにテンションが上がりっぱなしなのだが、ここだって同じインド。

昨日まで泊まっていた1泊800円の宿から1泊2万円のホテルまで、ギャップはすごいがいろんなインドが経験できて楽しい。

そして、なにより嬉しかったのがこのホテル、お湯のシャワーが出る!!!!!

デリーで泊まっていた1泊800円の宿はお湯が出なかったから3日間、水シャワーしかできなかったのだ。このホテルで４日ぶりにお湯のシャワーを浴びれたことが最高の幸せ!!

しかしこのホテル、高級なだけあって、レストランの値段がすこぶる高い!!貧乏旅行者には結構きつい値段だったので、夜ご飯は街で食べることに!!

ぼくたちが選んだのは、マクドナルド!!!!!

ファーストフードかよっ！って思わないでくださいね！ある噂を確かめるために一度行って見たかったのです。

そして、それより何より、辛いものから逃げ出したかった(笑)

そんなインドのマクドナルドの話は次の記事で!!

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