この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
友だちと合流
インド3日目。
昨日の夜中、日本人の友だちと合流した。オーストラリアでのワーホリ中に知り合った日本人女性である。
名前はアイ(仮名)。年齢はぼくと同じだ。
アイも当時ワーホリビザでオーストラリアに来ていて、シドニーに住んでいて留学エージェントの説明会で偶然知り合った。
ぼくが今回のアジア旅行に出る少し前に、ぼくがインドに行く話をすると、アイも「仕事の都合がつけば行きたい」と言っていたのだが、なんと今回、うまく仕事の都合をつけることができたようで、ぼくがインドにいる約2週間、一緒に行動することになったのである。
なぜ2人で旅をするのかをハッキリさせておこう。
決してヨコシマな話ではないから色恋沙汰を期待している方には申し訳ないが、本当に普通の友だちだ。
理由その1は、インドに日本人女性が1人で来ることがホントに危ないから。
女の子2人でも危ないと思う。つまり「女子だけでインド」はめちゃくちゃ危険なのだ。
良い言い方をすれば日本人の女性はインドの男性にすごく人気。
でもだからこその危険がいっぱいで。悪い言い方をすればとても事件に巻き込まれやすい。
ガイドが付いてるツアー旅行以外は、女の子だけでインドに来るのはオススメしない。
とくに夜。旅中にもその危険を何度も感じた。
アイもそれを知っていて、「インドに1人で行くのは怖いが、男の人と一緒なら行ってみたい」と思っていたそうなのだ。
理由その2は、インドはぼくも1人は心細いから。笑
いろいろと不安の多いインド、一人じゃないのが相当心強い。
ちなみにアイは看護師だ。もし体調が崩れた時にも頼りになるだろう。
お互いのタイミングと利益が一致したことで、今回のインド合流が実現した。
というわけでここからしばらくは、アジア2人旅となる。
デリー観光
朝9時、昨日予約したデリー観光のドライバーが時間通りに宿まで迎えにきてくれた。
この時点であの(昨日半ば無理やり連れて行かれた)オフィスが良いか悪いか判断できないが、まずはひと安心。
ツアーの行き先はほぼドライバーにお任せして、デリー市内の観光名所に連れてってもらった。
インディアン•ゲート
ロディガーデン
野生のリスがいっぱいいた
アヒルもいっぱいいた
ロータステンプル
このロータステンンプルは、近くで見れば見るほど(シドニーの)オペラハウスがトランスフォームした感じだった。
外壁の形や溝の入り方がオペラハウスにそっくり。
ちなみにこれは宗教施設でお祈りをする立派な場所なのだが、何も知らないと「宇宙人に洗脳されて無意識で宇宙船に引き寄せられる地球人」みたいな絵になる。
ショッピング
ドライバーが観光の途中で「ここでショッピングだ!!」と言って、服屋にも連れていかれた。
こう言うと失礼かもしれないが、お店の店長が絵に描いたようなインド人だった。
ぼくはシャツやクルタというインドの服を試着し、アイは色鮮やかなサリーやストールを試着した。
その中で、なんとなく気に入ったのでぼくはカレー色のシャツを購入。
アイはバンジャビドレスという鮮やかな服を購入していた。
試着をするたびにお互いを見てぼくたちは日本語で「それインドっぽい!!」「めちゃくちゃインドっぽい!!」という会話しているのを聞いていた若い店員が「インドっぽいってどういう意味だ??」なんて聞いてくるから、「looks like Indianて意味だよ」って教えておいた。
そしたらその店員さん「お〜、じゃあ次から日本人のお客さんがきたら『インドっぽい』って言うね」と喜んでいた。
他にも接客で使える日本語教えてっていうからノートにいろいろ書いてあげた。
そしたら、最終的に「お礼に」と言って、インドのマハラジャが結婚式などで着る1着10万円の服を試着させてくれました。ご飯1食が30円くらいで済んでしまう国の10万円の服というのは相当に価値が高い。普通はお金持ちにしか試着させないらしい。
ぼくが着たらこんな感じになった。
マハラジャ、マハラジャ〜。(ぼくは日本で色黒だと事あるごとに言われ続けているが、本場はやはり土俵が違うと感じた。)
あのオフィスで
さて、観光ツアーも終わって夕方にはあのオフィスに戻り、アイも交えて明日からの予定を相談する。(アイには日中の観光の合間に昨日の出来事をかくかくしかじか全て説明しておいた。)
昨日と同じ3人、サミュエル、ジョン、シュメルと相談しながら進めていく。
結果から言うと、このサミュエルたちに列車のチケットと数日間の宿の予約を含めたツアー日程をお願いすることにした。
なぜかというと、インドでは3月24日にホーリーという大きなお祭りがあり、日本のお盆や正月みたいなもので人がたくさん移動するから、電車の予約を取るのが難しいらしい。
このことはオフィスの彼らからではなく、タクシーの運転手やオートリキシャの運転手、宿の受付の人からも同じことを聞いていたため本当の情報だろうと判断。
限られた日数の中で列車の予約が取れなくて思うように移動できなかったらイヤだということもあって、に頼むことにした。
インド人がしてくる話に乗るというのは非常にリスクの高い賭けだが、昨日の出会った時のことも含めてサミュエルたちと数時間一緒に過ごして「この人たちなら信じてもいいかな」と思えたので、今回のインド旅行は彼らに託してみることにしたのである。
アイもぼくの判断に納得してくれた。
ぼくたちが予約を決めたからか、3人も笑顔だった。
さてさて。
とはいえ、である。
どうなることやら初インド、、、笑
みんなでパブへ!!
オフィスでツアーの支払いを済ませたあとはサミュエルたちが昨日から誘ってくれていたこともあり、一緒にパブに行くことに。
メンバーはシュメル、サミュエル、ジョン、ぼくとアイの5人。男4人と女1人の組み合わせである。
インドで初のパブ。
席について、メニューを見ながら当然のように「さて、何飲む??」という話になる。
サミュエルたちはアイに「せっかくだからお酒飲みなよ」と冗談混じりにしきりに勧めている。
「26歳の日本人女性を酔わせて変なことするつもりじゃないだろうな?」と疑いを持ちつつ、話題を変えようと思ってぼくは3人に「普段お酒なに飲むの??」と聞いてみた。
ここが行きつけのパブだって言ってたし、3人ともすごく仲が良いからこのパブでいつもベロベロになるまで飲んでるんだろうなぁと思っていたら、なんと帰ってきた答えが、
「俺らムスリム(イスラム教徒)だからアルコールは飲まないよ」って。
なんでパブにきたんだ??笑
というわけで結局テーブルに運ばれてきたのは
モヒート(お酒)→アイ
レッドブル(エナジードリンク)→シュメル
ダブルチョコシェイク×2→ぼくとサミュエル
セブンアップ(炭酸ジュース)→ ジョン
アルコール1のノンアル4
しかもノンアルは全員男(笑)
パブに来る必要あったのか??笑
、、、よくよく聞いてみると、彼ら、ぼくらがお酒飲みたいだろうって気を使ってパブに連れてきてくれたみたい。
彼ら、優しかった。ただ、ぼくお酒飲めないんだ、ごめんよ(笑)
しかも2杯目に至っては、男4人と女1人のテーブルに運ばれてきたのは、
オレンジジュース×3
ダブルチョコシェイク×2
いよいよ女子会が始まった(笑)
まぁそんな感じでワイワイとソフトドリンクを楽しんだあと、次の日も朝早いからと20時頃には解散した。
パブにいた時にサミュエルたちから、「普段はこうやってお客さんと飲みに来ることなんてないんだけどさ、今回はお前(ぼく)がすごくフレンドリーだから誘ったんだ」と言われて素直に嬉しくなってしまった(笑)
営業トークなのか本当にそう思って言ってくれたのか定かじゃありませんが、そこはやっぱり信じたい。
褒められたら嬉しくなってしまう。心底単純な26歳の保育士でございます。
出会った人を信じる旅
さて、いよいよ明日からサミュエルたちがスケジュールを組んでくれたインド旅行が始まる。
もう代金は全額支払済み。
合計金額だけを言えば、10日間の移動費、宿泊費などで日本円で約7万円払っている。この7万円が相場通りなのか、ぼったくりなのか、はたまた割安なのか。
今の時点ではまだぼくたちにはわからない。
ちゃんと列車は予約できているのか
ちゃんと宿は予約されているのか
ちゃんとドライバーは迎えに来るのか
これらの不安は、ツアー最終日に全ての予定が終わるまで拭えない気がする。。。笑
ぼくの人を見る目は信頼できるのか。今までたくさんの良い人と出会ってきたぼくだけど、今回もその出会い運が発揮されているのか。
インドを出国する頃にはそれが明らかになっているでしょう。笑
人生初のインド旅行は、
「全てを自力で手配して安く済ませる旅」ではなく「出会った人を信じてみる旅」になりそう。
まずは明日、車でジャイプールという街に向かう!!(という予定にスケジュール上はなっています笑)
さて、どうなることやら、、、
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