この記事は、
保育士のぼく(@kazukirin1989)が26歳の時に、合計60日間(2016年2月〜4月)でアジアの国を中心に10ヶ国1人で旅した記録です。
せっかくなので旅行記っぽく書いていきます。
日の出を見るぞー
今日はカジュラホの遺跡で朝日を見るつもりで、朝早くからホテルを出発した。
今の時期、インドは乾季。
乾季だから雨なんてほとんど降らないはずだし、空気も乾燥してるはずなのだ!!
綺麗なサンライズが楽しみだ。
遺跡に向かう途中で空が徐々に明るくなってきて、どえらいことが判明した。
今日くもりッ!!!!
しかもけっこう分厚い雲じゃん!!
日の出は〜
見えない!!笑
いいもん。
空が明るくなったらそれでいいもん。
今日も顔を出してくれてありがとうおてんとさま。
カジュラホで遺跡を巡る
カジュラホという街は、インド旅行に来てわざわざ足を運ぶ人がいるのかって不安になるくらい小さい街だ。
しかし、世界遺産の遺跡やトラが見れる国立公園が近くにあるから観光地としてインド国内ではなかなか知名度はあるようだ。
ぼくたちが今回なぜ訪れたかってといえば、デリーでツアーを申し込んだ時に「カジュラホは小さくて静かな街だから行った方がいい!」って勧められたから。それだけ。
「そんな勧めるなら」と2週間しかないインド滞在期間に1泊2日の予定でやってきたわけだ。
ぼくたちのカジュラホ滞在時間はすごく限られていたため、日の出(見れなかったけど)のあとは遺跡2ヶ所回った。
そのうちの一つは世界遺産にもなっている「カジュラホの建造物群」の西群の寺院。
そして『地球の歩き方 インド』には、カジュラホの遺跡はエッチな造形が多いと書いてあった。
たーしかに!!あったあったエッチな像!!
遺跡群内にはいくつかの大きな寺院遺跡があって、それぞれの寺院内にヒンドゥー教の神さまが祀られている。
エッチエッチいうのもエッチなので、ここからは地球の歩き方でも使われている「官能的」という表現を使うことにしよう。
官能的な遺跡
それぞれの寺院の外壁はだいたい同じ模様、様式で作られているようで、彫られている官能的な像も全ての遺跡にあるようだ。
掘られている像を細かくみると少しずつ違いがあるのだが、ぼくたちはゆっくり観光する時間がなかったので、違いなどを探して楽しむ時間はありませんでした。
こんなあからさまなやつもあった。思わず顔が赤くなってしまう(笑)
『地球の歩き方 インド』によると、この官能的な像はミトゥナ像(男女交合像)と呼ばれるもので、「自己と絶対者との完全な同一性」を唱えるタントリズムという思想の影響を受けているそうです。
その後時間をかけて、女性の内にある性力(シャクティ)や性的結合そのものが神聖視されるようになり、寺院に飾れるべき対象へとなったそうです。
宗教、奥が深い。
宗教がじゃなくて、人間が奥が深いのかな。
そんな一風変わった遺跡を見ることができるカジュラホだった。
カジュラホには性を強調した官能的な彫刻がたくさんあった。
駅へ戻れー!!
さて、ぼくたちがカジュラホで観光ができたのは朝6時〜9時までの3時間。
今日の夜行列車の出発は16時30分。
サトナ駅へはカジュラホから車で3時間かかる。
昼過ぎにはカジュラホを出ないと列車の出発に間に合わない。
カジュラホにはぼくたちが見たところ以外にも何ヶ所か遺跡(同じく官能的なやつ)があるらしいのだが、列車に乗るために駅に向かわなければ行けなかったため、なくなくカジュラホをあとにすることに。
昨日3時間かけて走ったガタガタ道をまたガタガタ走る。
休憩もほぼなく、列車出発1時間前に無事サトナ駅に着いた。
さっき、16時30分発の列車なのになんで「夜行列車」って呼ぶのか気になっただろうか??
べつに気になってないですよね(笑)
でも言わせていただきます。
ぼくたちが今から乗るコルカタへ向かう列車は出発が夕方4時半、到着予定時刻が翌日の昼12時だ。
予定では約20時間の列車移動。
夜通しどころかほぼ丸1日電車の中です。
寝台列車だから寝転ぶところはあったけれど、窓がない席だから昼夜も景色もへったくれもない20時間の列車移動。
これもインド!
すべてインド!
インドに来て9日目、インドのスタイルにだいぶ慣れてきたよ。
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保育士のアジア旅2016Day50@インド【21時間の列車移動。そしてコルカタ到着!!】
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