3〜6歳

「早くしなさい!」と子どもを急かさなくなる"とってもシンプル"な方法

かんかん

こんにちは。 教育メディアサイト『子育てコンパス』運営者のかずきです。普段は愛知県名古屋市でベビーシッターをしています。
このサイトでは0歳〜6歳の子どもを育てているお父さん・お母さんに向けて「知っておくとためになる子育て教育情報と、親の悩みを解決する情報」を発信しています。

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「早くしなさい!」と子どもを急かさなくなる"とってもシンプル"な方法


現代社会は何かと忙し過ぎますね。

常に時計を気にしながら、いつも時間に追われている感覚です。

そんな忙しい生活の中で、我が子についつい言っていませんか??

「早くやりなさいッ!」

家庭内でよく聞く「早く」辞典

  • 早く起きなさい!
  • 早く食べなさい!
  • 早く準備しなさい!
  • 早く履きなさい!
  • 早くやりなさい!
  • 早く寝なさい!

早く早く早く、、、子どもたちはいつも急かされてる気がします。

そんなに急かされたらせっかくのご飯も美味しくなくなってしまいますよね>_<

 

しかし、世の親御様も、できることなら子どもに「早く早く」と言いたくないはずです。

そこで今回は、「早くしなさい!」と子どもに言わなくても済むシンプルな方法を紹介します。

言われる立場の気持ちを考えてみる

最初に少しだけ耳が痛くなる話になってしまいますが、、、

現代は「早くしなさい!」と子どもにたくさん言わなければいけないくらい、親御さんも忙しいということですね。

でも考えてみてください。

例えばあなたの職場で、上司やお客さんが、あなたに対して「早く◯◯してよ」「まだ◯◯やってないの?」と言ってきたら、どう感じますか?

昼食の時に「◯◯さん、早く食べてよね」と言われたら、、、イヤな気分ですよね。

 

子どもは一生懸命やっている

しかし、子どもはまだ未熟な部分が多く、食事も身支度も時間の使い方にしても、周りに支えてもらう必要がある存在です。

「早くしなさい!」と言われる子どもも、実はすでに一生懸命やっているものだったりします。

 

ということは、そんなことを言う親が悪いの?」

と言われると、ぼくはそうではないと思っています。

 

誰もが忙しい現代社会において、「忙しいことが悪い!」と言われてしまったらこの問題を解決できなくなってしまいますから。

 

「仕組み」を変える

そこで、本題です。

今回のように、子どもが悪いわけでもなく、親が悪いわけでもない状況で(親が子を急かしてしまうという)問題が起こっている。改善すべき点はどこにあるのでしょうか。

ぼくは、「仕組み」を変えることが一番の解決策になると思っています。

実際、ぼくが仕事で子どもと関わる際に、公園から帰る時や遊びを中断する時には、今回紹介する方法を使うことで「早く早く!」と言わなくてもスムーズにことが運ぶようになりました。

意外とシンプルな方法です。

 

「10分、前倒しで声をかける」

そのシンプルな方法とは、「10分、前倒しで声をかけること」です。

 

2歳〜6歳くらいのまだ小さな子どもは「流れが変わること」が苦手です。

「ご飯できたから早く来てね〜」と言われた時に「イヤ!」と言うのは、ご飯を食べることがイヤなのではなく、"今ままでしていたことと違うことをまた新たに始めなければいけない"という心理的な負担が、子どもは苦手なのです。

分かりやすく言うと、「気持ちの切り替えがまだ下手っぴ」ということになります。

 

10分前に声をかけることで、子どもが気持ちの切り替えにかける時間を10分ほど持てることになります。

 

本当に間に合わせたい時間の10分前に「そろそろ◯◯しようか」と声をかけるようにしてみてください。

そうすれば、子どもの言う「最後の1回」が2〜3回になっても、「あとちょっと」が4〜5分遅れても、本当に間に合わせたい時間には間に合います。

 

「10分間」という時間を持つことで、子どもも気持ちの切り替えが余裕を持ってできるので、活動の移行もスムーズになりますし、親御さんもイライラしなくて済みます。

相手の声が荒立っているか優しいかというのはよく分かるので、3分前に「早く◯◯しなさい!」と言われるのと、10分前に「そろそろ◯◯しようか」と声をかけられるのは、実は雲泥の差です。

優しく余裕のある声で伝えるだけで、子どもの気持ちの切り替え方も大きく変わります。

 

食事中に「早く食べなさい」と言わなければならない理由

ちなみに、食事中に「早く食べなさい」と言わなければならなく原因の多くが、「子どもの意識を惹きつけるものが他にあるから」だったりします。

例えば、

  • テレビがついている
  • 動画が流れている
  • おもちゃが近くにある
  • 立ち歩いている

などの状況が考えられます。

もちろん、「苦手な食べ物がある」「すでにお腹がいっぱい」などの生理的な状況も考えられますが、多くの場合、3〜6歳の子どもが食事以外の物に意識が向く「仕組み(環境)」が出来上がっていることが原因の場合が多いです。

食事中(特に朝の忙しい時間帯)は、子どもに「早く食べなさい」と声をかけるよりも、他の物に興味が移らない工夫をすることがオススメです。

 

まとめ

というわけで今回は、「早くしなさい!」と子どもを急かさなくなる"とってもシンプル"な方法を紹介しました。

今回のポイント

  • 子どもは次の行動をするために気持ちの切り替えが必要
  • 気持ちの切り替えには10分〜15分くらいかかると思っておく
  • 本当に間に合わせたい時間より10分、前倒しで声をかける
  • 食事中は子どもの視覚を奪うものは遠ざける

ぜひ実践してみてください^_^

お子様と素敵な時間が過ごせますように願っています!!

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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