3〜6歳 幼児教室・教材

子どもが楽器(音楽)を習うメリットと習い事を継続するためのコツ

かんかん

子どもの習い事で「楽器」や「音楽」を検討している親御さんは多いと思います。

習い事の定番であるピアノをはじめドラム・ギター、ヴァイオリンなど、音楽系の習い事は常に人気が高いです。

今回は、そんな音楽系の習い事の「知られざるメリット」と「継続するためのコツ」をご紹介します。

楽器演奏がもたらす効果

アメリカのジョージア工科大学に音楽知能研究所を創設したパラグ・コーディア元教授によると音楽やアートは「創造性の火付け役」「人が生きることや人の心の基盤となるもの」なのだそうです。

また、楽器の練習が子どもたちの独創的な表現力を育むことも研究から分かっています。

そしてなにより、音楽とは「音を楽しむ」と書くように、机に向かう勉強とは違い、体を動かす遊びの一貫として楽しみながら学べるというメリットがあります。

 

楽器別のメリット(期待できる効果)

では次に、楽器ごとのメリット(期待できる効果)をみていきましょう。

ピアノ

ピアノは両手を使い、10本の指を巧みに動かしながら演奏します。

そして「いま演奏すべき音」や「次に引く音符の情報」など膨大な情報量を短時間で処理する必要があるため、右脳と左脳の両方の発達が促されます。

そのためピアノは、計画性や社会性、問題解決能力、運動能力、言語能力といった知能を高めることができると言われています。

 

ヴァイオリン

多くの子どもたちにレッスンをしているヴァイオリニストの西谷国登氏は、ヴァイオリンは気軽に誰かと一緒に演奏でき、練習で共演者とコミュニケーションをとる機会も生まれるため、自然と社交性が養われるといいます。

 

ドラム・ギター

「叩けば音が出る」という気軽さは、物を操作することが大好きな子どもには馴染みやすく、演奏には全身を使うので筋力の発達や運動能力の向上に繋がる効果も期待できます。

 

歌・ボイストレーニング

人前で歌うことは、慣れていない人にとってはかなり勇気がいるものです。

習い事を通して普段から人前で歌うことや声を出すトレーニングをしていると、自己表現が得意になり、歌も上手になって自分に自信を持つようになる子も多いようです。

また、ダンスや演技、楽器演奏との相性も良く、発展性があるのも魅力ですね。

 

始めるのに良い時期は?

楽器を本格的に始める時期は6〜9歳頃が理想的のようです。

ただし、音楽に関しては6歳までの課程もとても重要で、南カリフォルニア大学ソーントン大学音楽学校のロバート・A・カティエッタ教授によると、子どもの脳の発達を考慮すると、歌や音で遊んだり、音楽そのものに触れるのは生まれた直後からが望ましく、楽器のレッスンを体験してみるのは5歳くらいからがちょうど良いそうです。

0歳〜5歳まではクラシック音楽やさまざな楽器が使われている民族音楽を聞ける環境を用意したり、自分が操作することで音が出せるおもちゃが身近にあるとよいということですね。

 

習い事を継続するコツ

音楽は「音を楽しむ」ものだと最初に書きましたが、楽器の練習でも「無理やり」「長時間」など子どもにとって負担になるような関わり方をしていると子どもが楽器嫌いになってしまう可能性が高くなります。

子どもが小さなうちは1回の練習時間の目安は子どもの集中力が続く10分程度で良いそうです。

より理想的なのは、練習する時間を決めておくことで、「園や学校から帰ってきたらまず10分だけ」「ご飯を食べる前にもう10分」などパターン化することで子どもも楽器に触れる習慣が自然とついてきます。

何度も繰り返しますが継続の1番のコツは「楽しむこと」です。

「楽器を楽しむ」という点でいうと、これは他の習い事でも同様ですが、親が興味を持っていることには子どもも興味を持つ傾向にあります。

「子どもが習っている楽器を一緒に弾いてみる」「分からないことを子どもに質問してみる」「演奏動画を一緒にみてみる」など、親の関心が子どものやる気を引き出す場合が多くあります。

 

「せっかく習っているのだから練習しなさい」というスタンスでは、楽しさはなかなか生まれません。

「せっかく習っているのだからどうすればもっと楽しくなるかを子どもと一緒に考える」というスタンスがオススメです。

まとめ

今回は楽器をはじめ音楽系の習い事の「知られざるメリット」と「継続するためのコツ」を紹介しました。

どんな習い事をするかというのは月謝のことや近くに教室があるかなど複合的な要因も影響してきます。

そんな中でも手軽にできることは、朝起きた時や夜寝る前などに(テレビではなく)いろんなテンポの音楽を流すようにして様々な音楽に触れられる環境を用意してあげることではないかと思います。

 

参考書籍

「この本は、子育て参考本の永久保存版です!」

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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